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【金閣寺・龍安寺】煌びやかな舎利殿と静寂を感じる石庭を巡る - 京都旅行記

季節は新緑の時期、天候にも恵まれ、京都市北西部の観光旅行を計画しました。 金色に光り輝く金閣寺、石庭を楽しむ龍安寺などを中心に、見どころ多いこのエリアの観光を楽しみました。

金閣寺

金閣寺は正式には鹿苑寺と称され、室町時代に足利義満によって建立されました。 京都を代表する人気の観光地で、その美しい金箔で覆われた舎利殿が黄金に輝く姿に多くの観光客が魅了されています。

総門

入口となる総門を通って、参道を歩いて行きました。

鏡湖池

少し歩くと、広々とした池と黄金の金閣が見えてきました。

この池は鏡湖池です。湖面には鏡のように金閣寺の姿が映し出されることから、そう名付けられたそうです。 少々どんよりとした水面には、くっきり鮮やかではないものの、金閣の建物や周囲の木々が映し出されていました。

鏡湖池を中心とした緑豊かな庭園では四季折々の美しい花々も楽しむことができます。 ちょうど私が訪れた時にはカキツバタの青紫色の花が美しく、目を惹きました。

金閣(舎利殿)

金閣の1階は舎利殿と呼ばれる寝殿造で金箔は貼られていませんが、 2・3階はキラキラの華麗絢爛な外観となっています。

太陽の光を浴びて金閣はひと際美しく輝いており、しばらくの間見入りました。

金閣の鳳凰

金閣の最上階には鳳凰が翼を広げて立っています。 この鳳凰も黄金に輝き、存在感たっぷりでした。

不動堂

観光を終え、出口に向かって歩いて行くと、片隅に見えてきたのは不動堂です。 すぐ横に納経所があるためか、私が通った時には人でごったがえしていました。

きらびやかな金閣を眺めた後、少々地味目な建物で通り過ごしてしまいそうですが、 この不動堂は金閣寺境内に現存する建物の中で最も古く、身体の健康と病気の治癒にご利益があるそうですので、ぜひお立ち寄りを。

さて、金閣寺の観光を終え、次に龍安寺に向かうことにしました。 金閣寺からは南西方向、車で約5分ほどの距離です。

龍安寺

龍安寺は室町時代に細川勝元が創設した禅寺です。 見所としては、何といっても白砂が敷き詰められた石庭が挙げられるでしょう。 多くの観光客は目の前で石庭を眺めることができる落縁に座り、それぞれの静かな時間を楽しんでいます。

山門

駐車場から龍安寺入口の山門まで、木々の木漏れ日を浴びながら歩いて行きました。 緑の葉が生い茂る風景の中の山門は雰囲気たっぷりでした。

山門をくぐり、石段を上って行くと、庫裡があります。

庫裡

庫裡は寺院の玄関とも言える場所です。中に入ると、漢詩が書かれた立派な屏風がまず目に入りました。

こちらは「雲関」と書かれた衝立です。

庫裡から石庭を見ることができる方丈(本堂)に向かう間に、箱庭版のミニ石庭が飾られていました。 ここで、石庭の石の配置を事前にじっくりと確認することができます!

方丈(本堂)

庫裏から奥に進むと、方丈(本堂)が隣接して建っています。 大広間は解放感たっぷりで、描かれた襖絵も見所の1つです。

方丈庭園(石庭)

しかし、やはり絶対に見逃せない一番の見所は方丈の前に広がる方丈庭園 でしょう。

落縁には所せましと多くの人が並んで座り、石庭に目をやっていました。 庭の石は15個置かれているのですが、なぜかどの方向から眺めても14個しか見えないように配置されているそうです。

私も落縁に座り、石だけで表現された水の流れや風景をしばし楽しみました。

蹲踞

石庭を堪能した後、方丈の廊下をぐるりと回り、北方向に出て歩いて行くと、庭には蹲踞が置かれていました。 蹲踞は、手を清める手水鉢で、徳川光圀から寄進されたものだということです。

蹲踞には「吾唯足知」の文字が彫り込まれています。 欲張らず現在の状況を素直に受け止めて満足するよう諭す言葉だそうです。

鏡容池

境内に広がる鏡容池の周囲には、金閣寺同様に美しい青紫色のカキツバタが咲き誇っていました。

ツツジも鮮やかな花を咲かせ、水面はピンクや緑に染まり美しい風景が広がっていました。

鏡容池でも四季に応じて花々を楽しむことができるようです。また異なる季節にも訪れてみたいものです。

金閣寺・龍安寺周辺の観光マップ

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