Blogger

【ジェノヴァ】 世界遺産のロッリ邸宅群と旧港エリアを中心に散策を楽しむ - イタリア旅行記

イタリア最大の港を有するジェノヴァ(Genova)は地中海沿岸に面した美しい港湾都市で、古くから貿易の要所として繁栄してきました。

世界遺産に登録されたロッリの邸宅群をはじめ、観光スポットがたくさんあります。

ジェノヴァ - 見逃せない観光スポット

ジェノヴァでは豪華な邸宅が建ち並ぶガリバルディ通りや旧港エリアを中心に、美しい風景を楽しみながら散策しました。

ロッリの邸宅群へ - 旧市街散策

ソプラーナ門

ジェノヴァ旧市街への入口門の一つ、南東方向にあるのはソプラーナ門(Porta Soprana)です。

城壁の一部であった石造りの門は12世紀に造られたそうで、中世の反映した時代の象徴的な存在です。

コロンブスの家

ソプラーナ門からすぐ東方向には新大陸の発見者として名高いコロンブスの家(Casa di Cristoforo Colombo)があります。

コロンブスの生家がここにあったことから18世紀に再現して造られたそうです。 裕福ではなかったと思われる小さな建物で、旧市街と新市街の狭間に崩れそうな感じでひっそりと建っていました。

でも、世界的に有名な冒険家の生家ということなので、できれば建物内を見学したかったです。

フェッラーリ広場

ソプラーナ門から北方向に向かって300mほど歩くと、大きな噴水がある美しい広場に出ます。

ジェノヴァの中心ともいえるフェッラーリ広場(Piazza Raffaele de Ferrari)で、周囲は歴史的な建造物に囲まれています。

ドゥカーレ宮殿

フェッラーリ広場の西方向に建つのはドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)です。 13世紀に建てられた歴史があり、現在では美術展覧会など文化的展示場などに利用されているそうです。

フェッラーリ広場側から外観を見ただけだったのですが、彫刻などを施したファサードは全く雰囲気が異なるようです。

カルロ・フェリーチェ劇場

カルロ・フェリーチェ劇場(Teatro Carlo Felice)はオペラ劇場として1828年に建設され、その後再建されたそうです。 フェッラーリ広場の北方向に建ち、入口前にはイタリア統一に貢献したジュゼッペ ガリバルディ像がありました。

カルロ・フェリーチェ劇場ではオペラ、バレエ、クラッシックコンサートなどの他、現代音楽などジェノヴァの文化的イベントの中心として重要な役割を果たしているようです。

ガリバルディ通り - ロッリの邸宅群

ガリバルディ通り(Via Giuseppe Garibaldi)はフェッラーリ広場から北方向 500mほどの所に位置します。 16~17世紀に建てられた貴族の豪華な邸宅が建ち並ぶ美しい通りで、ロッリの邸宅群として世界遺産に登録されています。

通りの両側にはルネッサンス様式、バロック様式などで建てられた邸宅が並び、歴史的な趣を感じます。

カレガ・カタルディ宮殿

東方向からガリバルディ通りに入り、まず立ち寄ったのはカレガ・カタルディ宮殿(Palazzo Carrega-Cataldi Genova)です。

現在は商工会議所本部となっているそうで、内部を見学させてもらいました。

中でも黄金の間は部屋中が黄金の装飾でキラキラ輝いており、圧巻の豪華さでした。

ポデスタ宮

ガリバルディ通りを少し歩くと、斜め前にはポデスタ宮(Palazzo Nicolosio Lomellino)がありました。 こちらもファサードの彫刻が大変美しかったです。

トゥルシ宮

トゥルシ宮(Palazzo Doria Tursi)は現在は市庁舎として使われており、一部は美術館として見学できるようです。

階段を上っていってみると、とても素敵な雰囲気の回廊になっていました。

白の宮殿

白の宮殿(Palazzo Bianco)はトゥルシ宮に隣接しており、現在は主にイタリア絵画を展示する美術館として使われているそうです。

赤の宮殿

赤の宮殿(Musei di Starada Nuovo Palazzo Rosso)は名前通り赤褐色の外壁で目を引く邸宅で、 こちらも美術館として使われているそうです。

豪華な美術品や調度品が置かれた各部屋の見学もできるようなので、時間をかけてゆっくり見学したかったなぁと思いました。

豪華な邸宅群が並ぶガリバルディ通りから西方向にはジェノヴァの旧港があります。ここも徒歩での移動が可能な距離です。

旧港 (ポルトアンティーコ) エリア

かつて海洋貿易で栄えたジェノヴァの旧港エリアは再開発が進み、水族館などのレジャー施設がつくられています。 また、ホテルやレストランなどが建ち並び、絶景やグルメを楽しむことができる人気エリアとなっています。

ジェノヴァ水族館

横から見ると巨大なコンテナが並んでいるようにしか見えないジェノヴァ水族館(Acquario di Genova)の外観です。 コンテナ物流が盛んだった歴史を象徴しているのでしょうか。

ヨーロッパでも2番目の規模を誇る充実した水族館だそうです。

植物園

巨大な長方形の水族館の横には、がらりと雰囲気の異なる丸い建物が見えました。 これは植物園(Biosfera)だそうです。

中は温室になっており、熱帯植物や、鳥類、爬虫類などがいるようです。建物は目を引くけど、大きさからして見ごたえはどんな感じなんでしょう。

ネプチューン号

水族館から右手方向には圧巻の外観!ネプチューン号(Vascello Neptune)があります。 17世紀のスペインのガレオン船を再現したもので、映画に使われたそうです。

旧港の雰囲気を盛り上げる絶好のビューポイントとなっています。

カリカメント広場

旧港の手前にあるカリカメント広場(Piazza Caricamento)です。 このあたりの雰囲気がとても素敵!

広場に沿ってカラフルな外観の建物が並んでいました。

ラファエレ・ルバッティーノの記念碑

広場中央にあったのはラファエレ・ルバッティーノの記念碑(Monumento a Raffaele Rubattino)です。

ジェノヴァが海洋貿易で栄える礎を築いた人で、その業績を称える記念碑だそうです。

サン・ジョルジョ宮

カリカメント広場の一番南寄りにある、金色のフレスコ画が描かれた建物はサン・ジョルジョ宮(Palazzo San Giorgio)です。

近づいてファサードを見てみると、更にカラフルに6人の偉人像が金色で描かれていました。

現在は市港湾管理局として利用されているため外観のみの見学となりますが、見ごたえある美しい建物でした。

ジェノヴァ中心部には歴史的観光スポットがほどよい距離にあり、充実した楽しい時間を過ごすことができました。

ホテル ノボテルジェノヴァ オバスト

宿泊したのはホテル ノボテルジェノヴァ オバスト(Novotel Genova City)です。 旧港エリアから西方向に車で10分ほどの所に位置します。

ロビーは開放的で明るい雰囲気でした。

客室はゆったりしており快適に過ごせました。

客室からの風景は遠目にジェノヴァ港がちらっと見えたものの、高速道路に近接しており良い眺望とは言えませんでした。

朝食メニューは一般的な内容で、新鮮なフルーツやサラダもありました。

ホテル ノボテルジェノヴァ オバストはジェノヴァ中心部へのアクセスが良く、周遊ツアーでの観光に便利なホテルでした。

ジェノヴァ観光スポットマップ

ピンクライン:徒歩散策ルート
黄緑ライン:ガリバルディ通り