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【カレル橋】 プラハ最古の石橋と周囲観光スポット - チェコ旅行記

チェコの首都 プラハは、街全体が世界文化遺産に登録されています。 その中でも絶対に見逃せない人気観光地を結ぶ散策ルートとして、 旧市街からカレル橋を渡りプラハ城へ向かうのがお勧めです。

オールドタウン橋塔(旧市街橋塔)

プラハ旧市街広場から西方向に10分ほど歩くと、 プラハ市内中心を流れるヴルタヴァ川(モルダウ川)沿いのエリアに出ます。

カレル橋の東岸側にあるのはオールドタウン橋塔(Old Town Bridge Tower)です。 14世紀にゴシック建築で造られ、街を防御する見張り台として機能していました。

壁面に5体の守護聖人が並ぶオールドタウン橋塔の下をくぐると、カレル橋に続きます。

カレル橋博物館・カレル4世像

オールドタウン橋塔の北側に見えたのは、 カレル橋博物館(Muzeum Karlova mostu)です。 内部にはカレル橋の歴史等について展示されているそうです。

その前にはカレル4世像(Charles IV statue)の凛々しい立ち姿が見えました。 神聖ローマ皇帝であり、プラハ大学の創立やカレル橋建造に尽力した名君として知られています。

カレル橋

カレル橋(Charles Bridge)はプラハで最も歴史ある石橋です。 美しい風景を眺めながらプラハ城方向に歩いて行きました。

豊かな水が流れゆくヴルタヴァ川はどんよりとした色合いでしたが、 周囲の風景はそれを打ち消す絶景でした。

カレル橋から北側には、路面電車も通り交通の要にもなっているマーネス橋(Manes Bridge)が見えました。

カレル橋には左右に15体ずつの聖人像が並んでいます。 風景の方に気をとられ多くの聖人の横を素通りしてしまいましたが、 そこに並ぶ著名な聖人像について調べておき、じっくりと眺めてくれば良かったなぁ~と後から思いました。

中でも一番人だかりができていたのは、聖人ヤン・ネポムツキー像(St. John of Nepomuk)です。

司祭であったヤン・ネポムツキーは、投獄の後ここカレル橋からヴルタヴァ川に投げ込まれ命を落としたそうですが、 なぜか彼の像の台座のレリーフを触ると幸運が訪れると言われています。

幸運を呼ぶ触りどころは2箇所あるようで、見事に金ピカになっていました!

このようなエピソードはもちろん大好きなので、子供も私もしっかりと触れてきました~

そして、下のレリーフが置かれている場所でヤン・ネポムツキーは実際に川に投げ込まれたそうです。

こちらに横たわるヤン・ネポムツキーも幸運を呼ぶということで、同じく金ピカ状態でした。 周囲には愛の南京錠がたくさん掛けられていました。

バイオリンの素敵な音色も響いていました。

周囲の風景と共にウットリ~♪

前方には次第にプラハ城が大きく見えてきました。

マラー ・ストラナ橋塔

カレル橋の両側には塔がそれぞれ建っています。

先ほどは旧市街側のオールドタウン橋塔をくぐり、カレル橋を歩いてきたわけですが、 前方にはヴルタヴァ川の西岸側にそびえ建つ マラー ・ストラナ橋塔(Mala Strana Bridge Tower)が近づいてきました。

それにしても世界屈指の人気観光地だけあって、ものすごい人…!

カレル橋の上は行き来する人、風景を眺め写真を次々撮る人々であふれかえっていました。

高さの異なる2つの塔の間にある門をくぐり、マラー・ストラナ地区に入りました。 パステルカラーの建物が並び、まるでテーマパーク!とても素敵♪

聖ニコラス教会(聖ミクラーシュ教会)

前方には聖ニコラス教会(St. Nicholas Church)の ベル タワーが見えました。

聖ニコラス教会はマラー・ストラナ地区中心にあり、ひと際美しいバロック様式で建てられています。 内部は装飾やフレスコ画が見事で、モーツァルトが演奏したというオルガンもあるそうです。

周辺をゆっくりと散策する時間があればよかったのですが、 この後はバスでプラハ城入口へと向かう予定となっていました。

残念ながら聖ニコラス教会方向には進まず、 現地ガイドさんの後ろに続き、南方向に歩いて行きました。

ジョン・レノンの壁

マラー ・ストラナ橋塔のあたりから少し南に歩くと、 周辺には各国の大使館が次々と見られました。

そして緑豊かな通りに突然現れた「落書きだらけの壁」??

実はこれはジョン・レノンの壁(John Lennon Wall)なんだそうです!

パッと見は単なる落書きとしか思えなかったのですが、 壁面全体がジョン・レノンに関する落書きで見事に覆い尽くされており、写真スポットのようになっていました。

カンパ島

モルダウ川沿いには水路によって区切られた細長い中州があり、 この地区はカンパ島(Kampa Ostrov)と呼ばれています。

ジョン・レノンの壁から少し東方向に歩き水路に架かる橋を渡ると、その先はカンパ島です。 橋には恋人たちによって掛けられた多くの鍵がひしめきあっていました。

鍵の隙間からチラっと見えたのは、河童さんです! 足を組み、ブーツを履いてポーズをとっていました。

閑静な通りを南に歩いて行きました。

島内にはカンパ公園があり、中心にはカンパ博物館(Museum Kampa)があります。 その手前には何だか不思議なオブジェが…!

これは赤ちゃんの像(Crawling babies)だそうです。

真っ黒で、大きくって、しかも顔は窪んでいて目鼻口もない! 可愛い~…とは絶対に思えないけど、ものすごくインパクトある像でした。

それよりも!

私の心に残ったのはモルダウ川を臨む風景です。

カンパ博物館周辺からモルダウ川沿いに歩いていくと、 対岸の素晴らしい風景を見ることができるのです。

穏やかな川辺の向こうには、先ほど歩いてきたカレル橋や旧市街を見渡すことができました。 カレル橋から眺めた風景も素敵でしたが、対岸からの眺めもとても印象に残りました。

カレル橋周辺 航空写真