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【姫路城】国宝・世界遺産に登録された白さ極まる美しき城 - 兵庫県旅行記

姫路城は天守が現存する12城の1つです。 国宝であるとともに、1993年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。

姫路城の歴史は古く、1346年赤松貞範が基礎を築いたそうです。 その後 1580年羽柴秀吉が姫路城の城主になった際、最初の天守が建てられました。

現在の天守は、池田輝政が1601年から8年の歳月をかけて大改築を行ったものです。 2009年から5年半費やした平成の大修理で、 姫路城は見事に白く輝く姿を取り戻し、約400年の歴史を感じさせない美しさを見せてくれています。

姫路駅北口駅前広場 - 展望台 キャッスルビュー

姫路駅北口駅前広場にあるのが、展望台 キャッスルビューです。 ここからは、まっすぐ伸びる大手前通りと、その先に姫路城を正面から見ることができます。

左手には地元老舗の山陽百貨店があり、目の前には姫路の街が広がっていますが、 遮られるものがなく姫路城を見ることができるのに感動です。

遠目ながらその白さは引き立って見えました。

白鷺のように真っ白で美しい外観から「白鷺城」と呼ばれる姫路城ですが、 実際に目の前で見ると、想像以上に白く感じました。 でも、この白さが築城当時の本来の白さなんだそうです。

国宝 姫路城

姫路城は姫路駅から北方向 約1kmほどのところにあります。 バスで楽々行くことができるようですが、 のんびりと大手前通りを歩いて行くことにしました。

桜門橋・石碑

20分ほど歩くと、姫路城周囲のお堀にかかる桜門橋前に到着。 手前には、「国宝 姫路城 特別史跡 姫路城跡」と書かれた石碑がありました。

でも、姫路城天守はまだまだ遠そう~! とーーっても小さい姿にしか見えていません…。

菱の門

姫路城敷地内に入って歩いていくと、目の前には菱の門が現れます。 「国宝 姫路城」と書かれた前は、人気撮影スポットとなっています。

姫路城内でも最も大きい立派な門で、天守閣への表玄関となります。 単なる門だけでなく、内部は門番詰所、馬見所などを兼ねていたのだそうです。

天守閣に向かい、石段を歩いて行きました。 敷地がかなり広いのですが、見応えたっぷりなところがいっぱいです。

狭間

城壁壁面には、あちらこちらに穴が開いています。 この穴から鉄砲で狙い撃ちしたり、矢を放ったりして敵の侵入を防いだのです。

姫路城には1000個近い狭間が現存しているそうです。 穴の形は、□○△など可愛い外観となっているのですが、 要塞として考慮を重ねた造りになっているようです。

石落とし

天守壁面には、敵の侵入を防ぐ石落としが設けられています。 文字通り石を投げ落としたり、鉄砲で撃ったりして攻撃したものだそうです。 下の写真では、左側にある細長い穴の部分です。

石垣

様々な形の石を組み合わせて見事な石垣を造り上げていました。 姫路城の石垣は、時代により3つの手法で造られているそうです。

羽柴秀吉の時代には自然な形のままの石を使い造られました。 その後、池田輝政の時代には石の表面を叩き整えて造るようになり、 やがて石を四角い形に削ってから造るようになったそうです。

なんと、石棺なども利用されているそうです。 大きくて四角い形がピタッとばっちりはまったんでしょうか。

備前門隣の石垣にも大きな石棺が使われています。 近隣の墓地や古墳の石棺が築城に利用されていたなんて驚きです。

現存天守の中でも、姫路城は一番大きく約31.5mの高さがあるそうです。 その大きな天守をしっかりと石垣が支えています。

天守の周囲を囲む城壁の石垣も立派です。

大天守・小天守

姫路城の大天守の内部は、地下1階・地上6階の7階建て構造になっています。 大天守の回りには、乾小天守、西小天守、東小天守と3つの小天守があります。

眺める方向によって、それぞれ違った表情を見せてくれます。 青空に映えて、最高に美しい姫路城を見ることができました。

大天守内部

大天守内部入口では靴を入れるビニール袋を渡され、手持ちして見学することになります。

大天守内部はガランとしており、城内によくあるような資料館としての展示などはほとんど見られませんでした。 しかし、それだけに当時のありのままの姿を目の前にし、その歴史を肌で感じました。

大天守屋根

姫路城の白さは、白漆喰で壁面や瓦を塗ったことによります。 遠目でも白く輝いて見えましたが、瓦をすぐ近くで見ても本当に白くて美しかったです。

防風、防雨などを目的として塗りこめられているのだそうですが、 残念ながら白漆喰は黒カビに弱く、数年過ぎると白さが失われていくのだそうです。

屋根の上には、しゃちほこが飾られていました。 通常は雄雌がペアで作られているそうですが、 ここ姫路城では雌のみが飾られているということです。

大天守からの風景

大天守最上階の6階まで上ると、そこからは素晴らしい街の眺望を楽しむことができます。 周辺には高さのある建物が少ないため、周囲の見渡しがとても良かったです。

姫路到着後、駅前の展望台 キャッスルビューから姫路城を眺めて感動しましたが、 今度は逆に姫路駅方向を眺めてみました。

姫路城 - 平成の大修理前後

前回、家族で姫路城を見に行った時の写真を振り返ってみました。 今から30年近くも前のことです。

画像解析度や天候の違いもあるでしょうけど、比較してみると見事に違いがよくわかります。

今後数十年は大修理を行うことはないでしょうから、 この白く輝く最高に美しい姫路城を見ることができたのはHappyでした♪

ゆるキャラに出会う

姫路城から再び徒歩で姫路駅周辺に戻りました。 駅前をウロウロしていると、出会ったのは姫路のゆるキャラたち♪

かんべえくんは、1567年~1576年姫路城の当主となった偉人で、 NHK大河ドラマの主人公にもなり有名になった黒田官兵衛をモデルとしています。

しろまるひめは、姫路城を象徴する真っ白でまあるいお顔の女の子キャラです。 可愛い~♪

姫路キヤッスルグランヴィリオホテル

宿泊したのは、姫路キヤッスルグランヴィリオホテルです。 姫路駅から南方向800mほどのところに位置します。

このホテルを選んだのは、リーズナブルな値段と、 姫路駅とホテル間の無料送迎バスが運行されていることでした。

姫路城は人気観光地だけに、駐車場のことが気になっていましたが、 ホテル宿泊日は無料駐車場に何時から車を停めてもOKだったため、 姫路到着早々にホテルに車を置かせてもらいました。

その後、無料送迎バスで駅前まで出向き姫路城観光と駅周辺の散策を楽しんだ後、 夕食前に再び送迎バスを利用してホテルに戻ってくることができました。

選んだのは、日本料理はりま夕食付のお得プランです。

季節の御膳が付いて、盛りだくさん♪

デザートに至るまで、たーーぷりといただきました。

朝食は和洋食バイキング。ごく普通でしたが、美味しくたっぷりといただきました。

姫路城は、さすが国宝!世界遺産! その佇まいの美しさ、規模が違います。 世界に誇る素晴らしい日本の宝を、最高のコンディションで見学出来て良かったです。

姫路城周辺マップ

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