ピリエス通りをまっすぐ北方向に歩いていくと、 カテドゥロス広場(Cathedral Square)に出ます。 カテドゥロス広場は石畳の広々とした空間が広がり、 目の前にはヴィリニュス大聖堂や、リトアニア大公宮(王宮)が整然と並んでいます。
カテドゥロス広場
カテドゥロス広場で要チェックは、願いが叶うという敷石です。 この場所がなかなかわからず、探すのに苦労しました。 観光シーズンなら、人だかりがしてそうですが、 なにせ零下の極寒の中。地元の人も足を止めるのさえ嫌だって感じで さっそうと通り過ぎていくので、なかなか聞くこともできませんでした。
そうこうしながらも、やっと見つけました!
ビリニュス大聖堂の西方向。大聖堂と、鐘楼の間にありました。
ちょっとわかりにくいけど、下の写真の下方中央の茶色のところ。
敷石には、STEBUKLAS(奇蹟)という文字が書かれています。 時計回りに3回まわると願いが叶うとか。 でも回り方は反時計回りと書かれていたりもして、定かではありません。 とりあえず、ちょっとでも願いが叶うならばと、クルクル回ってきました。
さて、私がカテドゥロス広場でもう一つ探したかったのは、足形のプレートです。 ソ連からの独立運動の際、バルト三国の 200万人もの人々が手をつなぎ、 600キロもの鎖状になったとか。 その出発点となった位置に、足形のプレートがあるそうなので、 ぜひ見てみたいと思ったのです。
でも、これがまた見つからない!
STEBUKLAS(奇蹟)の敷石の近くと聞いたので、かなり広範囲をうろうろ探したけど、 どうしてもわかりませんでした。誰か、教えてください~。。。
ビリニュス大聖堂
カテドゥロス広場に近づくと、まず目に入ってくるのが ビリニュス大聖堂(Vilnius Cathedral)です。
まるで神殿のような大変美しい外観です。
隣には高さ53メートルの鐘塔が建っています。
ビリニュス大聖堂内部の聖カジミエル礼拝堂は必見です。 とても豪華で見応えあり。他にも、たくさんの彫刻や絵画が飾られています。
王宮
カテドゥロス広場の右方向には、 王宮(Palace of the Grand Dukes of Lithuania)があります。 王宮の内部の一部は博物館になっており、公開されているそうです。
王宮前には、リトアニア大公国の実質的な創始者である ゲディミナスの像があります。
ゲディミナス城
王宮から東に少し歩くと、小高い丘の上には ゲディミナス城(Gedimino Pilis)が見えます。
ゲディミナス城は、かつてあったヴィリニュス城の一部で、現在はゲディミナス塔のみが残っています。 高台にあるので、ヴィリニュスの街を一望することができます。
上の写真は、ゲディミナスからさらに東にある、3つの十字架の丘(Hill of Three Crosses)から ゲディミナス城方面を眺めたものです。 ゲディミナス塔や城壁の一部が綺麗に見えており、 現存するゲディミナス城の全体像がわかります。 更にその後ろある王宮なども上から眺めることができます。
リトアニア国立博物館
王宮の後方には、リトアニア国立博物館(National Museum of Lithuania)があります。 横に広がった広大な建物で、前には初代リトアニア大公ミンダウガスの像があります。 展示物が大変多いので、ヴィリニュスでの滞在時間がたっぷりある場合は、ぜひ訪れたいところです。
カテドゥロス広場周辺は、このように大変見所が多いので、 暗くなるまであちらへ、こちらへと歩き回りました。 ライトアップされたビリニュス大聖堂は美しさ倍増! しばしたたずみ見とれてしまいました。
ビリニュスの主だった観光スポットは集約されています。 寒さなんてすっかり忘れて街歩きを思いっきり楽しみ、 すっかり暗くなった道を急ぎ足でホテルへと戻りました。
カテドゥロス広場周辺マップ
縮小すると、ビリニュス国際空港の位置や旧市街全体の観光ポイントがわかります。