久々にESTAを申請しました
アメリカ、あるいはアメリカ経由で第三国へ渡航する際には、ESTA(電子渡航認証システム)の取得が必要不可欠です。
申請手続きはそれほど難しくはありませんが、意外と細かな注意点が多く油断は禁物です。
申請前にしっかり情報収集と準備をしておかないと、承認されるまで不安な気持ちで過ごすことになってしまいます。
10年ぶりのESTA申請 - 値上がり、複雑化していた!
最近はヨーロッパ方面ばかり訪れていたため、ESTAを申請するのは実に10年ぶり。
以前と比べていくつか変更点がありました。
- 申請費用が21$に値上がり(2025年8月現在)。円安の影響もあり、かなりの割高感。
- パスポートのアップロードが必須に。
- 顔写真(セルフィー)のアップロードも必須に。
入力が必要な情報も以前より多く、慎重な対応が求められるようになっています。
旅行代理店などに代行を依頼することも可能ですが、別途手数料が発生します。
そこで今回も、自分で申請することにしました。
ちょっとしたミスがあっても後で修正できるはず…と軽い気持ちでポンポン入力を進め申請を済ませたのですが…。
申請時のミスで困ったことになってしまった体験談などをWebで目にするうちに、不安な気持ちがじわじわと増してきました。
やはり申請は、時間をかけて丁寧に行うことが大切です。
ESTA申請時の注意点
公式サイトから申請する
「ESTA 申請」と検索して表示されるサイトが、必ずしも公式のものとは限りません。
代行業者や詐欺サイトが多数紛れ込んでいるため、注意が必要です。
- 公式サイト:https://esta.cbp.dhs.gov/
- 検索結果の上位に表示される広告リンクには注意!
- 公式サイトかどうか、URLとページ内容を必ず確認。
誤ったサイトで申請してしまうと高額な代行料を請求されたり、最悪の場合は渡航自体ができなくなる可能性もあります。
なお、複数人で申請する場合は、グループ申請が便利です。支払いと申請状況の確認を一括で行うことができます。
必要情報を事前に準備
申請は途中で一時保存が可能です。 私は途中まで入力し、翌日申請を完了しました。
エラーなく続行できたので良かったですが、「大丈夫かな…」という不安感が少しありました。
トラブルを回避するためにも、事前に必要な情報をすべて準備し、一度で申請するのがおすすめです。
主な必要情報:
- 申請者の氏名・生年月日・パスポート情報
- メールアドレス
- 勤務先情報(ある場合)
- 米国滞在中の連絡先(ホテル名・住所・電話番号)
- 緊急連絡先
- クレジットカード情報(申請料支払い用)
必要な画像をきちんと準備
画像は、JPEG形式で英語表記の名前にして送信するのが安心です。
● パスポート画像
顔写真ページと機械読み取り部分(MRZ)が鮮明に写っている必要があります。
影が入らないように、私は家庭用スキャナーを使って撮影しました。
● 顔写真(セルフィー)
- サイズ:5cm × 5cm
- 背景は白
- メガネ・帽子不可
顔写真はパスポート写真とは別、直近6ヶ月以内にカラーで撮影されたものが必要です。
私はスマホで自撮りしたのですが、アップロードした画像は縦長の証明写真的なサイズ…。
背景はふすまで、白いとはいえ、縦糸・横糸の模様が若干気になる感じでした。
最初は「もし写真が通らなくても、あとから再送信すればいいよね」と軽く考えてアップロードしたのですが、、
これは却下かも…もう、不安感しかありませんでした。。
入力ミスには細心の注意を
入力内容によっては申請が却下され、再申請に再度21$の支払いが必要となってしまいます。
特に間違えてはいけないのが以下の情報です。
- パスポート番号、氏名、生年月日
- 適格性に関する質問(全て「いいえ」であることが前提)
「はい」と間違えて回答してしまうと、自動的にESTAは拒否され、ビザの取得が必要となります。
その後の米国渡航にも影響が出る恐れがあるため、くれぐれも慎重に入力しないとホントに怖い~!
私はポンポンと「いいえ」を次々選び、ちゃちゃっと申請を済ませたのですが、 後から、ちゃんと出来てたかな?と心配になって、何度も確認したりしました。
結果通知と確認方法
ESTAの審査結果は通常72時間以内とされています。
結果通知はメールで届きますが、内容の確認は公式サイト上で行う必要があります。
申請時には細かいことをあまり気にせず手続きを進めたため、不安な気持ちでいっぱいだった私。
でも!
申請からわずか1時間ほどで「ESTA Status Change」の通知メールが届き、公式サイト上で「承認済み」と確認できました!
良かったー!!
渡航時の注意
ESTA申請情報はパスポートに紐づけられています。このため、渡航時にESTAの印刷や認証番号の提示は不要です。
でも、念のため承認画面を保存・印刷しておくと安心です。
ESTA申請は簡単!でも慎重に!
ESTA申請公式サイトでは右上に言語を選ぶボタンがあります。
入力はすべて英語で行う必要がありますが、日本語による案内があるため安心です。
落ち着いて丁寧に入力と画像送信すれば、問題ないのです!
ESTAの申請は、簡単とはいえ「正確さ」と「慎重さ」が何よりも大切です。
無事に承認されたものの、私は反省点がいくつもありました。
後で慌てることのないよう、時間をかけて丁寧に確認しながら申請しましょう。