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【宮島の必見観光スポット】歴史ある建造物と日本三景に選ばれた絶景 - 広島旅行記

広島県屈指の人気観光地といえば、まず宮島の嚴島神社が挙げられるのではないでしょうか。

3年以上を費やした「令和の大改修」を終え、大鳥居は一段と輝きを増しています。

晴天にも恵まれ、より美しく、より魅力的になった宮島を堪能してきました。

宮島へのアクセス

広島駅から公共機関を使って宮島に行く場合、JRを使うのが一番早く便利です。

私たちは車利用でしたが、JR宮島口駅のすぐ隣に駐車しました。フェリー乗り場にも歩いてすぐの距離です。

宮島桟橋に向かって歩いていくと、広電宮島口駅があります。 JRより時間はかかりますが、広島電鉄を利用すると安く行くことができ、さらにフェリー乗り場にも非常に近いため便利です。

目の前は、もうフェリー乗り場!

宮島へはJR宮島フェリー宮島松大汽船の定期便があり、どちらかを利用して宮島へ渡ることになります。

右の方に歩いて行くとJR宮島フェリー、左の方に歩いて行くと宮島松大汽船乗り場です。

行きはJR宮島フェリーを利用しました。

料金、所要時間とも両社同じなのですが、行きはJR宮島フェリーを利用するのがお勧めです。

なぜなら・・・

JR宮島フェリーのルートは、船上から大鳥居をじっくり眺ることができ、写真もばっちし撮ることができるのです。

宮島をバックに、美しい朱色の大鳥居を眺めることができ大満足~♪

宮島桟橋から 嚴島神社へ

宮島桟橋前広場

JR宮島フェリーで宮島桟橋に到着。

宮島桟橋前広場(厳島港港湾広場)です。

平清盛像

少し歩くと、海に背を向けて平清盛像が立っていました。

厳島神社の社殿は平清盛により造営されたそうで、その功績を称え造られたようです。

日本三景碑

平清盛像のすぐ近くには、日本三景碑がありました。 日本三景は、ここ宮島と、京都の天の橋立、宮城の松島です。

日本三景碑の横には、カメラ目線でばっちしポーズを決めてるシカちゃんが! モデル慣れしたような様子で、可愛いかったです~

世界遺産碑

日本三景碑のすぐ隣には世界遺産碑がありました。 宮島の厳島神社は1996年に世界遺産に登録されたそうです。

ちょっと変わった形をしていますが、先端の丸い穴の奥に朱色の大鳥居を入れて撮影することができます。

写真を撮った時は知らなかったので、朱色のほんの一部しか映っておらず残念。。。

海岸に沿って厳島神社への道を歩いて行きました。

青く穏やかな瀬戸内の海がとても美しく、先ほど乗ってきたJR宮島フェリーが折り返していくのが見えました。

海上に建つ大鳥居がだんだん大きく見えてきて感動~!!

石の大鳥居

厳島神社の入口となります。 山口県周防大島から運ばれた御影石で作られているそうで、ドッシリ存在感抜群の巨大な鳥居です。

御笠浜

石の大鳥居から海岸通りを厳島神社に向かってまっすぐ歩いて行きました。

厳島神社の手前で道は大きく湾曲しており、大鳥居を東側から一番近くで眺められる御笠浜は絶景のビューポイントとなっています。

正面から眺める立ち姿とはまた違い、やや斜めから見る外観もとても美しかったです。

穏やかな海に朱色が映り込み、更に艶やかさを増して見えました。

そして、ここ御笠浜からは、厳島神社の全景を綺麗に見ることができます。

厳島神社

入口

厳島神社の参拝は一方通行となっており、入口は東側に位置します。

朱色の美しい東廻廊を歩いて行きます。

客神社

すぐあるのは、摂社の中で一番大きい客神社です。 後ろには五重塔があり、大変美しい写真を撮ることができます。

本殿

境内の中央にある本殿は、毛利元就によって1571年に改築されたものだそうです。

ちょうどその日は建国記念日。 神武天皇が即位し、日本が建国された記念すべき日ということで、厳かに紀元祭が行われていました。

高舞台

歴史ある舞楽が演じられる高舞台です。

平舞台

高舞台の周囲には平舞台が広がっています。 大鳥居に向かって伸びており、その先端は絶景のビューポイント。 大鳥居をバックに写真を撮ろうと多くの観光客が列をなしていました。

大鳥居

目の前に見える朱色の大鳥居は存在感半端なく、 圧巻の美しさでした。 腐食しにくい「クスノキ」を使い、自らの重みで海中に立っています。

現在の鳥居は創建から9代目で、明治8年に再建されたものだそうです。

能舞台

本殿から出口方向に向かって西廻廊を歩いて行くと、艶やかな朱色の建物の奥に、歴史を感じる古めかしい建物が見えました。

これは能舞台で、毎年秋深まる季節には幻想的な観月能が催されています。

摂社 天神社

西廻廊から能舞台と反対側を眺めると、こちらも朱色ではなく雰囲気が異なる建物があります。 これは摂社 天神社で、菅原道真を祭神とする天満宮です。

反橋

西廻廊から左前方を見ると、かなりの傾斜がある丸みを描く橋が見えました。 これは反橋で、勅使橋や太鼓橋とも呼ばれます。

名前の通り、天皇からの勅使のみ通ることができた橋だそうですが、目の前で見るとかなり歩くのはつらそう・・・

出口(唐門)

こちらは出口専用門となっています。かつては入口とされていたそうです。

大願寺

嚴島神社の出口を出ると、すぐ目の前には亀居山放光院大願寺の門があります。

真言宗に属し、室町時代末期に厳島神社の修理造営権を握り、道本・尊海・円海と相次いで傑出した住職が出て、 厳島神社諸建築の建造や復旧に当たったということです。

嚴島神社宝物館

大願寺から道路を挟んですぐ南方向にあるのは、嚴島神社宝物館です。 嚴島神社所蔵の美術工芸品など貴重な宝物が展示されています。

後白河法皇御行幸松

厳島神社出口周辺を簡単に周った後、道なりに引き返して歩いて行きました。

途中、道沿いに金網で囲まれた小さな建物があり、松の遺木が置かれていました。 これは後白河法皇御行幸松で、1174年に後白河法皇が厳島神社を参拝した時にお手植えされたものだそうです。

明治初期に切り倒され、中は空洞でカラッカラの状態ですが、すごい歴史ある木なんですね。 触れるとご利益があると言われていたそうですが、現在は金網があるため難しそうです。

三翁神社

厳島神社入口の南側あたりまで歩いて行くと、三翁神社があります。 青銅の鳥居が目を引きます。

鳥居の奥には3つのお社があります。 明治維新後、島内の末社を合祀し、現在は11神を祭る神社となっています。

豊国神社(千畳閣)

三翁神社を通り過ぎ、階段を登って行きました。

これは1587年豊臣秀吉の命により建立された豊国神社です。 残念ながら、秀吉の死により未完成のままの状態で現在に至っています。

中に入ると、驚きの広さ!

畳が857枚ほど敷ける広さがあるということで、別名千畳閣と呼ばれているのです。 太い柱に支えられた建物内はがら~んとしており、神聖で静かな空気感に包まれていました。

神棚横など建物内には戦勝祈願で奉納された多くの巨大しゃもじが立てかけられていました。

天井の方を見ると、奉納された多くの絵馬が飾られていました。 江戸時代に描かれた絵馬も多いようで、色あせて痛みがめだつ物からは歴史の流れを感じました。

高台にあるため見渡しもよく、のどかで心が落ち着く風景が広がっていました。

五重塔

豊国神社の隣には五重塔があります。 創建1407年の歴史ある建物です。

高さは27.6mあり、近くから見上げると朱色が鮮やかで眩い美しさでした。

その後、表参道商店街を通り船乗り場方面に向かいましたが、 通りは土産物店や、グルメを扱う店が並び、多くの観光客でごった返していました。

宮島に来るのはJR宮島フェリーを利用しましたが、帰りは宮島松大汽船に乗りました。 両船は出航時間が交互に次々とあるので、往復切符にせずに時間的に合った方を選ぶのがお勧めです。

ところで、私たちが帰る頃にはフェリーに乗るにも大行列、島内も大渋滞、駐車場も激混み状態でした。 宿泊地を宮島のすぐ近くにして朝早めに宮島に渡ったのは大正解でした。観光客が少ない時間帯にゆっくり観光でき良かったです。

天候にも恵まれ、宮島では充実した大満足の時間を過ごすことができました♪

宮島の観光マップ

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