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【夜明けの門から市庁舎広場へ】 美しい教会が次々と - リトアニア旅行記

リトアニア(Lithuania)の首都、 ビリニュス(Vilnius)は、「小さなローマ」と呼ばれ、 旧市街には歴史を感じさせる美しい建物が建ち並んでいます。

ビリニュス旧市街 - 美しい教会や歴史的建物が建ち並ぶ

ビリニュスの街は、首都にも関わらず、とても素朴でのどかな雰囲気です。 そして、歴史を感じさせる美しい街並みで、とにかく教会が多いのです。

ビリニュスで泊まったホテルは、旧市街の南に残る夜明けの門(Gate of Dawn)の近くにありました。 その周辺にも、見応えのある教会がたくさんあったので、朝に夜にと、時間の許す限り滞在中に訪れました。

聖テレサ教会

聖テレサ教会(The Church of St Theresa)は、 ライトアップされて暗闇の中に白く浮かび上がり、とても美しかったです。

なお、聖テレサ教会のあたりから、すぐ南方向には夜明けの門があります。

聖テレサ教会の中央祭壇は、リトアニアの中でも最も美しい祭壇のひとつと言われているそうで、必見。 なんて美しいのでしょう!

時間の都合がつかず、外観のみしか眺められませんでしたが、ぜひ中に入ってみたかったです。

聖霊教会

聖テレサ教会から少し北に歩くと、右方向に 聖霊教会(Sv.Dvasios Cerkve)があります。 教会への入り口は、通りに沿ったところにあるピンク色の門。

夜は回りの建物に溶け込んで、ひっそりと見えた門ですが、 翌朝、明るい中で見てみると、美しいカーブを描いたアーチ状で、本当に可愛い門でした。

アーチ状の門をくぐって中に入ると、奥にも可愛い雰囲気の建物が見えてきました。

パステルカラーの淡い黄色とピンク色が、何ともいえず可愛い外観で、2本の塔が見えます。 彫刻などは見られず、シンプルな感じですが、とっても素敵。

聖霊教会はロシア正教会だそうで、建物正面の入り口の上には3人の聖人を描いたイコン画があります。 さて、朝食前の散歩の途中に寄った聖霊教会だったのですが、8時前であったにも関わらず既にドアが開いており、 中に入ることができました。

教会内では信者の人が集まりミサを行っていたので、遠目からそっと見学だけさせてもらいました。

ところで、この聖霊教会の大きな祭壇は衝撃の鮮やかな緑色!そして天井はブルー! 外部のほんわかした雰囲気と全く違うので、ちょっと驚きました。

また、祭壇の前には、3人の聖人の遺体が安置されているとのこと。 さすがに眺めにいくのは、はばかれたので見てませんが、地元の人や信者に信仰されているそうです。

聖三位一体教会

更に少し北に歩くと、左方向に 聖三位一体教会(Holy Trinity Uniate Church)があります。 道路からまず目に入るのは、バジリアン門です。 存在感のある豪華な門です。

夜はさすがに奥には行けなかったので、翌日の朝散歩の途中、中に入っていってみました。

早朝なので、誰一人姿は見えません。 中は広大な敷地が広がり、静かで厳かながら少しさびれた雰囲気。 庭は一面 深い雪で埋め尽くされていました。

聖三位一体教会は、ウクライナ正教会だそうです。 残念ながら、外観のみの見学となりました。

中の雰囲気は、ちょっと寂しい感じ。壁なども、あちこち崩れてきているようです。 信者数も少ないのでしょうか、修復が全く行きとどいてないようです。 それはそれで味わいもあるようですけど。

聖カジミエル教会

さらにまっすぐ北に歩いて行くと、市庁舎広場に出ます。 そして、その東側にあるのが、聖カジミエル教会(Church of St. Casimir)。

イエズス会によって建てられた教会だそうです。 外壁はとても美しいピンク色で、目を引きます。

内部は、聖カジミエルのフレスコ画や漆喰彫刻などを見ることができます。

ビリニュス旧市街観光スポットマップ

旧市街の南、夜明けの門から市庁舎広場周辺の地図です。 縮小すると、ビリニュス国際空港の位置や旧市街全体の観光ポイントがわかります。

夜明けの門から市庁舎広場までは、約500mほどの距離なので、ゆっくり歩いても10分ほど。 日程の決まったツアーで訪れると、なかなか自由時間を取りづらいのですが、 小さな街なので、できれば朝や夕方散歩を楽しむのが良いと思います。

上の地図のブルーのルート、この短い距離の中にも上のようにたくさんの教会があります。 それぞれ雰囲気が全く異なり、外観だけの見学でも楽しめますので、 ぜひぜひ朝や夕方の散歩をお勧めします。