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【百年記念会館 - ヴロツワフの世界遺産】 巨大なコンクリート建築物 - ポーランド旅行記

百年記念会館は、ヴロツワフ旧市街の中心から東方向 3.5kmほどのところに位置します。 少し距離がありますが、トラムを利用すると簡単にアクセスできます。

百年記念会館

1796年から約20年間、ヨーロッパはナポレオン1世率いるフランス軍の侵略戦争に翻弄されます。 このナポレオン1世を敗北に追いやったのが、1813年の「ライプツィヒの戦い」です。

その勝利から100年を記念し、百年記念会館(Hala Stulecia)は1913年に完成した建物です。 コンクリートの円形ドームは当時最大の建造物で、素晴らしい外観です。

約6,000人も収容可能という巨大な建物は、2006年には世界遺産に登録されています。 現在はコンサートホールとしても利用されているようです。

百年記念会館の上部には、ヴロツワフの紋章旗がはためいていました。

Iglica - そびえ立つ記念碑

さて、百年記念会館の入口前の広場にはとっても気になるモニュメントがあります。 これはIglicaと呼ばれる記念碑だそうです。

ヴロツワフは戦争によりドイツなど様々な国の領地となった歴史がありますが、 第2次世界大戦後、ポーランド領としてドイツ領土から移譲されました。 Iglicaは、この「回復領」を祝して1948年に造られたそうです。

それにしても、細長くそびえ立っています。 高さはもともと106mもあったそうですが、落雷のため先端が欠けてしまい、 現在は96mになっているそうです。

でも、周囲は美しい木々や花で色鮮やかに囲まれ、綺麗に整備されているのに、 百年記念会館と一緒に写真を撮ってみたものの、どっちかというと邪魔な雰囲気。。。 写真は別々がやっぱりいいようです。

ヴロツワフは旧市街の街歩きがとっても楽しいのですが、 世界遺産に登録されている百年記念会館も、大変見応えあります。 内部は博物館になっているので、時間があれば見学して当時の歴史に触れたかったなぁと思いました。

色彩豊かな建物と小人たちにあふれる旧市街については こちらに書いています

百年記念会館周辺 航空写真

縮小すると、ヴロツワフ旧市街や、ワルシャワとの位置関係がわかります。