高知県は水産業が盛んで、全国的に有名なカツオのタタキは絶品! 温暖な気候に恵まれ、様々な柑橘類などグルメにも事欠きません。
歴史的には言わずと知れた幕末の偉人坂本龍馬の出身地で、 彼に関する記念館や、現存12天守の1つである高知城など名所が多くあります。
高知県立坂本龍馬記念館
高知県立坂本龍馬記念館は高知駅から南方向に約12kmほど、桂浜公園の丘に建っています。 すぐ南には雄大な太平洋が広がり、屋上展望台から眺めることもできます。
坂本龍馬記念館の入口前には、坂本龍馬像があり、こちらに手をさしのべていました。
ここは人気の写真スポットで、等身大の坂本龍馬と握手をすることができるのです!
館内には坂本龍馬を中心に、幕末の歴史などに関わる資料がわかりやすく展示されています。 彼の直筆の手紙などもあり、非常に興味深かったです。
特に注目は近江屋実物大復元コーナーです。
坂本龍馬は中岡慎太郎とともに近江屋2階にて刺客に暗殺されてしまいます。 その部屋が再現されており、中に入って写真を撮ることもできました。
坂本龍馬記念館ではアニメーションなども使い、子供にもわかりやす展示物がたくさんあります。 家族連れで訪れても楽しめるので非常にお勧めです。
高知城
高知城は戦時中の空襲による被害を奇跡的に受けなかったため、 江戸時代に築かれた天守がそのまま残っており、現存12天守の1つに数えられます。
天守は4重6階で、初期の望楼型天守の典型とされています。
高知城の表門である追手門です。ここから城内に入って行きました。
敷地内に入ってすぐ、板垣退助先生像が見えました。 幕末から明治にかけて活躍した板垣退助も、生誕の地は高知です。
近くには 高知城初代城主 山内一豊の妻千代の像がありました。
千代は内助の功により夫を出世させたとして知られています。 夫のために名馬を購入したという逸話にちなみ、馬の像も並んでいました。
天守には敵の攻撃に備え、石落としの仕掛けがあります。 更に、石落としには忍び返しと呼ばれる先がとがった鉄の棒が取り付けられており、この仕掛けが現存するのは高知城のみだそうです。
高知城は天守のみならず、城主の生活の場であった本丸御殿も当時の状態をそのまま見ることができます。 両方がきれいに現存しているのは高知城だけで、非常に貴重な城と言えるのです。
天守に上って見下ろすと、詰門のあたりが見えました。(下写真 左側)
詰門2階は本丸につながっていますが、敵の襲撃を防御するため1階からは進めない構造になっています。 天守に向かうには方向を変え、階段を上りグルリと回って行く必要があるのです。(下写真 右側)
連なりあう詰門・廊下門・東多聞が見えました。 廊下門は本丸の入口となっています。
入母屋破風には 鯱 が取り付けられていました。
高知の町並みの眺望を楽しむことができます。 遠くの山々など緑豊かな風景は、当時代々の城主が眺めたものと同じなのでしょう。
ひろめ市場
高知城から東方向に数分歩いたところには、ひろめ市場があります。 飲食店が多く集まる商業施設で、高知で絶対に外せないカツオのタタキなどグルメには事欠きません。
中に入ると、昼間から食事やお酒を囲んでワイワイと楽しんでいる地元の人も多く、その雰囲気に圧倒されます。
彼らは周りの誰も彼もを輪に入れてしまうほどの陽気さで、私の娘は旅行時 おじさま達に引き込まれてバッチシごちそうになったとか。。。
土佐勤王党三志士の像
JR高知駅の南 こうち旅広場には土佐勤王党三志士の像があります。
高知を代表する 坂本龍馬、中岡慎太郎、武市半平太の3人の像で、迫力ばっちしなんですが、 期間限定として造られたもので、なんと素材は発泡スチロール製なんだとか! このため、台風など被害が予想される時にはその都度避難させているんだそうです。
どうせなら、しっかりと銅像を作り永久版にすればいいのに・・と思ったのですが、 これはこれで撤去時に話題になったりしているらしく、集客効果があるのかもしれません。
今回は高知市内の観光地を巡りました。 高知は西は足摺から東は室戸と東西に長い地形で、多くの観光地が点在しています。 ゆったりした日程で計画をたてて、また訪れたいと思います。
高知 訪問地マップ
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