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【南禅寺・平安神宮】壮大な建物に魅了され、境内散策を楽しむ - 京都旅行記

洛東エリアの人気スポットの1つである南禅寺は東山のふもとに位置し、 自然豊かな境内は桜や紅葉の名所としても知られています。

広い境内には国宝や重要文化財に指定された建物もあり、 内部の襖絵など見所たっぷりです。

南禅寺

中門

まずは敷地の西側にある駐車場に車を止め、 すぐ近くの中門から中に入りました。

三門

中門から東方向に歩いて行くと、目の前に現れるのは重要文化財である三門です。 その迫力ある三門の高さは22mあり、日本最大級となっています。

1295年創立されたものは残念ながら火災で焼失し、 現在の三門は1628に再建されたものです。

南禅寺は時代劇やドラマでもよくロケ地として使われています。 南禅寺には初めて訪れたけど、確かに この雰囲気は見覚えあるなぁ~と思いました。

三門は日本三大門の1つで、2階建てになっています。 建物に上って京都市街地の素晴らしい眺望を楽しむことができます。

義賊として知られる石川五右衛門を題材とした歌舞伎では、 この楼上から満開の桜を「絶景かな絶景かな」と称するシーンが有名です。

周囲には緑豊かな木々が茂り、存在感ある建物の立ち姿です。

南禅寺は紅葉の名所としても有名です。 11月中旬~12月上旬には、素晴らしい紅葉を見ることができます。

下の写真は、子供が秋に京都旅行した時のものです。 私もぜひ次回は秋に訪れてみたいなぁ~

境内の辺り一面が赤く燃え、目を見張る美しさ♪

佐久間灯籠

さて、奥に進みながら右側を見ると、大きな燈篭がありました。 これは佐久間灯籠と呼ばれ、 戦国武将の佐久間勝之が奉納したものだそうです。

高さは6mほどあり、東洋一の大きさだと言われています。

そのまま東方向、奥に進んで行きました。 緑豊かで歩いていても気持ちよい境内です。

法堂

南禅寺の中心となる建物が法堂です。 この建物も焼失し、現在見ることができるのは1909年に再建されています。

建物内には入れないのですが、格子越しに天井画を見ることができました。 今尾景年の大作である幡龍だそうで、すごい迫力~

壇上には本尊釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩の三尊像が安置されています。

本坊

本坊は僧侶の生活の場となっており、 北にある方丈へと続いています。

拝観入口から中に入ると、すぐ右手には滝の間があります。

ここでは素晴らしい庭園と滝を眺めながらお抹茶をいただくことができます。

南禅寺の山号である「瑞龍」という文字が書かれていました。

方丈

方丈は大方丈と小方丈からなり、 狩野元信、狩野永徳の描いた襖絵などが有名で国宝に指定されています。

残念ながら襖絵はレプリカになっており写真撮影も不可ですが、 レプリカを眺めて当時の美しい雰囲気を感じることはできます。

襖絵のある部屋以外は撮影もできます。

建物内には長い廊下があり、静寂感に包まれていました。 まっすぐ歩いていくと、庭園に続きます。

方丈庭園

方丈庭園は国指定の名勝で、枯山水庭園として知られます。 虎の子渡しの庭と呼ばれ、白砂の石庭になっています。

南禅寺の庭園はいくつもに分かれています。 廊下を歩き、奥に進んでいきました。

苔で覆われた庭も素敵。

水路閣

方丈の建物内や庭園を見学後の帰り道、法堂のあたりから南側に折れて進んでいくと、 レンガ造りの大きなアーチ橋があります。

これは水路閣と呼ばれ、琵琶湖から京都市内に水を引くため1888年に造られたそうです。

このようなアーチ橋があることは知らなかったのですが、とても素敵な雰囲気で感動♪ ここも、ドラマで何度か見たことがあるように思います。 現在、京都市指定の史跡となっています。

南禅寺から北西方向 2km弱のところには、平安神宮があります。 車では10分ほどの距離、歩いても行ける距離なので一緒に合わせて観光するのがお勧めです。

平安神宮

平安神宮は平安遷都1100年を記念し、1895年に創建されました。 平安京へ遷都した桓武天皇を祭神としており、 朱色を基調とする美しい建物は京都を代表する人気観光スポットとなっています。

石標

神宮通と二条通の交差地点、岡崎公園南側には高さ4mほどの石標があります。

大鳥居

振り返り南方向を見ると、平安神宮の大鳥居がそびえ立っています。 高さは24mもあり、登録有形文化財に登録されています。

大鳥居の左右には京都国立近代美術館や京都市京セラ美術館がある文化芸術的地区になっており、 時間が許せば芸術鑑賞も合わせてゆっくりと楽しみたいところです。

応天門

さて、石標からまっすぐ参道を北方向に歩いていくと、応天門があります。

応天門は平安神宮の南面正門になります。 鮮やかな朱色で二層の門となっており、重要文化財に指定されています。

門の上には、弘法大師が書いたと言われる「應天門」の文字が掲げられています。

最初、弘法大師は「應」の文字を書き忘れていたそうで、 有名な「弘法も筆のあやまり」ということわざはそこが所以となっているそうです。 ちょこっとそんなことを思いながら眺めると更に興味深い~

前には大極殿が見えます。

大極殿

広々とした敷地内正面には大極殿があります。 平安時代には政治の中心となったところです。

左右対称で美しい造りになっています。 回廊が両側に伸び、羽根を広げるように続いています。

右にあるのは蒼龍楼

左にあるのは白虎楼

厳かなたたずまいの大極殿です。 この奥には内拝殿、本殿があります。

更に周囲は広大な池泉回遊式庭園に囲まれています。 季節折々の美しさを感じることができ、特に桜や紅葉の時期にはお勧めです。

わかりやすい案内図が掲げられていました。

今回は庭園内には入りませんでした。 残念ながらそろそろ帰る時間。。。

内側から見た応天門です。

改めて庭園の散策もしたいものです。 ほんと、京都は何度でも訪れてみたい~!

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