リトアニアには、いつか行ってみたいとずっと思っていました。 特に、外交官 杉原千畝の赴任先であるカウナスの 旧日本領事館に実際に足を運んでみたい思いが強かったのです。
2月に訪れたリトアニア
さて、雪に覆われる真冬にバルト三国を旅行するのは少し躊躇し、断念しかけたのですが、 バルト三国を南から北に向かって一筆書きルートで巡るツアーを見つけ、予約することにしました。
ヘルシンキから往復飛行機で楽々♪
お得価格で行くツアーは、ヘルシンキからフェリーでタリンへ。 その後、南に向かって観光 → そして北のタリンに再び戻るものが多いんですね。 でも、それって移動時間が長くなってしまい、時間的に無駄が多くなってしまう。
でも今回のツアーは、ヘルシンキから飛行機でビリニュスに一飛びし、 タリンに向かって北上しながら観光していくもので、とっても効率的で良かったです。
冬旅行のメリットと リスク
冬旅行のメリットは、何といってもお得価格でヨーロッパにも行けてしまうこと。 そりゃ寒いし、日は短いから遅くまで観光するのは女ひとりでは躊躇するけど、 澄みきった空気の中、 雪景色やライトアップされた旧市街は、何とも言えない美しさです。
でも、一番困るのは雪の影響による飛行機の遅延や欠航。 今回の旅行では、ヘルシンキが大雪のため飛行機の日本到着が遅延。 無事出発できるのか、ヘルシンキで無事乗り継げるのか、ハラハラでした。
更に、飛行機の乗り継ぎ時間が短い時に起こりやすい 手荷物遅延(ディレイバゲージ)や、ロストバゲージ。 私は運悪く、荷物積み残しの被害者になっちゃいました。。
【旅先のトラブル】ロストバゲージについては、こちらに書いています
寒さ対策 - 折しも ヨーロッパは大寒波中
旅行前には、いろいろなサイトで天気予報チェックをしていました。 そして、出発前にわかっていたのが、 今回とんでもない大寒波がやってきているということでした。
よりによって・・・! マイナス20度の世界なんて想像できない。。。 でもでも、とにかく寒さ対策を念入りに見直さなければ。
極寒の中の旅行対策として、改めて念入りに用意したのは下のようなものです。
やや丈の長いブーツ - 防水性有り、裏が凹凸のもの
ブーツの中には、靴下を2枚 + タイツを履き、更に靴用のカイロも入れられるよう 大きめのものを改めて購入しました。 大きいサイズのブーツは早めに買わないと品薄になってしまうので要注意です。
ちなみに、スノーブーツ(スノーシューズ)を買おうかと悩んだのですが、 観光のために歩くところは意外と凍った状態ではなかったので、 結論として今回の旅行では普通仕立ての靴で全く大丈夫でした。 ただし、靴の底がツルツルのものやヒールになっているものは厳禁です。
撥水スプレー(防水スプレー)
雨や雪が染み込むのを防ぐために購入し、 出かける前に、念のために靴やコートにシュッシュッとしていました。 吹雪いたり、雨が降ったりした時に功を奏すると思います。 深く雪が積もった道を歩く時も安心です。
防寒具 - コート・ベスト・スヌード・マフラー・帽子・手袋等
コートはもちろんのこと、ヒートテックの下着やタイツなども要準備です。 スヌードは持ってなかったのですが、余りの寒さに現地購入し、とっても重宝しました。 雪原などを歩く時は、顔を出しているのも痛いような寒さだったので、 帽子、コートのフード、マフラー、スヌードなどを使って、 目以外は、できる限り覆って歩きましたよ~。
ホッカイロ - 貼らないタイプもお勧め
私は、貼るタイプのホッカイロを体の前に後ろにと、一日4枚ほど貼りまくるつもりで、 たっぷりと持っていきました。 でも!建物の中、バスの中などはとーっても暖かいのです。 私、暑すぎて早々と 貼るカイロを取り外しちゃいました。
外を歩く時に、コートのポッケの中に入っているくらいでいいんじゃないかなと思いました。
なので、私のお勧めは、貼らないタイプのホッカイロです。 外と中の気温差が半端ないので、体に常時貼りつけるのはお勧めじゃないです。 後は、薄手のカーディガンやベストなど、脱ぎ着しやすいもので調節する方が良いと思います。
また、靴に貼るタイプのカイロも持っていきましたが、これは不要でした。 靴下を二重に履いて、厚めのブーツで十分寒さに対応できました。
意外に平気!氷点下の街観光
旅行前は、現地天気予報のマイナス20度・・という活字に震えあがっていましたが、 現地では意外に大丈夫でした。 極寒のバルト三国の観光、真冬でも心配無し! 氷点下の中でも、毎日、張り切って歩き回り、私は思いっきり楽しめました。
ただし、これは雨が降ったり、雪が降ったりしてない場合です。 少しでも吹雪いたりすると、ちょっと外を歩くだけで驚くほど体力を奪われます。 旅行中は 雨が降らないに越したことはありません。 冬のバルト三国旅行、雨や雪模様にならないことを祈るばかりです。