Blogger

【サスキ公園・無名戦士の墓】 ワルシャワ旧市街にほど近く自然豊かな公園 - ポーランド旅行記

サスキ公園(Saxon Garden)

ワルシャワの街は自然豊かな公園が多く、市民の憩いの場となっています。 紅葉の美しい時期にこの地を訪れ、彩り豊かな素晴らしい風景を見ることができ本当に良かったと思いました。

サスキ公園(Saxon Garden)は、ワルシャワ中心部にあり、 旧市街広場から南西方向 1.5kmほどのところに位置します。

庭園は18世紀に公開され、ワルシャワでも最も古い公園の1つだそうです。 広大な敷地内は美しく整備され、背の高い木々に囲まれています。

ウォータータワー

サスキ公園の北 中央あたりに小さな湖があります。 Temple of Vesta Water Tower(ウォータータワー)は、 イタリア チボリのヴェスタ神殿をモデルとし、湖のほとりに建つ給水塔です。

建築家 ヘンリク・マルコーニ(Henryk Marconi)によって設計されたそうで、 緑や色づく木々の中にひっそりと佇む建物の白い外壁がとても優雅で素敵でした。

マルコーニ噴水

湖のあたりからすぐ東には マルコーニ噴水(Marconi Fountain)があります。 こちらもマルコーニによる設計で、大変美しい噴水です。

噴水周囲には美しい花壇があり、とても色鮮やか。 近くに置かれていたベンチに座って、の~んびり眺めていたい風景でした。

ピウスツキ元帥広場

緑豊かな通りを更に東に歩いていくと、石畳の広場に出ます。 ピウスツキ元帥広場(Plac Marszalka Jozefa Pilsudskiego)です。

ピウスツキ元帥広場の一番西側には、ひと際目立つモニュメントが建っています。 これは 無名戦士の墓です。

無名戦士の墓

無名戦士の墓(Tomb of the Unknown Soldier)には、 1918年から1920年に戦死した名もなき兵士たちの遺骨が納められているそうです。

直立不動の2名の兵士が、24時間体制で無名戦士の墓を守っているそうです。 観光客がぞろぞろやってきても、パチリっと写真撮影しても、微動だにしません。 墓の上には美しい花が手向けられていました。

衛兵交代式

多くの観光客のお目当ては、毎時行われる衛兵の交代式でしょう。 私たちのツアーガイドさんも、バッチリ時間を合わせてくれました。

東方向から、3名の衛兵が無名戦士の墓に向かって凛々しく歩いていくのが見えたので、 みんなでぞろぞろ追いかけました!

粛々と行われる交替式を邪魔しないよう、少~し遠目からそっと見学しました。 衛兵交代式はあちらこちらで見たことがあるけど、やはり素敵です。

三位一体プロテスタント教会

無名戦士の墓のあたりから南方向には、目を引く青銅色の丸いドームが見えました。 この建物は、三位一体プロテスタント教会(Holy Trinity Church)です。

旧市街からは少し離れているので近くに行く機会はなかったのですが、 ショパンがピアノ演奏をしたこともあるという教会だそうです。

下の写真で、三位一体プロテスタント教会の後ろにそびえ立つ建物は 文化科学宮殿(Palac Kultury i Nauki)。 高さ234mで、現在は博物館や展望台として利用されているとのことです。

ワルシャワは第2次世界大戦中ナチス・ドイツによって破壊されて壊滅的な被害を受けましたが、 見事に復元されて美しい緑に溢れた魅力ある街になっています。 見所も多く、まだまだ歩いて回りたいところがたくさんあります。 できれば改めて訪れたい都市の1つになりました。

サスキ公園周辺マップ

縮小すると、ワルシャワ旧市街の各所観光ポイントがわかります。