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【唐招提寺・薬師寺】西ノ京エリア - 古代仏教文化と国宝建築に触れる - 奈良旅行記

奈良の西ノ京エリアは、奈良市の中心地からやや西側に位置し、古代日本仏教の重要な寺院が集まっています。

唐招提寺や薬師寺といった世界遺産・国宝級寺院があり、人気の歴史散策スポットです。

西ノ京エリアの世界遺産を巡る

今回訪れたい唐招提寺と薬師寺は徒歩で十分に観光できる距離にあります。 歴史ある世界遺産を巡り、奈良時代の文化や仏教建築に触れることができるのが西ノ京エリアならではの魅力です。

まず唐招提寺駐車場に車を停め、唐招提寺へと向かいました。

唐招提寺

唐招提寺は759年、鑑真和上が来日し建立した律宗の総本山で、日本における仏教文化の発展に大きく貢献した寺院です。

古都奈良の文化財の一部として世界遺産に登録されています。

南大門

唐招提寺の参道入口に立つ南大門は奈良時代に創建され、その後1960年に再建された門です。

唐招提寺への入口として、堂々とした構えとなっています。

境内には奈良時代創建の建物が現存し、歴史の重みを感じます。

金堂

南大門を通り抜けると、正面に見えるのが金堂です。

境内の中心に位置するこの金堂は、奈良時代後半に創建された国宝建築で、歴史ある天平文化を今に伝えています。

教科書で見た歴史的な建物を、実際に間近で見られるのはやはり感動です。

講堂

金堂の奥に位置するのは講堂で、僧侶の学びの場として使用されていたそうです。

こちらも貴重な国宝建築で、平城宮の東朝集殿が移築改造された建物だそうです。

鼓楼

金堂と講堂の間にあたる境内東側に建つのは鼓楼。二階建てで、端正な美しい外観です。

鎌倉時代の1240年に建立され、現在は舎利殿として仏舎利を安置する国宝建築であり、唐招提寺の歴史を今に伝える重要な建物です。

礼堂

金堂や鼓楼の東隣、境内の東側に細長く建つ建物は、礼堂です。

仏舎利を礼拝するための堂として鎌倉時代に建立されたそうです。

礼堂の中央には、馬道と呼ばれる通路があり、東側に通り抜けることができます。

宝蔵・経蔵

礼堂の建物を通り抜けて東側に出ると、校倉造りの建物が二つ並んでありました。

北側にあるのは宝蔵で、歴史的な仏教美術や工芸品が収蔵されているそうです。

南側にあるのは経蔵で、経典や仏教に関わる重要な文書の収蔵のため建てられたそうです。

いずれも国宝に指定されており、唐招提寺の長い歴史と文化の厚みを今に伝えています。

境内をゆっくり巡り、数多く残る国宝建築を実際に目にし、感動の時間が過ごせました。

唐招提寺を拝観したあと、西ノ京の歩道をゆっくり15分ほど歩くと、次の目的地である薬師寺に到着しました。

薬師寺

薬師寺は天武天皇が皇后の病気平癒を願い、680年に創建された由緒ある寺院と伝えられています。

薬師如来をご本尊とし、1300年以上にわたる歴史と文化的価値が評価され、世界遺産にも登録されています。

與楽門

薬師寺の正門は南側に位置し、多くの参拝者を迎えています。

今回は唐招提寺から歩いて訪れたため、北側に位置する與楽門から境内に入りました。

食堂

與楽門から境内に入ると、まず目に入るのは食堂です。

薬師寺の伽藍の北側に位置し、かつて僧侶が斎食と呼ばれる食事をとっていた場所です。

食堂は奈良時代に創建された後、再建と焼失を繰り返し、平成後半になって復元されたそうです。

西僧坊

食堂から西へ進むと、境内の奥に西僧坊があります。

横に長く伸びる落ち着いた建物で、かつて僧侶たちの生活の場として使われていた僧坊の一つです。

西僧坊では特別公開の機会に、国宝東塔の頂部を飾っていた水煙を間近で拝観でき、大きな見どころとなっています。

東僧坊

食堂から東へ進むと、東僧坊があります。

現在は参拝者が立ち寄れる授与所や、土産物コーナーが設けられ、御朱印の受付やお守り、記念品などを授かることができます。

大講堂

食堂を通り抜けて南へ進むと、大講堂が姿を現します。

大講堂は、僧侶たちが集い仏教の教義を学び、論義を重ねた修学道場として創建されたものです。

度重なる火災による焼失を経て、現在の大講堂は平成15年に創建当初の規模で再建されたそうです。

白壁と朱柱が調和した壮麗な外観が目を引きます。

堂内には弥勒三尊像が安置され、薬師寺屈指の見どころとなっています。

金堂

薬師寺の金堂は境内の中心に位置し、本尊である薬師三尊像を安置する最も重要な堂宇です。

現在の金堂は昭和期に再建されており、白壁と朱柱の均整の取れた外観が美しかったです。

堂内には薬師如来坐像を中心に日光・月光菩薩が並び、信仰の場としての厳かさを感じました。

そして、目を引くのは金堂を中心に左右対称に並ぶ東塔と西塔の均整の取れた美しい伽藍配置でしょう。

これは、薬師寺式伽藍配置と呼ばれ、日本仏教建築を代表する様式のひとつとなっています。

西塔

薬師寺の西塔は昭和期に復興された塔で、東塔と向かい合う位置に建っています。

朱色の柱や屋根の端正な形状が美しく、細やかな装飾や伝統的な建築技法が際立っています。

東塔

東塔は薬師寺創建当初から残る唯一の塔で、約1300年の歴史を誇る国宝建築です。

三重塔の裳階付き構造により、六重に見える独特の美しさが特徴で、歴史の深さと荘厳な趣を感じられます。

中門

中門は朱塗りの柱や屋根飾りが美しく、伽藍への入口となる門です。

正門から境内に入った場合は、この中門を通り抜けて、左右にある見事な東塔と西塔を望むこととなります。

今回は北側の與楽門から境内に入ったため、参拝の最後に中門を眺める形になりました。

境内を彩るハス

境内には、鉢植えのハスがたくさん並んで置かれていました。

薬王寺では、6月下旬から8月中旬にかけて、美しいハスの花を楽しむことができます。

ハスは仏教の象徴とされる花で、歴史ある伽藍と合わせて季節ならではの魅力が感じられました。

西ノ京を訪れて唐招提寺と薬師寺の国宝建築を間近に眺め、古代仏教文化の深さと長い歴史を身近に感じることができました。

荘厳な伽藍が並ぶ境内をゆっくり歩きながら、西ノ京ならではの静かで豊かな時間を味わえました。

西ノ京エリア周辺マップ

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