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【彩り豊かなワジェンキ公園散策】 ショパン像・水上宮殿・可愛いリス達が目の前に - ポーランド旅行記

ワジェンキ公園(Lazienki Krolewskie w Warszawie)は、 ワルシャワ郊外にある広大な公園で、旧市街市場広場から南方向 約4kmほどのところに位置します。

ポーランド王国最後の王となったスタニスワフ2世により造園され、夏の別荘として利用されていたそうで、 現在はワルシャワ市民の憩いの場に、またワルシャワを訪れた人々を魅了する人気の観光地になっています。

自然豊かなワジェンキ公園は、四季折々それぞれの美しい景観を見せてくれるようです。 私が訪れた10月は紅葉が何とも美しく、色鮮やかな木々の中の散歩を楽しむことができました。

ワジェンキ公園 散策

ショパン像

ワジェンキ公園内でぜひ見ておきたい観光スポットは、 まずはショパン像(Pomnik Fryderyka Chopina)でしょう。

入口から公園に入って少し歩くと丸い池があり、その後ろにワジェンキ公園のシンボルといえる ショパン像があります。でも、この距離からだと、教えてもらわないと何の像かはわからない・・・。

5月から9月までの日曜日には、ここでコンサートが行われるそうです。 こんな美しい自然の中、ショパンの音楽を聞けるなんて何て贅沢♪

でも、コンサートの音色はなくても、紅葉真っ盛りの秋も最高! ショパン像の後ろの木々の鮮やかさが何とも美しい~

それにしても、そばで眺めてもちょっと変わった雰囲気のこのショパン像。 果たして、どのようなシチュエーションなの?

どうやら、ショパンは柳の木の下に腰かけている設定らしい。 そして、風景を眺めている、物思いにふけっている・・・というような場面らしいです。 ん・・・柳の木というのはよくわからなかったけど、そばまでいって やっと腰かけたショパンを認識できました。

ちなみに第二次世界大戦時、ドイツ軍はこのショパン像まで破壊したのだとか! この像も忠実に復元されたものだったのですね。

可愛い リスに出会う

落ち葉を踏みしめながら、木々の間の道を歩いていきました。 自然いっぱいのワジェンキ公園でのお楽しみの1つは、動物たちとの出会い♪

中でも、リスはよく見かけるようです。 私たちも歩いていく中で何度も見かけました。

秋のシーズンは、ドングリなど木の実が多く落ちているからかな。 夢中で木の実を頬張るリス! なんて可愛いの~♪♪

鳥と触れ合う

公園内で注視するのは、落ち葉の絨毯の上を走り回る リスだけではありません。 色づいた木々の間にはたくさんの鳥の姿。

ここで手慣れた現地ガイドさん、サッと私たちに差し出したのは鳥の餌。 ツアー仲間の皆様、餌を乗せた手を差し出し、鳥が来るのを並んで待ってます~

鳥たちも、しっかりと餌付けされているみたい。 平気な感じでスッと手に乗り、餌を食べていました!

ワジェンキ宮殿

ワジェンキ公園の中央にあるのは、ワジェンキ宮殿(Palace on the Water)です。 王の夏の離宮として建てられたものだそうです。

この建物もドイツ軍に破壊され、宮殿内の美術品や調度品は略奪されてしまったそうです。 しかし、建物は戦後復元され、ほとんどの美術品なども無事返還されて、 現在は国立美術館の分館として公開されているそうです。

ワジェンキ宮殿南側入口前には、噴水のある花壇や 躍動的な彫刻などがありました。

でも・・・!

ワジェンキ宮殿の見所はこの風景ではありません!

私たちは川沿いの道を歩き、今度はワジェンキ宮殿の北側に出ました。

ワジェンキ宮殿は北側から眺めると、まるで水に浮かんでいるかのように見えるのです。 このことから、ワジェンキ宮殿は「水上宮殿」とも呼ばれており多くの観光客を魅了しています。

少し離れて眺めた方が更に素敵♪

空が晴れ渡り、そして湖面に小さなさざ波がなければ、 池に建物がくっきりと映り込み美しさ倍増だったんだろうなぁ~。

でも、紅葉の中に静かに佇むワジェンキ宮殿を撮った写真は、まるで絵画の中の風景のよう。 今眺めても、とっても素敵です。

ワジェンキ公園内は美しく整備され、花壇にも色とりどりの花が植えられていました。

悲劇の歴史を繰り返し瓦礫の街と化したワルシャワは、人々の強い信念のもと見事に復興を果たし、 現在では色鮮やかな木々や花で囲まれ世界に誇る美しい街として蘇りました。

奇跡の復興とも呼ばれるこのワルシャワの街が二度と色あせることがないよう願いながら、 ポーランドでの最後の観光地、ワジェンキ公園をあとにしました。

ワジェンキ公園周辺マップ

縮小すると、ワルシャワの各所観光ポイントがわかります。