誰もが一度は泊まってみたいと思う憧れの星野リゾート。 きめ細やかなサービスや、旬の食材を使った季節の会席料理など評価が高く、 リゾートホテルや温泉旅館など様々な形態で日本全国の他、海外にも進出しています。
お値段的に敷居が高かったのですが、 主人の誕生日プレゼントとして娘夫婦から宿泊ギフト券が贈られてきたのです♪ 差額は実費となりましたが、主人と2人でお安く宿泊することができました。
星野リゾート 界 出雲 - ホテル情報・宿泊した感想
宿泊したのは、島根県の星野リゾート 界 出雲です。
ホテル - 周辺
星野リゾート界 出雲は、美人の湯として名高い玉造温泉街にあります。 ホテル前には 玉湯川が緩やかに流れ、川に沿って神話通りを散策できます。
玉湯川にかかる橋には大きな勾玉が付いており、 神話の舞台にふさわしい雰囲気でした。
温泉街には何ヵ所か足湯があり、多くの人が休憩していました。 下の地図は、 姫神広場に掲示されていたものです。
玉造温泉街はそれほど広くなく、特にめぼしいものは見つかりませんでしたが、 玉湯川沿いを少しブラブラと散策しました。
ホテル - 入口
星野リゾート界 出雲は、客室数24室の2階建で こじんまりとした旅館です。 山のふもとにひっそりと建っており、神話通り沿いの道を進んでも見つけづらかったです。
入口前に来ても、何だか普通の古民家のようで「星野リゾート」感をあまり感じませんでした。
でも、実は下の写真から右方向、奥方向に敷地はかなり広く、 隠れ家のような建物内は、外の日常生活とは異空間の雰囲気になります。
ホテル - 館内
回廊と中庭
建物内は回廊状に客室などが配置されており、 長い廊下が中庭をグルリと囲んでいます。 廊下には灯篭が置かれ、優しくライトアップされていました。
そして、中庭は涼し気に葉が揺れる竹林となっており、 100本以上の竹灯籠が置かれていました。
私のカメラではうまく撮影できてなかったのですが、 日が暮れた後は幻想的な灯りの空間が広がりとても素敵でした。 この竹灯りは食堂からも見ることができ、印象に残りました。
中庭へのドア近くには外履き用の靴も置いてくれていて、 自由に中庭の散策もできます。
太鼓橋
館内の中でも目を惹くのはロビー近くにある太鼓橋です。 鮮やかな朱色の橋が中庭の緑や優しい街灯の光と合わさって、とても美しかったです。
館内にあるとは思えない風情ある絵になる風景でした。
太鼓橋の下は池になっており、たくさんの鯉が悠々と泳いでいました。
大浴場
「美人の湯」として有名な玉造温泉の湯は、美肌に効くと定評があります。 星野リゾート界 出雲においても、効能を楽しみながら大浴場や露天風呂でゆったりとくつろげます。
星野リゾート界 出雲では「大浴場でのお楽しみ」として、 美肌に導く「源泉パック」を用意して下さったり、 檜の香り豊かな湯玉が浮かんでいたり楽しいおもてなしがあります。
ここは利用しなかったけど、「美酒処」のおもてなしも。 また、酒通の方は「日本酒BAR」がお勧め。 島根県内の日本酒約30種類以上を楽しむことができるそうです。
湯上がり処
大浴場で入浴後は、部屋に戻る前にちょっと寄り道。 ゆったりと座れる湯上がり処があります。
冷んやりドリンクを用意してくれていました。
ちなみに、チェックイン時に予約しておくと、20時には生姜シロップのかき氷サービスがありました (7月宿泊)。 このかき氷は部屋まで持って帰ってゆっくりと食べることができます。
コーヒーサービス・休憩所
館内には本格的なコーヒーマシンがあり、自由に利用できました。
このコーヒーも部屋に持って帰って飲むことができますが、 木々に囲まれた休憩所で飲むのもお勧めです。 雰囲気も良く、日常を離れて穏やかなゆったりとした一時を過ごすことができました。
ホテル - 客室
私たちが宿泊したのは、「2階信楽焼露天風呂付き和室」です。 床の間のある本間(10帖)、次の間(3帖)の2部屋があります。
部屋にはペットボトル入りミネラルウォーターのサービス、 洗面所には数多くのシャンプー類、化粧水類などを用意してくれていました。
アメニティは可愛いオリジナル風呂敷で包んでくれています。 この風呂敷絵柄は施設によりそれぞれ異なるようで、収集するのをお楽しみにしている方もいるそうです。 (わが家は無理だな・・・)
ところで、星野リゾート界 出雲のHPには下のように書かれていたのです!
「窓の外には木々の緑が広がり 日常の慌ただしさから心が解き放たれていきます。」
・・・が・・・
非常に残念ながら私たちの部屋の窓から見えた風景は、 隣の家の窓と屋根で、木々の緑は全く広がって見えませんでした!!
窓からは日常を感じる身近な風景しか見えず、 襖は閉めっぱなしにしておくことにしました。
また、床の間には花なども飾られておらず、殺風景な雰囲気でした。 高級なおもてなしに溢れたイメージで知られる星野リゾートにしては残念な印象を持ちました。
しかし、星野リゾート界 出雲の一番の魅力は、 全室に檜または信楽焼の露天風呂が備わっているということです。
主人は大浴場に行った後も、就寝前に再度ゆっくりと入浴を楽しんでいました。
ホテル - 抹茶と和菓子のおもてなし
チェックイン後予約しておくと、館内茶室「蛙瞑庵」にて お抹茶の本格的なサービスを受けることができます。 予約時間は15:30~18:30で、1組30分ほど時間を要するので早めの予約が必要です。
茶道の世界において、掛軸は重要な意味を持つようで、 亭主からは掛軸についてのお話なども伺いました。
武家茶道の一派である三斎流のお点前を頂戴することができ、 和菓子のおもてなしもありました♪ お点前体験はかなり嬉しかったです。
ホテル - 夕食
食事は当然部屋食だと思っていたのですが、食事処での用意となっていました。 ちょっと残念でしたが、席はゆったりと用意してくれており、 中庭が見えて雰囲気は良かったです。
夕食は品数も多く、季節の会席料理が美しく鮮やかに彩られて盛り付けられていました。 味もとても美味しかったです。
ただ、お刺身などそれぞれの食材はあまりにもお上品にコンパクトに盛り付けられており、 量的には物足りなさを感じる少なさでした。
最終的にはいろいろなお品をいただき、最後の混ぜご飯ですっかりお腹いっぱいになりました。
そして嬉しかったのは、食後のデザートです。 なんと、主人は「おめでとうございます」の文字が書かれたチョコレートプレートと金粉付き!
私のには何も付いてなかったのがちょっと残念だったけど、主人は嬉しそうに食べていました~
食事中には「写真撮ってもいいですか?」と聞かれ、何気に撮ってもらったんだけど、 食後部屋に帰る前に綺麗な表紙のある写真をプレゼントしてくれました!
こんなさりげないサービスを受けると、さすが、星野リゾート♪って感じです。 主人にとっても思い出深い誕生日になったと思います。
ホテル - 朝食
星野リゾート界では、「ご当地朝食」を用意して下さるということです。 宿泊いた出雲においては、伝統のおもてなし料理「うず煮」の和食膳を用意してくれました。
うず煮は、ふぐでとった出汁にごはんを入れて食べる雑炊風の料理だそうで、 「福をもたらす」と言われているそうです。 胃に優しく健康的な朝食でした。
ホテル - イベント
星野リゾート界 出雲では、宿泊者へのイベントも用意されており楽しみの1つです。 せっかくでしたので、すべて参加させていただきました。
怪談の朗読
夏季限定イベントですが、島根にゆかりのある小泉八雲の怪談話をスタッフが雰囲気タップリに 朗読して下さいました。 代表作の「耳なし芳一」と「雪女」を日替わりで楽しむことができます。
石見神楽「大蛇」
出雲の伝統芸能である「神楽」を若いスタッフが鮮やかな衣装をまとい、 迫力いっぱいに披露してくれます。
大蛇に襲われた姫を救うシーンなど、見応えたっぷりでした。 スタッフの熱演ぶり、素晴らしかったです。 宿泊した方は必ず見ていただきたいと思います。
星野リゾート界 出雲では、美肌に効く玉造温泉の湯につかり肌を潤し、 美味しい料理をいただき、 露天風呂付き和室でゆっくりと休み、 様々なおもてなしやイベントを楽しみ、最高に楽しい時間を過ごすことができました。
宿泊ギフト券をプレゼントしてくれた娘夫婦にも感謝♪です。
星野リゾート界 出雲周辺 航空写真
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