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【最上稲荷 - 鳥居のあるお寺】良い縁を呼び寄せる両縁参りで人気 - 岡山旅行記

最上稲荷は1200年以上もの歴史がある日蓮宗の寺院で、社寺が多い岡山県でも多くの参拝客を集めています。

境内には悪縁を絶つ「縁切り」と、福縁を結ぶ「縁結び」の両方を祈願することができる縁の末社があり、より強い開運を期待することができます。

最上稲荷(最上稲荷山妙教寺)

最上稲荷の正式名称は最上稲荷山妙教寺

明治に神仏習合を禁止した神仏分離令が出されましたが、最上稲荷は特別に神仏習合の祭祀形態が許されました。

このため、本殿は神宮形式をあわせ持ち、寺院でありながら境内にたくさんの鳥居が見られます。

最上稲荷 - 見所

大鳥居

車で最上稲荷に向かうと、朱色の大鳥居が見えてきます。 最上稲荷のシンボルの1つで、静かな田舎道の中に高さ27.5mの鳥居がそびえたち、すごい存在感!

本殿(霊光殿)

大鳥居から3kmほど車を進めると、ようやく最上稲荷最寄りの常盤堂土産物販売店駐車場に到着。 ここの駐車場は平日は無料利用できるようで大変便利です。

仁王門から石段を上っていくと本殿が見えてきます。

本殿には、最上三神がお祀りされており、家内安全、商売繁盛、開運など多くのご利益があるとされています。

参拝前に写真で見た本殿には大注連縄が掛けられていましたが、それは見当たらず ちょっと淋しい感じ・・。 2年に1度掛け替えられていたそうですが、維持困難と判断され取り外されたようです。

そうはいっても、本殿は堂々たる立ち姿で存在感ある外観です。

縁の末社

さて、本堂があるエリアから更に階段を上っていくと、縁切りと縁結びの神を祭る人気のエリアがあります。

鳥居をくぐると、縁切りの神様最正位離別天王(左側)と縁結びの神様最正位縁引天王(右側)が並んで祭られています。

ここ最上稲荷の縁の末社では「縁切り」と「縁結び」両方の御利益があるということで、人気を集めているそうです。

縁きり祈願 お参りの順番は

  1. 左側の最正位離別天王にお参りし悪縁を断ち切る祈願
  2. 後方の縁切撫で石にお参り
  3. 右側の最正位縁引天王にお参りし良縁・縁結び祈願
  4. 左側の白潜り鳥居をくぐる

良縁・縁結び祈願 お参りの順番は

  1. 左側の最正位離別天王にお参りし悪縁を断ち切る祈願
  2. 右側の最正位縁引天王にお参りし良縁・縁結び祈願
  3. 後方の良縁撫で石にお参りし、赤潜り鳥居をくぐる

そもそも良縁や幸運を呼び寄せるためには、まず先に悪縁を断ち切っておく必要があるそうです。 正確な参拝方法を調べておいて、ご利益を高めたいものです。

旧本殿(霊応殿)

旧本殿(霊応殿)は寛保元年(1741)年に再建され、中世の神社建築様式を伝承した歴史ある建物です。 岡山市指定重要文化財に指定されています。

七十七末社

旧本殿(霊応殿)の周囲には七十七の諸天王が祀られています。

第1番から第77番までお参りしていくと時間はかかりますが、開運招福、金運招来、商売繁盛、良縁成就、安産成就、学業成就・・・と もうご利益のオンパレード!すごいパワースポットです。

八畳岩・奥の院への参道

最上稲荷境内の敷地は広大で、八畳岩・奥の院に向かう参道が旧本殿(霊応殿)の山手にありました。

八畳岩は畳が八畳敷けるほど広い一枚岩で、最上尊が降臨された霊地とされています。 パワースポットとして知られることから、上って行ってみることにしました。

本滝

少し歩いて行くと水の流れる音が聞こえ、本滝と書かれた案内があったので行ってみました。

ここでは毎年7月に八大龍王夏季大祭が行われ、水難退散・五穀豊穰・除災得幸の開運祈願を行っているそうです。

本滝の水は、龍の口から流れ出ています。

ところで、上を見上げるとまだまだ続く石段・・・。 だんだんと上りづらくなってきたし、スカートにローファーで来た私はここまでとしました。

主人は一人 八畳岩を目指して更に階段を上っていきましたが、、

その主人も足場の悪い急な階段に疲れ果ててギブアップ・・。 八畳岩のパワーを感じることも、絶景を眺めることもできず、お互いの準備不足と運動不足を改めて反省です。。

最上稲荷を訪れた感想

最上稲荷は京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷と並び、日本三大稲荷の一つとして有名です。 特に年末年始などは大変な混雑となるようです。

でも、私が訪れたのは平日で参拝客も少なく、ゆっくりと静かな境内を回り参拝することができて良かったです。

神仏習合祭祀形態の歴史ある本殿を参拝したり、縁切りと縁結びの両祈願をしたり、見所も多く充実した時間を過ごすことができました。

ただ、八畳岩や奥の院も素晴らしいと聞くのに、行けなかったのが残念。 順調に上れば、最上稲荷旧本殿横の参道入口から八畳岩までは約30分、奥の院までは約1時間ほどで到着できるようです。

龍王山の山頂にあるという奥の院まで歩くのはちょっと大変かな・・・って思ってしまうのですが、車で行くこともできるようです。 改めてリベンジ参拝したいなって思っています。

最上稲荷へのアクセス

住所:岡山県岡山市北区高松稲荷712

公共交通機関 最寄り駅

  • JR桃太郎線 備中高松駅より 約2 km

自動車 最寄りインター

  • 岡山総社 IC より 約6 km

以前はバスで最上稲荷近くまでアクセスできたそうですが、現在は廃止になっているようです。 公共機関を利用して駅から歩くには遠いので、可能ならば自動車利用が便利です。

最上稲荷 周辺マップ

縮小すると、岡山駅や 備中高松駅 との位置関係を確認できます
(黄緑ライン:岡山総社ICより 最上稲荷への自動車ルート)

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