京都市北西部に位置する金閣寺・龍安寺・仁和寺は、京都の世界遺産の1つとしてそれぞれ登録されています。 これらの寺院をつなぐ市道はきぬかけの路と呼ばれており、人気の王道コースとなっています。
金閣寺・龍安寺を観光後、続いて仁和寺へと向かいました。
仁和寺
仁和寺は888年に創建された由緒ある寺院です。 応仁の乱により多くの建造物が焼失してしまったようですが、その後徳川家光により再興されたそうです。
二王門
広い境内の南にそびえ立つ二王門は、仁和寺の象徴とも言える存在です。
知恩院の三門、南禅寺の三門と共に、京都三大門の1つとして重要文化財にも指定されているそうです。
中門
二王門から金堂(本堂)に至る中ほどにある、中門です。 淡いピンク色の可愛い外観ですが、中門も江戸時代初期に建造された重要文化財です。
五重塔
金堂(本堂)に歩いて行く途中、右方向にあるのが五重塔です。
この五重塔も江戸時代初期に建造された重要文化財で、高さは36mもあるそうです。
扉の上には、梵字の額が掲げられていました。これは大日如来を示しているそうです。
金堂(本堂)
更に境内を北方向に歩いて行くと、金堂があります。
仁和寺の金堂は御所内裏の紫宸殿を移築したものだそうで、煌びやかさを感じる建物となっています。
現存する紫宸殿として最古のものであり、国宝に指定されています。
仁和寺の広い敷地内には他にも歴史的な建造物や美しい庭園など見所たっぷりです。
また、仁和寺は京都でも桜の名所として人気を集めています。できれば春に改めてゆっくりと訪れてみたいと思いました。
蓮華寺
仁和寺の観光を終えて車に乗り込む前に、駐車場のすぐ北に隣接した蓮華寺にも立ち寄りました。
五智如来像
仁和寺に比べるとこじんまりとした寺院ですが、歴史を感じる5体並んだ石仏さん達の存在感がすごい~
大日如来を中心に、釈迦如来、阿弥陀如来、宝生如来、薬師如来が並んでいました。
無病息災・病気治癒など、ご利益がありそうな5体の如来様達にしっかりお願い事をして、穏やかな心地で蓮華寺を後にしました。
妙心寺
第95代花園天皇は出家して法皇となった後、花園御所を禅寺に改めることを発願します。 これが妙心寺の起源だそうです。
広大な敷地内には多くの塔頭寺院が建ち並んでおり、臨済宗妙心寺派の大本山となっています。
南門
境内の南にある南門から中に入りました。 江戸時代初期に建てられた重要文化財です。
浴室
南門から境内を少し歩くと、右側には明智光秀にゆかりがある浴室があります。 光秀の菩提を弔うために建立されたことから、明智風呂と呼ばれているそうです。
三門
三門は1599年に建立され、重要文化財に指定されています。
境内の他の建造物と異なり、鮮やかな朱色がひと際目を惹きました。
仏殿(本堂)
釈迦如来坐像、加葉尊者像、阿難尊者像が安置されている仏殿です。
庫裏
庫裏より中に入り、建物内を見学しました。
大方丈
法堂
法堂内では、天井に描かれた「雲龍図」を見ることができます。 江戸時代の絵師、狩野探幽による大作で、どの角度から眺めても龍と目が合うことから「八方にらみ」と呼ばれています。
また、日本最古の鐘と言われる鐘楼があり、これも必見です。
法堂内では撮影禁止ですので、ぐるりっと建物内をゆっくり歩き、記憶に残るよう静かな時間を過ごしてきました。
今回の旅行では、妙心寺宿坊である花園会館に宿泊しました。
(花園会館については別ページに書きます。)
花園会館を観光拠点とし、近隣の寺社巡りをじっくりとすることができ、充実した旅となりました。
仁和寺・妙心寺 周辺観光マップ
(青ライン:きぬかけの路)
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