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【ピサの斜塔】 中世七不思議の建造物 - 傾きと迫力に感動 - イタリア旅行記

ピサ(Pisa)といえばピサの斜塔があり、世界中から多くの観光客が集まる人気の街です。 教科書やテレビでおなじみの斜塔は中世七不思議の建造物に数えられ、世界遺産に登録されています。

ピサの斜塔(Torre di Pisa)

ピサの斜塔周辺には中世の城壁が残っており、ヌォーバ門(Porta Nuova)からピサのドゥオモ広場に入りました。

前方には明らかに傾いた姿の斜塔がいきなり目に入り、改めてその存在感に感動!

サン・ジョヴァンニ洗礼堂

ドゥオモ広場には大理石で造られ白を基調とした豪華な建物が並んでいます。 その中で、ひと際目立っていたのはサン・ジョヴァンニ洗礼堂(Battistero di San Giovanni)の赤い屋根瓦で覆われたドームです。

でも、この洗礼堂の赤い屋根は半分だけで、ドーム部分はなぜかツートンカラーになっているんです。

予算不足に陥ったためとか諸説があるそうですが、残りの部分は鉛板で覆われている状態でなんだか不完全な感じ…

入口側に来ると、もはや赤色は全く見えない…西側から最初に見た雰囲気とは全く異なります。

でも、円形の建物は見事な彫刻で覆われており、そばで見ると大迫力の美しさでした。

ピサ大聖堂(ドゥオーモ・ディ・ピサ)

洗礼堂の東隣に並んで建つのはピサ大聖堂(Cattedrale di Pisa)です。

ロマネスク建築を代表する建物で、11世紀に着工されたそうです。

豪華に大理石を使用し、細やかな装飾や彫刻が美しく施されています。

アーチ状の装飾、整然と並ぶ柱が美しく調和しており、見事なファサードでした。

ピサの斜塔

ピサの斜塔(Torre di Pisa)は8階建ての鐘楼で、高さは約55mあります。

有名なエピソードとして、ガリレオ・ガリレイはこの塔の上から異なる重さの物体を同時に落とし、どちらも落下速度が同じであったことを証明したそうです。

大理石で造られた見事な建物ですが、建設途中に地盤沈下の影響で傾いていったとか。

最大5.5度まで傾いていたものの、現在は補修工事が行われその角度は3.97度までに改善されているそうです。

周囲では、斜塔を押したり、支えたり、抱きついたり…と、皆それぞれ斜塔との写真を楽しんでいました。

斜塔から少し南方向にあったのはプッティ噴水(Fontana dei Putti)です。 愛らしい天使たちと映る斜塔も絵画のようで素敵♪

ピサの斜塔の頂上は展望台になっており、上ることができます。

頂上への石段は273段あり、円柱状の階段をグルグル回りながら上って行きました。

斜塔頂上には7つの鐘が設置されています。斜塔の傾きのバランスをとるために、それぞれ重さが異なっているそうです。

展望台からはピサの街並みを一望できます!

大聖堂や洗礼堂も上から臨むことができるので、お勧めです。

オペラ デル ドゥオーモ博物館

斜塔から南方向に見えたのはオペラ デル ドゥオーモ博物館(Museo dell'Opera del Duomo)です。

ドゥオーモ広場の大聖堂やその他の建物の貴重な美術品や宝物類が収蔵されているそうです。 時間に余裕があれば一見の価値ありです。

ピサの斜塔は幼い頃から教科書やテレビで見聞きしていたので、実際にその姿を目の前にし大理石で美しく迫力ある建物の外観に感動しました。

そして単純に、「本当に斜めに傾いたまま建ってる~!」 「しかも上ることができるんだ~!」と驚きました。

ピサの斜塔だけでなく、洗礼堂や大聖堂などの建造物も歴史を感じ素晴らしく、斜塔からの風景も楽しむことができ、充実した時間を過ごすことができました。

ピサの斜塔 周辺航空写真