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【松江美観地区】武家屋敷が連なる城下町散策と小泉八雲の足跡を知る - 島根県旅行記

松江市は島根県庁所在地であり、 宍道湖北畔には言わずと知れた松江城がそびえ立っています。

国宝松江城は水豊かな堀川に囲まれ、 周囲には江戸の面影が残る城下町が見られます。 松江にゆかりのある小泉八雲の記念館などもあり、 街歩きを楽しむことができます。

塩見縄手

塩見縄手は松江城北側の堀川沿いにある500mほどの通りで、 道沿いには武家屋敷が江戸時代当時のまま残っています。

風情あるこの地区は松江市伝統美観指定地区に指定されており、 江戸時代に思いを馳せながら歴史ある街並みを歩くのはとても楽しいです。

武家屋敷が連なる通りの長屋門奥には美術館などもあります。 また、とてもおしゃれで可愛いお店も見られました。

武家屋敷

塩見縄手地区には中級武士が多く住んでいたそうですが、 当時の雰囲気を残し保存されています。

約280年前に建てられた歴史ある屋敷は、現在松江市文化財に指定されているそうです。

建物は老朽化が進んだため大規模改修を行い、 現在は武家屋敷内も自由に見学することができます。 お出迎えを受けて、玄関から中に入りました。

奥の間には当主が座っていました。

家族の間、当主居間、奥方居間などを順に見学していきます。 当時の箪笥や調度品、化粧道具なども置かれていました。

かなり広々とした台所です。

台所用品も多く展示されていました。 隅には味噌部屋があり、驚く大きさの味噌甕は必見です。

台所の隣には、湯殿がありました。 今の時代から考えると、何とも窮屈そう~

台所前には、井戸がありました。 当時の生活や暮らしぶりを感じることができます。

屋敷回りの庭をグルリっと歩き、武家屋敷を後にしました。

武家屋敷から塩見縄手通りを北西方向に歩いて行きました。

小泉八雲旧居

小泉八雲はギリシャ生まれで、改名前はラフカディオ・ハーンという名前でした。 片道切符で世界各地を移動し、新聞記者・小説家などとして活躍したそうです。

日本では、「耳なし芳一」、「雪女」などの怪談で知られています。 彼は「古事記」に魅せられ日本に興味を持ち、来日後英語教師として松江で暮らすことになるのです。

この小泉八雲旧居は、彼が1891年5月から11月までの6か月間 セツ夫人と暮らした邸宅です。 小泉八雲旧居はヘルン旧居とも呼ばれ、 国の史跡に指定されています。

松江城・武家屋敷と見学し、少し疲れ気味だったこともあって 小泉八雲旧居は外から眺めるだけにしました。

小泉八雲の居間からは、三方に広がる大変美しい日本庭園を眺めることができるそうです。 入館料もお安いし、どうせなら中に入れば良かったなぁ~

小泉八雲記念館

小泉八雲旧居のすぐ西隣には、小泉八雲記念館があります。

小さな記念館ですが、小泉八雲に関する豊富な資料を見ることができます。

彼の生い立ち、世界を渡り歩いた足跡などについてわかりやすく説明されており、 生活用品や遺品が展示されています。

今までは、小泉八雲といえば「怪談」の作者、 帰化した人物・・などアバウトな知識しかなかったのですが、 展示物を興味深く見て回りました。

松江は以前からずっと行きたいと思っていました。 国宝松江城見学や周囲の城下町散策はとても楽しく、良い思い出ができました。

伝統美観地区 航空写真

(黄緑ライン:塩見縄手通り)
縮小すると、松江城など各所観光ポイントがわかります。

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