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【サグラダ・ファミリア】 バルセロナのシンボル - 生誕から受難へ続く物語と 光に満ちた鮮やかな内部 - スペイン旅行記

バルセロナを代表する世界遺産、サグラダ・ファミリア。 建築家アントニ・ガウディが生涯をかけて取り組んだ未完の大聖堂です。

1882年に着工し現在も建設が続いており、2034年頃の完成かと言われているようです。

サグラダ・ファミリアと周辺散策

サグラダ・ファミリアの周辺エリアには、見学の前後にぜひ立ち寄りたい魅力あふれるスポットが数多く点在しています。

サン・パウ病院 - 美しい外観の世界遺産

サグラダ・ファミリアへ向かう前に、まず立ち寄ったのはサン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)です。

左右対称に広がる建物群は、病院とは思えないほど芸術的!

正面に見える時計塔はひときわ目を引く美しさ。 温かみのあるレンガ造りに豪華な装飾が施されており、華やかさを感じました。

現在は世界遺産の博物館として一般公開されているそうなので、ゆっくり見学したいなと思える場所でした。

前方に目を向けると、遠くにサグラダ・ファミリアの塔の一部がわずかに姿を現していました。

サン・パウ病院からサグラダ・ファミリアへは、ガウディ通りを歩いて徒歩約10分ほどの距離です。

ゆったりとした歩行者道路を、南に向かって歩いて行きました。

ガウディ広場から眺める全景

サグラダ・ファミリア正面へ向かう前に立ち寄ったのが、池のあるガウディ広場です。

近くでは全体像を一度に捉えるのが難しいサグラダ・ファミリアですが、ガウディ広場からは池越しに建物のほぼ全体を眺めることができ、荘厳な雰囲気を感じました。

生誕のファサード - キリストの誕生

サグラダ・ファミリアには、キリストの誕生から死、そして復活までを表す三つのファサードがあります。

東側に位置する生誕のファサードは、唯一ガウディが生前に完成させたものだそうです。

植物や動物、天使の彫刻がびっしりと施され、圧倒される外観。

入口のドアやその上部には、たくさんの木の葉の中にかたつむりなどの小さな生き物の彫刻が見られました。 植物や生き物への深い思いが、随所に込められているように感じられます。

内部見学 - 光と森の世界

中に入った瞬間、外観とは別世界が広がっていました!

高く伸びる柱と、色とりどりのステンドグラス。

こんなにステンドグラスから差し込む光が美しい教会内部は初めて目にしました。 どちらを眺めても本当に美しい!

内部全体が、まるで森の中に差し込む光に包まれているかのようで、神聖な雰囲気に心から感動しました。

受難のファサード - キリストの死

内部を通って西側へ出ると、受難のファサードが現れます。 こちらはキリストの受難と死をテーマにしているそうです。

生誕のファサードとは対照的に、直線的で角ばった彫刻群で構成されており、キリストの苦悩と死の厳しさを表現しているそうです。

サグラダ・ファミリア付属学校

受難のファサード のすぐ近くには波打つ屋根や曲線の壁が特徴的な建物があります。

これはガウディが労働者の子どもたちのために設計した付属学校で、現在では博物館として見学ルートの一部になっています。

なんか、テーマパークの建物みたいで、可愛い♪娘もノリノリで先生ごっこ!

栄光のファサード - キリストの復活

南向きにある栄光のファサードは現在建設途中で、完成後はサグラダ・ファミリアの正面入口となる予定です。

そちらの様子は写真に収められていませんが、南向き方面へ歩き、通りの角から上を見上げると、尖塔に施された色鮮やかなフルーツのような装飾がよく見えました。

これらは自然の恵みや生命の豊かさを象徴しているのだそうです。とっても可愛い!

見学を終えて感じたこと

サグラダ・ファミリアは写真や映像で見ていた印象をはるかに超え、強く心に残った教会です。

圧倒されるほど壮大な外観に、驚くほど繊細な彫刻が施されたファサード。 さらに、色とりどりのステンドグラスから差し込む光に包まれた内部空間は、言葉を失う美しさでした。

すべてが完成したら、ぜひもう一度訪れてこの目で見たいなぁと心から感じました。

サグラダ・ファミリア周辺マップ

ブルーライン:ガウディ通り