トゥラカイ城は、ビリニュス旧市街の中心部から 西方向に約30kmのところに位置します。 トゥラカイ近郊には200もの湖があるそうで、その中の最大の湖が カルヴェ(Galve)湖。 その湖に浮かぶ小島にトゥラカイ城は建てられています。
トゥラカイ城
水上に浮かんでいるように見える美しいトゥラカイ城(Traky salos pilis)は、 ドイツ騎士団の侵略を防ぐために、14世紀後半に造られたそうです。
でも・・・
私が訪れた2月は、下の写真のような風景でした。
水上に浮かんでいる?
いえいえ、湖は完璧に凍っており、広大な雪景色が広がっていました。
想像していた湖の風景は無かったけど、 真っ白な雪の中に赤レンガの外観のトゥラカイ城が映えてとても素敵。 手前の木製の橋を歩いて、島中央にあるトゥラカイ城へ向かいました。
私が訪れた2018年は、バルト3国独立100周年という記念すべき節目の年。
17世紀には、モスクワとの戦争で廃墟のようになってしまっていたそうですが、 その後綺麗に復元されて、建築当時の姿を見ることができます。
中庭に入ると、素晴らしい木製の回廊があります。 三階仕立てで、中世の雰囲気たっぷり。
トゥラカイ城の内部は博物館になっており、貴重な展示物がたくさんあります。
建築当時は、こんな雰囲気だったのですね。
下の写真のような、湖の中に浮かぶトゥラカイ城も、ぜひ見たかったです。 全く違うイメージで記憶に残ったと思います。
でも、でも!
冬のトゥラカイ城も、決して見劣りはしません。 帰りは、雪を踏みしめながら、湖の上を歩いて岸辺まで戻りました。 なかなか、こんな経験できないものね。
湖の上で立ち止まり、振り返っては何度もトゥラカイ城の写真をパチリっ! 湖からは遮るものがほとんどないので、トゥラカイ城の全景をきれいに撮れるのでお勧めです。