Blogger

【マドリード】 旧市街とプラド美術館を巡る半日観光 - スペイン旅行記

スペインの首都 マドリード(Madrid)は国土のほぼ中央に位置し、政治・経済・文化の中心となる国内最大の都市です。

近代的な街並みが見られる一方、歴史的な建造物が並ぶエリアも点在し、芸術や文化に触れることができる魅力的なスポットが多くあります。

マドリード - 観光スポット

スペイン広場

マドリード中心部にあるスペイン広場(Plaza De Espana)は地元の人々の憩いの場であると共に、観光客にも人気のスポットです。

スペイン広場の中央にはスペインの文豪 ミゲル・デ・セルバンテス(Miguel de Cervantes)を称える セルバンテス記念碑(Monumento Cervantes)があります。

その後方にそびえ立つ 25 階建の高層ビルエディフィシオ エスパーニャ(Edifico Espana)も、圧巻の存在感でした。

そして、ドン・キホーテと従者サンチョのブロンズ像があり、セルバンテスの代表作『ドン・キホーテ』の世界観にあふれた広場となっていました。

マドリード王宮 (オリエンテ宮)

スペイン広場から南に10分ほど歩くと、マドリード王宮(Palacio Real de Madrid)があります。

バロック様式の外観は圧巻で、約3,000室もの部屋を擁するその広さも桁違いです。

歴代のスペイン国王が実際に暮らしていた宮殿だけあり、重厚な歴史と格式が感じられました。

今回は外観のみの見学でしたが、もしマドリードで自由時間がもっとあれば、事前にチケットを予約して内部もじっくり見学してみたかったです。

マドリード王宮の東側には、オリエンテ広場(Plaza de Oriente)と呼ばれる広場があり、 その周囲を半円状に囲むように、淡いパステルカラーの建物が並んでいて、とても素敵な雰囲気でした。

下の写真は、オリエンテ広場を挟んで王宮の向かいに位置するテアトロ・レアル(Teatro Real)です。 スペインを代表するオペラ劇場だそうで、過度な煌びやかさはないものの、クラシックで品のある佇まいが印象的でした。

オリエンテ広場の中央にはスペイン王フェリペ4世記念碑(Monument to Felipe IV)があります。

注目すべきは、この騎馬像が後脚だけでバランスを取り、見事に立っていることです。 今にも駆け出しそうな躍動感あふれる姿からは、フェリペ4世の威厳と圧倒的な存在感が伝わってきました。

グランビア通り

マドリードの中央を東西に走るグラン・ビア(Gran Via)は、洗練された高級ブティックなどが並ぶショッピング通りです。

美しい建物が並び、ウィンドウショッピングをしながら散策するだけでも楽しいだろうなって思いました。

スペイン広場やマドリード王宮から プラド美術館に向かう途中、見かけたのはマドリード市庁舎 (シベーレス宮殿)(Palacio de Cibeles)です。

白亜の豪華な宮殿は、2007年までは中央郵便局として使われていたそうです。

現在はマドリード市庁舎として利用され、屋上の展望台からはマドリード市街を一望できるため、観光スポットとしても人気があるそうです。

マドリード市庁舎前のロータリーにはシベーレス噴水(Fuente de Cibeles)がありました。

写真にはうまく収められませんでしたが、ライオンが引く戦車に乗る豊穣の女神シベーレスの姿は、とても印象的でした。

プラド美術館

プラド美術館(Museo Nacional del Prado)はスペインが誇る国立美術館です。 ベラスケス、ゴヤなどスペイン絵画を中心に、ヨーロッパの名画を多数所蔵しています。

プラド美術館の出入口は4か所あり、私たちはヘロニモス門(Puerta de los Jeronimos)から入りました。

館内は撮影禁止のため写真はありませんが、現地ガイドさんが数ある作品の中から、 ベラスケスの「ラス・メニーナス」、ゴヤの「裸のマハ」「着衣のマハ」、ルーベンスの「三美神」など、ぜひ見ておきたい名作をポイントを押さえて案内してくれました。

プラド美術館の入口から階段を上った先にあったのは、サン・ヘロニモ・エル・レアル教会(Iglesia de San Jeronimo el Real)です。

ファサードが大変美しいゴシック様式の教会で、16世紀に建立されたそうです。

階段にはレッドカーペットが敷かれており、ちょうど結婚式が行われるところのようでした。中に入れなかったのは残念でしたが、外観だけでも十分に見ごたえがありました。

周遊ツアーのため、マドリードでの観光・散策は半日ほどでした。

プラド美術館で名画の数々に触れ、歴史ある建造物を眺め、美しい広場での散策も楽しみながら、充実した時間を過ごすことができました。

とはいえ、じっくりと内部を見学したい場所や、今回訪れられなかったスポットも多く、次回は一都市滞在でゆっくりと再訪したいと思える街でした。

マドリード観光マップ

ピンクライン:グランビア通り