西本願寺は京都市下京区に位置し、京都駅から徒歩約15分というアクセスの良さを誇る寺院です。
「古都京都の文化財」の構成資産として世界文化遺産に登録され、浄土真宗の歴史と建築美を今に伝えています。
西本願寺について
西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山であり、宗祖・親鸞聖人の教えを今日まで受け継いできた、日本仏教を代表する寺院です。
京都では古くから親しみを込めて「お西さん」と呼ばれ、信仰の場としてだけでなく文化的存在としても親しまれてきました。
現在も多くの人々が訪れ、信仰と歴史、建築文化が身近に感じられる場所となっています。
無料ツアー「お西さんを知ろう!」
西本願寺では、参拝者向けに無料ツアー「お西さんを知ろう!」が実施されています。
本願寺の僧侶がガイドを務め、境内を巡りながら歴史や建築、信仰について分かりやすく解説してくれます。
予約不要で参加できる点も魅力で、初めて訪れる方にも理解を深めやすい内容となっています。
御影堂
本願寺の歴史や親鸞聖人について少し説明していただいた後、まず向かったのは御影堂です。
天井が高く広々とした堂内は、大規模な法要にも対応できるゆとりある空間で、厳かな雰囲気に包まれていました。
襖絵と欄間の透かし彫りも素晴らしい。
内陣奥には、親鸞聖人の御影像が安置されています。
周囲は鮮やかな装飾が施され、荘厳で格調高い雰囲気でした。
回廊
次に、回廊を通って御影堂から阿弥陀堂へと歩いて行きました。
天井には金箔が貼られた菱灯籠が整然と並び、華美を抑えた上品な雰囲気でした。
回廊には少し遊び心を感じる秘密があって、いろんな形に組み込まれた埋め木があるんです。
これは、修復の際に補われた部分で、その形が生き物や道具を思わせるものとして知られています。
何気なく歩いていると気づきにくいのですが、足元に目を向けることで西本願寺ならではの工夫や遊び心を感じることができました。
阿弥陀堂
阿弥陀堂は阿弥陀如来を御本尊として祀っています。
阿弥陀堂の堂内も広々として開放感があり、参拝者が静かに祈りを捧げられる雰囲気が感じられました。
御本尊の阿弥陀如来立像です。
信仰の場に相応しい静けさが広がっていました。
境内ツアーは約30分で終了し、参加者には記念として024(おにし)カードをいただけます。
裏には、西本願寺の名所などに関する解説や情報が書かれています。 全部で24種類あるのですが、何度もツアーに参加して全部集められてる方もいるそうです。
ツアーの後は、しばらく境内を散策して楽しみました。
イチョウ
西本願寺の境内には、目を引く大きなイチョウの木が二本そびえています。
そのうちの一本は根元から天に向かって広がる独特の形状から、「逆さ銀杏」と呼ばれています。
残念ながら落葉して枝のみでしたが、その枝ぶりから想像すると、見ごろの季節には金色の葉が広がり壮観な景色だったことでしょう。
一方、もう一本のイチョウの木も大きく存在感たっぷり。こちらはこんもりとした立ち姿で、黄色く色づいた葉が美しく残っていました。
阿弥陀堂門
イチョウの木の東方向には、弓なりの曲線が美しい唐破風の屋根がある門が見えました。
これは阿弥陀堂門です。江戸時代中期に建立され、火災で焼失後再建されたそうです。
金箔など装飾が美しく、華やかさを感じました。
御影堂門
西本願寺の正門は、阿弥陀堂門から南方向にある御影堂門です。
阿弥陀堂門に比べて少し地味な気がしたのですが、江戸時代初期に建築されたものがそのまま残っているということから歴史の重みを感じます。
経蔵
境内の北東の角に見えたのは、経蔵です。
仏教の経典や典籍を保管する書庫として江戸時代に建立され、歴史的な重要文化財に指定されているそうです。
西本願寺を訪れて
西本願寺では無料ツアーに参加することができ、僧侶の方から歴史や境内の建物について丁寧な説明を受けられました。
自分たちだけで巡っていたら見過ごしてしまいそうな見どころや背景も知ることができ、学びの多い貴重な時間を過ごすことができました。
無料ツアー「お西さんを知ろう!」は、案内する僧侶の方により内容や巡るコースが異なるようです。 また機会があれば、ぜひ参加したいと思います。
西本願寺周辺航空写真
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