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【松山城と周辺観光】歴史を感じる散策エリア - 愛媛旅行記

松山城は標高132mの勝山の山頂に築かれ、日本三大平山城に選ばれています。 現存12天守の城として歴史的に貴重な文化遺産で、松山市のシンボルといえる建造物です。

松山城

ロープウェイ・リフト乗り場

松山城には歩いて行くこともできますが、やはりロープウェイやリフトを利用するのが便利です。

ロープウェイ・リフト乗り場に向かうと、すぐ手前には坊っちゃんとマドンナ像がありました。 夏目漱石が松山を舞台として書いた小説「坊っちゃん」にちなみ、民間団体から寄贈されたそうです。

ロープウェイは約3分、リフトは約6分で8合目付近まで運んでくれます。 チケット購入すると好きな方に乗ることができるのですが、天候も良かったことからリフトを選びました。

石垣

リフトを降りて天守方向に歩いて行きました。

それにしても、そびえたつ石垣の大迫力に圧倒されます!!

松山城は敵の侵入を防ぐ「登り石垣」が230mにも及び、見どころの1つとなっているそうです。

戸無門

この戸無門は言葉通り、門扉がない門です。 当初からあえて門扉を造らず、敵を奥へ奥へと誘導する構造としたそうです。

筒井門

さて、戸無門の次に通るのが この筒井門です。 松山城最大の門であり、誘導された敵をしっかりと食い止め、本丸への侵入を防ぐよう工夫されています。

隠門

筒井門の陰に隠されたようにあるのが 隠門です。 筒井門突破に気をとられている敵を、死角となる別角度から狙い撃ちするために造られたのです。

くねくねと石垣横の道を歩いて登ってきましたが、南東方向には松山の町が広がり素晴らしい眺望でした。

そして、やっとたどり着いた本丸広場。目の前には大天守・小天守が見えました。

築城当時、天守は5層であったそうですが、その後落雷により焼失し、1852年 3層で再建されています。 そのためか、どっしりとした石垣の上に、ややこじんまりと 天守が乗っかっているようにも見えます。

でも、江戸時代より歴史を刻む天守は、やはり存在感があり心惹かれる外観でした。

本壇

さて、目の前には石垣に挟まれるようにそびえ立つ天守が見えていますが、まだまだ すんなりと中には入れません。

青空に映えて美しい~♪

本壇入口を守る一ノ門です。

更に二ノ門を通ります。

渡塀には弓矢や鉄砲で攻撃するための狭間や 石落としが見られました。

複雑なルートをクネクネと歩き、三ノ門も通り抜けました。 天守に向かう敵への防御力は凄まじく、練りに練られた構造だなと痛感しました。

さて、やっと天守に至り、内部に入りました。 そこでまず驚いたのは、城内の急な階段です。

でも、復元天守によくあるエレベーターやコンクリート製の階段とは違い、やはり歴史を感じ当時に思いを馳せながら上るのは格別です。

城内の歴史ある展示物を見学しながら、最上階に向かいました。

最上階の、がらんとした大広間です。

天守最上階からは、松山市の素晴らしい眺望を楽しむことができます。 下の写真は 本丸広場、松山市南東方向を眺めたものです。

勝山の山頂にある松山城からは松山市の風景を360度グルリっと見渡すことができます。 下の写真は松山市北方向を眺めたものです。

町の風景をしばらく楽しんだ後は、再び急な階段をそろりそろりと降りていきました。

中世の雰囲気たっぷりの海外のお城も素敵だけど、日本のお城もとっても魅力的♪ 現存12天守のうち、私はまだ半分ほどしか訪れていませんが、今後残りのお城にも行き ぜひ12城制覇してみたいなぁ~って思いました。

元祖 宇和島鯛めし 丸水 本店

ロープウェイ・リフト乗り場から道路を挟んですぐ南には、宇和島鯛めしの老舗がありました。 新鮮な真鯛を秘伝のタレで食すことができるということで、昼食はそこでいただくことにしました。

丸水 (がんすい) は百年続く伝統の店だそうで、行列ができることも多いそうです。 幸いその日はすぐ席に座ることができました。

鯛めしの鯛は、天然と養殖から選ぶことができます。 天然は2100円、養殖は1650円となっていました。

私たちはお店の人に味や食感の違いをうかがい、養殖を選びました。

鯛めしは大好きで よく食べますが、こちらの鯛めしは想像していたものとは異なっていました。

鯛は焼いたものではなく、お刺身をそのままご飯にのせて生卵と合えた秘伝タレをかけていただきます。 これは宇和島式の鯛めしだそうです。

私はもともと刺身が苦手で焼いた鯛の方が好きなのですが、タレの味が新鮮な鯛にほどよく絡みあい、とっても美味しかったです。

坂の上の雲ミュージアム

松山城から南方向の山のふもとには坂の上の雲ミュージアムがあります。 司馬遼太郎の歴史小説 「坂の上の雲」をテーマとしており、 司馬遼太郎の手書きの原稿なども展示されています。

建物は個性的で、世界でも名高い安藤忠雄によってデザインされたものです。

国重要文化財 萬翠荘

坂の上の雲ミュージアムからすぐ北西方向には大変美しい外観の洋館があります。 これは国重要文化財 にも指定されている萬翠荘です。

大正時代に別荘として建てられたそうで、坂の上の雲ミュージアムからも豪華絢爛な外観がよく見えました。 すぐ近くに位置するので、セットで訪れるのがお勧めです。

松山城を中心としたエリアには、このように人気スポットがコンパクトにまとまっています。 ゆっくり徒歩観光を楽しむことができ、お勧めです。

松山城周辺 観光マップ

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