パヴィア修道院はミラノから南方向へ約30kmのところに位置します。
ロンバルディアゴシックで建てられた修道院のファサードは大変美しく、世界5大修道院のひとつに数えられています。
パヴィア修道院(Certosa di Pavia)
入口門へ
パヴィア修道院はミラノからジェノバに向かう直線上にあり、周遊ツアーの中に観光が組み込まれていました。
人里離れた静かな地域で、周囲には木々が茂り田園風景が広がっていました。
駐車場からしばらく歩き、入口へ。
入口の上部には鮮やかなフレスコ画が描かれていました。
外観・ファサード
入口をくぐると、修道院の美しいファサードが目に飛び込んできました。
白い大理石で造られたパヴィア修道院は、ミラノ大聖堂を思い起こさせる美しさです。
垣根道がまっすぐ修道院まで続いており、近づいてみると繊細で豪華な彫刻やレリーフに感動しました。
パヴィア修道院内部は見学可能ですが、残念ながら写真撮影は不可です。 また、修道院に併設されている修行僧の住まいである僧坊を見学するには修道士によるガイドが必要となっています。
祭壇、回廊、中庭、僧房の見学は無料でできますが、最後に寄附する形です。
回廊・中庭
まずは修道院内部の祭壇などを見学し、その後小回廊へ案内してくれました。
柱のアーチ部分には聖人などの顔が細かく描かれていました。
回廊内には緑豊かな中庭がありました。季節によって花で溢れる花壇となっているようです。
大回廊の広さは125m×100mもあり、柱群は122本に及ぶそうです。 このエリアは現在も修行僧の居住に使われており、一部の僧房を見学することができました。
ドア上部や横枠にも美しいフレスコ画や彫刻があり見事でした。
修道院裏の小さな庭は紫のラベンダーで彩られていました。
パヴィア修道院は訪れるまでは全然知らなかったのですが、実際に目の前で見て想像以上の豪華な外観と内部に圧倒されました。
アクセスしづらい場所にあり、個人旅行では絶対に訪れることはなかったと思うので、観光ルートの中に組み込まれていて本当に良かったです。
周辺航空写真
縮小すると、ミラノや ジェノバとの位置関係を確認できます