Blogger

【奈良国立博物館・春日大社】仏教美術と古社の魅力を満喫 - 奈良旅行記

静かな時間が流れる奈良。その魅力が最も凝縮されているのは、歴史と自然が共存する奈良公園エリアです。

世界遺産に登録された寺社や博物館が点在しており、奈良ならではの景観を楽しみながら奥深い歴史と文化に触れることができます。

奈良公園エリアで学ぶ歴史と文化

歴史的建造物を訪れ、仏教美術や古くから続く信仰の歩みを学べる点は、奈良公園エリアならではの大きな魅力といえるでしょう。

今回の旅行では、前回の奈良訪問時、時間の都合で行けなかった奈良国立博物館と春日大社とを中心に巡りました。

駐車場は奈良公園エリアの観光に便利な奈良登大路自動車駐車場を利用しました。
(ページ下の地図参照)

奈良の観光地周辺の駐車場代は結構高め設定だなと感じたのですが、これも仕方ないことかもしれません。 奈良登大路自動車駐車場は、奈良国立博物館までは歩いて約10分の距離で、立地は良かったです。

奈良国立博物館

奈良公園エリアに位置する奈良国立博物館は、日本を代表する仏教美術専門の博物館として、国内外から高い評価を受けています。

東新館・西新館

敷地内には明治時代に建てられた本館と、現代的な造りの新館があり、東新館・西新館では貴重な仏教美術が常設展示されています。

正面入口は東新館と西新館の間にあります。

東新館では、仏教が日本に伝わってから広がっていく流れを、時代順にたどる展示が中心です。 仏像だけでなく、仏画や経典、儀式に使われた道具なども並んでおり、想像以上に興味を引く内容でした。

続いて西新館へ進むと、展示内容はさらに奥深くなり、当時の人々の祈りや日常が、自然と伝わってきました。

なお、奈良国立博物館の所蔵品は国宝・重要文化財など貴重な物が多いため、基本的に撮影は禁止ですが、 例外として「撮影OK」と表示されている作品のみ可能となります。

地下回廊

西新館の見学を終えたあとは、全長約150メートルの連絡通路を通って、仏像館へと向かいました。

東新館と西新館をつなぐ全長約150メートルの地下回廊は、単に移動するためだけの通路ではなく、奈良国立博物館ならではの見どころもあります。

通路には模型や解説パネルが並び、仏像がどのように作られるか、制作技法などについての展示があります。

理解しやすい展示物が多く、引き込まれる内容となっていました。

仏教美術がどのように伝わってきたのかを示す地図展示は、歴史の流れが視覚的に捉えられました。

日本の仏像は、如来・菩薩・明王・天という四つの基本分類に分けられます。 これまで何となく見ていた仏像一体一体に、役割と意味があることを改めて学びました。

神も、仏教と深く結び付いた深い信仰の対象でした。

地下回廊には、レストランや休憩スペース、ミュージアムショップも併設されており、見学の合間にゆっくり過ごせるのも嬉しいポイントです。

私はミュージアムショップで、日本の仏像について解説された図解付きの一冊を手に取り、思わず購入しました。

仏像館

仏像館は明治27年に開館し、明治時代中期の西洋建築を代表する建物です。

重厚で落ち着いた外観で、館内には国宝、重要文化財を含む100体近くの仏像が展示されています。

仏像館の展示の中でも、まず目を引くのは高さ約5メートルの金剛力士像です。 左右一対で並び、見上げる高さに圧倒されました。

金剛力士像は、寺院の正面に立ち、仏の教えを守るために邪悪な存在を退ける役割を担う守護神です。

口を大きく開いた阿形像と、口を固く結んだ吽形像の二体一組で、盛り上がる筋肉や怒りの表情から力強さを感じました。

仏像館では、金剛力士像のほかにも、撮影可能な貴重な仏像がいくつか展示されていました。

撮影できた写真は数少ないものの、実際に間近で目にした時の感動なども一緒に残すことができ良かったです。

庭園・茶室

博物館敷地の南側には本格的な日本庭園があり、茶室八窓庵の建物が見えました。

緑に囲まれた庭園と建物の調和が美しく、静かな時間が流れていました。

博物館の建物周囲でも、鹿の姿をたくさん見かけました。 奈良公園エリアならではの穏やかな光景でした。

奈良国立博物館は仏教美術に特化した展示となっていることから、 正直訪問前は強い興味があったわけではなかったのですが、 実際に訪れて見学してみると、一体一体の美しさや歴史の深さに圧倒され、 日本の文化や信仰の豊かさを体感できました。

なぜもっと早く訪れなかったのかと思うほどで、楽しく充実した時間を過ごせた博物館でした。

奈良国立博物館の見学後、次に東方向にある春日大社に向かいました。

春日大社

春日大社は、世界遺産「古都奈良の文化財」を構成する社寺の一つで、全国に約三千社ある春日神社の総本社です。

768年、称徳天皇の勅命により創建され、1300年以上にわたる信仰の中心としての歴史を誇ります。

春日大社は奈良国立博物館からゆっくり歩いても15分ほどの距離です。

私たちは次の予定があったので、車で移動して春日大社の駐車場に改めて停めたのですが、結構出費がかさんでしまいました。

国宝殿

駐車場から少し歩くと、国宝殿があります。参拝の帰りなどに、立ち寄りやすい立地となっています。

館内には春日大社に伝わる国宝352点、重要文化財971点など 数多くの文化財が収蔵・展示されています。

南門

参道を歩いて行くと、朱塗りで重厚な造りの南門があります。 高さは約12メートルあり、春日大社最大の門です。

門の周囲にずらりと並ぶ灯籠と合わさって、歴史の重みを感じます。

幣殿・舞殿

春日大社の南門をくぐると、すぐに見えるのが幣殿舞殿です。ここから本殿に向かって参拝します。

東側の2間が幣殿で、天皇からのお供え物を納め、神事の中心となる場所だそうです。

西側の3間が舞殿で、御神楽などの祭りが行われるそうです。

砂ずりの藤

幣殿・舞殿の近くには砂ずりの藤と呼ばれる有名な藤の木があります。

この藤は樹齢800年を超え、例年5月初旬には花房が1メートル以上に伸び、地面に触れるほど垂れることから「砂ずりの藤」と呼ばれるようになったそうです。

私が訪れた時期には花は終わっていましたが、一度は満開の時期に見てみたいものです。

廻廊

春日大社の本殿は、ぐるりと回廊に囲まれています。 朱色の柱が連なり、厳かな雰囲気です。

回廊の軒下には、釣燈籠が吊り下げられており、その数は1,000基以上にも及ぶそうです。

中門

中門は、本殿の手前に建つ楼門で、高さは約10メートルあります。

この中門近くまで行って参拝するには特別参拝料が必要となりますが、 左右に延びる御廊や、優雅な曲線を描く唐破風の正面装飾など、細部までじっくり眺められるのが魅力です。

社頭の大杉

春日大社の境内には、樹齢約800~1000年といわれる社頭の大杉がそびえ立っています。 幹の周りは約8.7メートル、高さは約25メートルもあるそうで、すごい存在感。

この大杉は鎌倉時代の絵巻『春日権現験記』にも描かれているそうで、長い歴史を見守ってきたことがわかります。

地面にしっかり根を張り、長い年月を生き抜いてきた力強さと生命力を感じました。

藤浪之屋

かつて神職の詰所として使われていた藤浪之屋では、釣燈籠の灯りが揺れる幻想的な雰囲気の中、春日大社の万燈籠を体感できます。

中に入ると、合わせ鏡の効果で釣燈籠が無限に連なって見え、暗闇の中に神秘的な光景が広がっていました。

多賀神社

本殿の北西に建つ小さな末社、多賀神社

延命長寿のご神徳で知られ、健康や長寿を願う人々に親しまれています。 私も願いを込めて、参拝してきました。

春日大社は見どころが本当にたくさんあり、社殿や回廊など、どこを歩いても目を引く風景が広がっていました。

特別参拝して中門や本殿近くにまで足を運ぶこともでき、歴史や神聖さをより身近に感じました。

朱色の社殿と自然の緑のコントラストも美しく、幻想的な釣燈籠の光景も印象に残り、充実した時間を過ごすことができました。

奈良公園エリア 観光マップ

奈良の人気・お勧めホテルを探す。宿泊日・諸条件を指定し、お得に宿泊予約する。