バルセロナを訪れたら、やはり外せないのがガウディ建築です。
アントニ・ガウディは、スペイン・バルセロナを代表する建築家で、直線をほとんど使わず、曲線を描く独創的な建築で知られています。
この日は、内部見学を事前に予約していたカサ・バトリョを中心に、ガウディならではの世界観をじっくり体感する時間を過ごしました。
カサ・ミラ と カサ・バトリョ - ガウディ建築を巡る
バルセロナを代表するガウディ建築、カサ・ミラとカサ・バトリョ。
時間的な都合から内部見学はどちらか一つに絞ることにし、迷った末、事前に予約したのはカサ・バトリョでした。
カサ・ミラ - 波打つ独創的な邸宅
当日はホテルから地下鉄に乗り、まずカサ・ミラの近くまで向かいました。
駅から地上に出ると、道路沿いに突然現れる波打つような外観に、思わず足が止まります。
今まで見たことがないような独創的な曲線が連なる外観に感動!
しばらく足を止めて、波打つ壁面を写真に収めました。
カサ・バトリョ - 海を感じる幻想的な邸宅
通りを南方向へ約500mほど歩き、次に向かったのは見学予約をしていたカサ・バトリョです。
外観 - 色彩豊かで幻想的
色彩豊かに細かく装飾されたファサードを眺めながら、ここでも写真撮影を楽しみました。
カサ・バトリョの隣、左に建つのはカサ・アマトリェールだそうです。
チョコレート会社を営んでいたアマトリェール家の邸宅で、建築家はガウディとは異なるジョゼップ・プッチ・イ・カダファルク。
階段状の切妻屋根が特徴で、カサ・バトリョと並ぶ外観は、それぞれの個性が際立ち、とても魅力的でした。
やがて予約時間が近づき、いよいよ内部見学へ。 日本語対応のオーディオガイドも借りることができました。
内部 - ファンタジーにあふれ、海をモチーフとした青い空間
中に入った瞬間、もう可愛い!置かれているもの一つひとつが独創的。
これは暖炉なんだとか。可愛い入口の奥には素敵な空間。
曲線を描くドアも、なんて個性的~。今にも語りかけてきそうな、ファンタジーの世界観。
壁面に貼られた青いタイルの色彩や形もとても素敵。
階段の手すりも曲線を描き、歩いていくだけで楽しい。
豪華なシャンデリア。
そして、波打つ形状の天井!
こちらの天井も独創的。
サロンの窓は美しい色彩で海を表現しているらしい。滑らかに波打っています。
吹き抜け部分には青色のタイルが貼られており、下から上へ向かって、徐々に色が濃くなるよう配置されているそうです。
上部の天窓から明るい光が差し込み青色に反射して、空間全体が幻想的な雰囲気でした。
裏庭テラス - トレンカディス装飾に魅了される
建物の奥には裏庭テラスがあり、屋内とはまた異なる魅力を感じられる、素敵な見どころとなっています。
ガウディは、陶器の破片などを組み合わせてモザイク模様を描くトレンカディス装飾を多用しているそうです。
色とりどりの装飾タイルが施され、光を受けて輝くオブジェや壁面は本当に綺麗で魅了されました。
屋上 - ユニークな煙突群
見学ルートの最後には屋上へ。
バルセロナの街並みを見渡すことができましたが、期待していたような眺めではなかったかな。。
そして、少しごちゃごちゃした日常感。
でも、何より目を引いたのはユニークなオブジェのような煙突群。
存在感ある姿のダブル十字の塔は通り沿いからも見えましたが、近くで確認することができました。
想像をはるかに超えるガウディの発想が詰まったカサ・バトリョ。
ファンタジー感あふれる内部空間とカラフルな装飾、思わず見入ってしまい心を奪われました。
バルセロナは2回目だったのですが、今回は内部見学し忘れられない楽しい時間を過ごせました。