ミュンヘン(Munich)はドイツ南部バイエルン州にあり、 ベルリン、ハンブルクに次ぎドイツ第3の大都市です。
街中心にある新市庁舎にはドイツ最大規模の仕掛け時計があり、歴史的建物と共に見所となっています。
マリエン広場
新市庁舎があるのがマリエン広場(Marienplatz)です。 周囲はデパートやレストランなどに囲まれ、常に多くの観光客にあふれています。
聖母マリア像
マリエン広場の中央には黄金に輝く聖母マリア像がそびえ立っています。 感染症から人々を守る願いをこめて造られたそうで、 マリエン広場という名称の由来ともなっているそうです。
ミュンヘン新市庁舎
ミュンヘン新市庁舎(Munich New Town Hall)はミュンヘンを代表する建物の1つで、 1909年に完成しました。
ネオゴシック様式で建てられ、豪華絢爛に装飾された外観に魅了されます。
ミュンヘン新市庁舎の見所は、ラートハウス・グロッケンシュピール(仕掛け時計)です。 鐘楼の高さは約85mあり、毎日11時と12時に音楽に合わせて踊るからくり人形を見ることができるのです。
ツアーではバッチシ時間を合わせて時計台前に案内してくれました。
人形たちは上下2段になっており、10分ほど楽しい踊りを眺めることができました。
ミュンヘン旧市庁舎(おもちゃ博物館)
マリエン広場の東方向にはミュンヘン旧市庁舎(Altes Rathaus)があります。 白い外壁で、LEGOで作ったかのような可愛い外観が目を引きました。
1874年まで市庁舎として利用されていましたが、 現在はおもちゃ博物館(Spielzeugmuseum)として公開されています。
フラウエン教会(聖母教会)
マリエン広場から北西方向には、ミュンヘンのシンボルともいえる フラウエン教会(Frauenkirche Church)があります。
先端が緑青色で丸い2本の塔が特徴的な外観となっています。
北塔は99m、南塔は100mの高さがあり、赤レンガ屋根のゴシック様式で建てられていますが、 残念ながら通りから外観全体を眺めることはできませんでした。
広い教会内は白を基調とし、ステンドグラスが見事でした。
皇帝ルートヴィッヒ4世の記念碑です。
ところで、フラウエン教会入口付近にはちょうど人間の足裏と同じくらいの大きさのくぼみがあります。
これは悪魔の足跡(Teufelstritt)と呼ばれています。
教会完成時に悪魔が来て残した跡だそうで、 ここに立つと正面のステンドグラス以外の窓は全て見えなくなります。
マリエン庭園
ミュンヘン新市庁舎北方向にはマリエン庭園(Marienhof)があります。 ひと際高くミュンヘン新市庁舎やフラウエン教会の塔の先端が見えました。
広場横の通りを更に北方向に歩いて行きました。
マックスヨーゼフ広場
マックスヨーゼフ広場(Max-Joseph-Platz)はマリエン広場の北500mほどのところにあり、 周囲をレジデンツなど歴史的な建造物に囲まれています。
バイエルン国立歌劇場
マックスヨーゼフ広場に向かって歩いて行き、まず目に飛び込んできたのは 広場の東側に建つバイエルン国立歌劇場(Bayerische Staatsoper)です。
ギリシア神殿風の外観が美しく、厳かな雰囲気でした。
ミュンヘン・レジデンツ
マックスヨーゼフ広場の北側には旧バイエルン王国の宮殿であった ミュンヘン・レジデンツ(Munich Residenz)があります。
現在は博物館や劇場として公開されており、豪華絢爛な内部を見学することができますが、 残念ながらシンプルな外観のみの見学となりました。
マクシミリアン1世像
マックスヨーゼフ広場中央にあるのは、マクシミリアン1世 (Denkmal fur Maximilian I. Joseph)の像です。
マクシミリアン1世の愛称がマックス・ヨーゼフであったことが、広場名の由来にもなっています。 初代バイエルン王として即位しました。
マックスヨーゼフ広場の西側には、レストランやブティックなどがあります。 広場を彩るカラフルな建物が並び、素敵な雰囲気でした。
バイエルン州立博物館
下の写真はバイエルン州立博物館(Bayerisches Nationalmuseum)です。
お城のような素晴らしい外観で、車内から慌ててパチリと撮りました。 外観のみならず、建物内には見応えある素晴らしいコレクションがあるようです。
ミュンヘンは大都市であるにもかかわらず、旧市街の見所はコンパクトにまとまっています。 新市庁舎の仕掛け時計やフラウエン教会の見学を中心に、 レジデンツがあるマックスヨーゼフ広場への散策を楽しむことができました。
できれば再訪してバイエルン州立博物館やニンフェンブルグ城の見学や、 外観観光のみとなったミュンヘン・レジデンツなどの内部観光もしたいなあ~と思います。
ミュンヘン 観光マップ
(青ライン:実際に歩いた散策ルート)