鳥取県の特産といえば 二十世紀梨が有名です。 倉吉市には梨をテーマにした素晴らしい博物館があり、梨作りの歴史など様々なことを楽しく学ぶことができます。 大がかりな展示物や目を引く資料も豊富なので、家族で訪れるのにお勧めです。
鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館
入口では愛らしい笑顔のナッシーがお出迎え♪ そして、その後ろには目を見張る巨大な二十世紀梨の大木が展示されています。
天井に伸びて広がるこの巨木の枝は20mもの長さがあるそうで、上から眺めると改めてその大きさに驚きます。 まさに、なしっこ館のシンボルツリー！
二十世紀梨 ものがたり劇場
二十世紀梨の栽培にとって、黒斑病は大変な病害でした。 その他にも様々な苦労を克服し、現在のような大産地になるまでの歴史をわかりやすく学ぶことができます。
劇場は昭和の農家を再現した家で雰囲気たっぷり。炉端で作業している夫婦がこれまでの苦労話を語ってくれます。 上映時間は10分で、1時間に1回となっていますので、要チェックです。
世界にある様々な梨の展示
梨って、こんなに種類があったんだ～！！
なんと70種類もの梨のレプリカが展示されており、梨に関する資料も豊富。 日本のおなじみの梨はもちろん、洋梨の他、大きさも色合いも様々な梨があって面白い～
二十世紀梨の栽培パノラマ
梨の栽培課程をわかりやすく知ることができます。 パノラマ内を走るカメラにより、実際にどんな作業をしているかモニターで見ることができたり、 とっても凝った楽しい作りになっています。
資料展示室
梨作りに使用されてきた機械や様々な道具が展示されています。 これらの展示物は、2015年に「鳥取の二十世紀梨栽培用具」として、国登録有形民俗文化財に登録されたそうです。
バーチャル梨園
子供のみならず大人も力が入りそうなクイズコーナーです。 梨の栽培方法について改めてお勉強～
梨ガーデン
屋外には様々な梨が植えられており、季節により楽しめるようです。野生種や水耕栽培の展示もあります。
食べてみたい～
キッチンギャラリー
さて、なしっこ館で一番楽しみにしていたのが、キッチンギャラリー コーナー♪
なんと、無料で梨3種の食べ比べができるんです～
時期が決まってるんじゃない？？って思っていましたが、心配ご無用！ 食べ比べは一年中できるそうで、梨3品種をそれぞれ2切れずつカップに入れて渡してくれます。
ところで、目を引いたのが くだものに関する展示物。 日本人は他国の人と比べると、果物をあまり食べないんですって！
果物って案外お値段も高いものが多いし、我が家でも主菜などに比べてついつい財布の紐が堅くなってしまうけど、 他国よりこんなに少ないなんて驚きでした。
血糖上昇指数の比較表。
高血圧の予防に果物を食べましょう。
「果物は糖尿病に悪い」とか言われるけど、適度の量であれば糖尿病や高血圧の場合であっても問題ないってことですね。 いろいろ勉強になりましたー！
ミュージアムショップ
ミュージアムショップには鳥取県にちなんだ土産物や、梨に関するお菓子も豊富に揃っていました。
以前から気になっていた鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館に今回初めて足を運びましたが、 思っていた以上に立派な博物館でした。 また、地域イベントや情報発信の場になったり、「鳥取梨つくり大学」という講座を開いたりしているようです。
倉吉白壁土蔵群
鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館の近くには、倉吉白壁土蔵群地区があります。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、 江戸から昭和にかけての雰囲気が残る美しい町並みが続きます。
グルリっと歩いて回れる倉吉白壁土蔵群地区には、タイムスリップしたような錯覚に陥るレトロな風景が詰まっていました。
近くの駐車場横には、迫力ある銅像が！！倉吉出身の第五十三代横綱琴桜像だそうです。
あいにく近くの駐車場に車を停めることができず、道路を挟んで南方向にある市役所横の駐車場を利用しました。 すぐ西側には桜の名所として有名な打吹公園があったので、少し立ち寄りました。
とても素敵な公園で、駐車場が遠くなってしまったけど逆に良かった～って思いました♪ 春にはもっと美しくて見ごたえあるんでしょうね。
帰り道に車内から見つけたのは、円形劇場 くらよしフィギュアミュージアムです。 日本最古の旧明倫小学校円形校舎を改装して作られたそうで、非常に興味を持ちました。
今回は立ち寄りませんでしたが、館内にはアニメや動物などフィギュアが約2000点展示されているそうです。
倉吉では鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館の見学、 倉吉白壁土蔵群のレトロな町並みの散策などを楽しみ、 想像していた以上に充実した時間を過ごすことができました。
鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館 周辺マップ
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