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【2度目の悲劇!ディレイドバゲージ】スーツケース無しでヨーロッパ旅行 - 受け取ったのは帰国後 羽田だった

海外旅行に出かけて現地に到着し、まず最初にドキドキするのは預けたスーツケースが無事に届いているかどうかです。 ターンテーブルの横に待機し、自分のスーツケースが出てくるまでの時間は毎回ちょっとした緊張感があります。

不運にも、今回私は2度目のディレイドバゲージを経験!

しかも、旅先で荷物が届かないどころか、旅行を終え帰国してからようやく手元に戻ってくるという大打撃のパターンでした。

ディレイドバゲージ - 過酷だったけど心に残った海外旅行

海外旅行中に必要な物ばかり詰め込んだはずのスーツケース。これがないままの旅行は本当に大変でした。

それでも、意気消沈の1泊目から次第に気持ちも切り替わり、必要な物を買い揃えながら旅行を楽しむ余裕も出てきました。

その旅行での体験や思いを少し書き留めておきたいと思います。

まさかの2度目!スーツケースが出てこない

待ち時間が少ない乗り継ぎ便を利用する場合、荷物が積み残されてしまうリスクはどうしても高まります。 今回も、経由地でのボーディングタイムがかなり迫っていたため、ミスにつながってしまったのでしょう。

それにしても、手荷物引渡所で自分の荷物が出てこないまま「カタン…」とターンテーブルの電源が切れた瞬間のあのショック!これは言葉では言い表せないほどです。

でも、こんな時、添乗員付きツアーは安心!添乗員さんがしっかり空港職員に交渉してくれました。

迷子のスーツケースは別行動!帰国日まで出会えず

私は2度目なもんで、「きっと経由地に残されているんだろうな。明日にはホテルに届けてくれるだろうな。」と初めは楽観視していました。

ところが、ところが!当日はスーツケースがどこにあるか不明のまま。

翌日になって、ようやく経由地に残されていたことが判明し、「ホテルまで配送される」との連絡を受けてひと安心…のはずでした。

でも、実際にスーツケースが届いたのは、私たちがそのホテルをチェックアウトし、次の都市へ移動した後。

航空会社の対応は心もとないままで、最終的には「日本帰国後」の受け取りになってしまったのです。

荷物がないまま旅のスタート!ホテルでも苦労いっぱい

旅行中に必要なものを何度も何度も確認してスーツケースに入れたのに、ホテル1泊目は本当にショックでした。

1日分の下着は手荷物に入れていたけど、それ以外の着替えやパジャマはないまま!

前回の時は、航空会社がくれたアメニティポーチに入っていたTシャツがパジャマとして見事に活躍してくれましたが、今回は何ももらえませんでした。

結局、インナーシャツをそのままパジャマ代わりにし、下着は毎晩洗ってドライヤーで乾かし使うことに。 ホテル近くにはスーパーなどもなく、購入できるところもなかったのです。

スーツケースの行方はわからないままだし、リラックスして休むこともできず1泊目を過ごしました。

同じツアー参加者の優しさに感謝

とても嬉しかったのは、2泊目のホテルでのこと。 チェックイン後、同じツアーの参加者が予備のスリッパを分けてくれたのです。

1泊目はスリッパがなかったためリラックスもできず、かなりつらかったので本当に助かりました。 たまたま予備を持ってくれていたことに心から感謝でした!

また、私はいつもペットボトルのお茶を数本スーツケースに入れて持っていくのですが、今回は飲むことができず少し残念に思っていました。 そんな話を何気なくしていたところ、お茶を1本分けてくださった方がいてとても嬉しかったです。

「他人事じゃないよね」と、皆さん本当に心配して下さり、いろいろ声をかけてもらえたのもありがたかったです。

荷物トラブルは確かに大変でした。でも、結果的に良い意味でとても印象に残り、このツアーに出会えて良かったなと思っています。 ムードメーカー的な人もいたりして毎日がとても楽しく、その後しばらくは “旅ロス” になってしまったほどでした。

96時間以内に!必要な物を購入

私は念のため、海外旅行保険を契約しており、航空機寄託手荷物遅延等費用も補償内容に加えていました。

この場合、96時間以内(4日間)に購入した身の回りの必需品の代金は補償対象となります。

そこで翌日のフリータイムにはまず、乳液・化粧水・ヘアスタイリング剤などの基礎ケア用品を調達。 前日は髪も洗えず、かなり辛かったのです。

更に、パジャマ用のTシャツ、着替えのニット、靴下の替え、寒さ対策グッズなど、必要な物を少しずつ見つけては購入。

本当は現地の可愛い雑貨やお土産をゆっくり探したかったのに、現実は「身の回りのもの探しツアー」状態に…。 せっかくの街歩きも、ちょっぴり切ない時間となってしまいました。

次第に荷物が増えていき、初めはエコバックやビニール袋を幾つも持ち歩いていました。

その後、ファスナー閉めができ、しっかりした造りの大きいバッグを見つけて購入。とっても可愛いくって、今もお気に入りです。

でも、これだけではやはり荷物が入りきらないし、お土産も買えない!

次に、機内持ち込み可能サイズのスーツケースを探して購入。これで、やっと一安心。お土産も買わないと!って気持ちにやっとなれました。

しっかり海外旅行保険請求手続き

大変なトラブルに見舞われましたが、 海外旅行保険に加入していたおかげで、とても心強かったです。

補償内容を確認したうえで、必要な身の回りの品も安心して購入することができ、気持ち的にも少し余裕が持てました。

保険請求に必要だったのは、航空会社に作成してもらった手荷物事故報告書と、現地で購入した物のレシート類。 これさえ揃えておけば、スムーズに申請できます。

前回は書類をまとめて郵送する流れでしたが、今回は保険会社のスマホアプリを利用し、 レシートや書類の写真をアップロードして送信するだけ! 旅行中に手続きでき、担当者からすぐ丁寧な返答が届き対応してもらえました。

帰国後に受け取ったスーツケース

帰国後、ようやくスーツケースを受け取ることができました。 とにかく、紛失ではなかっただけでも良かった~!

でも、私たちを追いかけて何度も飛行機に積まれ、降ろされ…を繰り返してきたスーツケースは、タグだらけ。

その上、おそらく何度も荒っぽく扱われたのか、見かけ上は何ともなく空港では気づかなかったのですが、鍵の部分が破損していたのです。

でも、自宅に帰ってから気づき保険会社に連絡したところ、携行品損害補償として破損に対してもしっかりと対応していただきました。

スーツケース紛失に備えた対策が大事

ロストバゲージの発生確率は1%にも満たないそうです。

でも、でも!それを2度も経験してしまった私。

まさか、3度目はないと信じたいけど、なおさら対策はしっかりとしています。

海外旅行保険に加入しておく

私はこれまで、スーツケースの紛失や破損、飛行機の遅延などで、海外旅行保険に何度もお世話になっています。

旅に出る回数が多いと、やはりそれだけトラブルに遭うリスクも高まります。

安心して旅を楽しむためにも、出発前の保険加入は大切な準備のひとつです。

必要な物はできるだけ機内持ち込みに

  • 貴重品、高価なもの
  • カメラ・携帯等の充電器、海外対応プラグ
  • 常備薬、救急用品
  • メガネ、コンタクト用品・保存液
  • 1~2日分の下着・着替え、パジャマ代用にもなるTシャツ
  • 帽子、カーディガンやストール
  • ヘアスタイリング剤、保湿クリーム、化粧品類
  • 歯ブラシセット、スリッパ
  • ハンカチ、ティッシュ、マスク、筆記用具など

以上のような物はすべて手荷物に入れています。

ただし、液体物は容量や容器の大きさに制限があるので確認が必要です。

スーツケースなど手荷物を預ける前に

  • 事前にスーツケースの写真を撮っておく
  • 過去旅行中に貼られたシールやタグは取る
  • 住所、名前、連絡先を書いたタグをつける
  • 目印となるベルト、小物などをつける
  • AirTagを入れておく

到着ロビーの手荷物引渡所で、自分の荷物が出てこない場合は、まずバゲージクレームデスクへ行き、空港職員に荷物の所在を調べてもらいます。

その際、スーツケースの形状や色、サイズ、メーカー名など、いろいろと詳しく聞かれます。

ですので、出発前にスーツケースの外観を撮影してスマホに保存しておくと、海外でも説明がスムーズにできて安心です。 可能であれば、メーカー名や特徴的なポイントもメモしておくとより確実です。

また、私は2度のディレイドバゲージを経験した後、AirTagを購入しました。

リアルタイムで正確な位置を追跡できるわけではありませんが、おおよその場所を把握できるので不安が大きく軽減されます。

以後の旅行では、スーツケースがちゃんと乗り継ぎ空港を通過しているか、最終目的地の空港に届いているかを確認でき、かなり安心感が増しました。

海外旅行に持っていきたい荷物はどうしても多くなりがちで、旅先ではお土産もどんどん増えていきます。

やはり、預け入れ用のスーツケースは欠かせない存在です。

これからも対策をしっかりして、旅に出かけたいなと思っています。