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【可愛いがいっぱい ヴロツワフ】 色彩豊かな建物と小人たち - ポーランド旅行記

ヴロツワフ(Wroclaw)はポーランド西部の街で、 首都ワルシャワからは南西方向に350kmほどのところに位置します。

10世紀初めに作られた古い都市ですが、 戦争により翻弄されてきた悲しい歴史を持ち、 その都度オーストリアやドイツなど様々な国の領地となりました。

ヴロツワフは 第2次世界大戦後ポーランド領となり現在に至っていますが、 近隣国の影響を大きく受けた魅力的な街並みを見ることができます。 カラフルで美しいシルエットの建物が並ぶ旧市街は、大変見応えがあり心躍る風景です。

旧市場広場

ヴロツワフ旧市街中心にある 旧市場広場(Rynek we Wroclawiu)は、 もう目を見張る美しさ♪ まるでテーマパークのような街並みが続いています。

前日に観光した ポズナン旧市場広場も可愛いかったけど、ここヴロツワフ旧市場広場も本当に素敵♪ ポーランドの各都市は戦争で大打撃を受けたようですが、見事に復旧された美しい街並みを見ることができます。

どの方向を見ても、色彩豊かな建物が続きます。 ヨーロッパに来て良かったなぁ~と至福のひとときです。

旧市場広場には多くのレストランやカフェも並び、観光客のみならず市民にとっても憩いの広場となっています。

ヴロツワフ旧市庁舎

旧市場広場の南にある、ひときわ目立つゴシック様式の建物は、 ヴロツワフ旧市庁舎(Breslau Altes Rathaus)です。

現在は市庁舎としては使われておらず、博物館として公開されているそうです。 赤茶色のレンガ造りの壁面に、青緑色に伸びる尖塔がとても素敵で見とれてしまいます♪

旧市庁舎は13世紀末に建設が始まり、その後200年ほどの年月をかけて増改築が繰り返されたため、 ゴシック様式やルネッサンス様式が融合された外観となっています。

旧市庁舎のあたりから西側を見ると、立派な銅像があります。 これは、アレクサンダー・フレドロ像(Pomnik Aleksandra Fredry)です。

アレクサンダー・フレドロは、ポーランドの著名な喜劇作家だそうです。 彼の代表作として、Zemsta(仕返し)などがあり映画化もされているとか。

さて、旧市場広場の南西方向から東の方向を撮ったのが下の写真です。 ドイツ風の旧市庁舎が存在感たっぷりに建っており、 通りの反対側にはカラフルな建物がメルヘンチックに奥に伸びています。

旧市庁舎は東側から見ると、下の写真のような感じ。見る方向によって全然違う雰囲気です。

聖エルジュビェタ教会

旧市庁舎のあたりからアレクサンダー・フレドロ像の前を通り過ぎて西側に歩いていくと、 色とりどりの可愛い建物の奥に高い塔が見えます。

これは、聖エルジュビェタ教会(St. Elisabeth Church)の塔で、 高さは約90mほどあるそうです。 夏季の観光シーズンには塔に上り、ヴロツワフ旧市街の素晴らしい風景を見ることができるようです。

旧市場広場に行く途中、建物の東側を通り過ぎる際に写真を撮ったのですが、 あまりにも建物の高さがあって全景が全く収まりませんでした。。。

聖エルジュビェタ教会はゴシック様式で建てられ、重厚な外観です。 残念ながら教会内部に入る時間はなかったのですが、 内部はステンドグラスが素晴らしく見応えがあるようです。

街のあちこちに佇む小人たち

ヴロツワフの街歩きをしていると、いろいろなところで出会うのが可愛い小人たち。 元々は 1980年 共産主義政治に対するデモの象徴として、政治的なことがきっかけで小人が使われたそうですが、 2001年以後新たな小人たちがどんどん設置されていき、観光に一役買うようになっていったようです。

今ではなんと 250体以上の小人たちの像があり、今も小人たちは増えていってるのだとか。 ヴロツワフは「小人の街」として人気となっています。

石畳の通り、レストランや様々な店の前、その他街のあらゆるところで小人たちの姿が見られます。 小人たちは、それぞれいろんなポーズ、動きをしておりとても面白い!

土産物店にも、たくさんの小人たちが並んでいたので、 ヴロツワフの思い出の一つとして一体連れて帰ってきました!

ヤトキ通り

聖エルジュビェタ教会から少し北にあるヤトキ通り(Jatki)は職人街となっており、 古くは肉屋さん通りだったそうです。

これは、肉屋さんの看板を意味しているのかな。よく見ると、ちょっとリアルで怖い・・・

工房が並ぶヤトキ通りの東端には、動物の像が何種類か置かれていました。 金ピカに光っており、小さな子供が背中に乗って遊ぶ姿が見られたリもして、 その時は、単純に「いろんな動物たちの像だぁ~」と思っていたのですが、 後でその場所を調べてみると・・・

Memorial to Slaughtered Animals in Wroc?awと書かれていました。 翻訳すると、屠殺された動物の記念碑。そういう意味合いがあったんですね。。。

ヴロツワフの旧市街は本当に素敵で可愛くって、楽しい時間を過ごしました。 ぜひまた訪れたいなぁ~と思いつつ、街を後にしました。

ヴロツワフ旧市街観光スポット 航空写真

アイコンのあたりを拡大すると立体的に街並みを確認できます。