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【ヴァヴェル城の見所】 大聖堂や旧王宮がある クラクフの古城 - ポーランド旅行記

ヴァヴェル城(Wawel Royal Castle)は、 ポーランド南部の都市 クラクフにあり、かつては 歴代ポーランド国王の旧王宮でした。

クラクフ旧市街の南に位置し、敷地内には ヴァヴェル大聖堂、旧王宮、大聖堂博物館などがあり 見所たっぷりです。

ヴァヴェル城 - 外観

ヴァヴェル城の南にあるヴァヴェル・ベルナルディーン門(Wawel Bernardine Gate)から入城しました。

ベルナルディーン門のすぐ隣に見えるのは、サンドミエシュタワー(Baszta Sandomierska)です。 刑務所として利用された時期もあるようですが、 現在は塔の上に登るとクラクフの素晴らしい眺望を楽しむことができるようです。

城壁に沿って正面入口へ続く道を歩いて行きました。 道沿いの建物は展示センター(Exhibition Center)と書かれていました。 中にはカフェなどもあるようでした。

ヴァヴェル城 - 中庭

入口から中に入ると、まずは芝生で埋め尽くされた広い中庭があります。

展示センターの建物には美しく色づいたツタの葉が絡みついていました。 ちょうど紅葉シーズンで、あちらこちらでこのような風景を見ましたが、 レンガ色の建物と調和してとても綺麗でした。

入口近くにあるのは、Wawel Thief Towerです。 当時、地下は刑務所として利用されていたそうです。 中庭内には、いくつかの建物跡がありました。

中庭を通り過ぎ、広い敷地内を北方向に歩いていきました。

ヴァヴェル大聖堂

中でも見所たっぷりの美しい外観の建物は、ヴァヴェル大聖堂(Wawel Cathedral)です。 ポーランド国王の戴冠式は、こちらで行われてきたそうです。

ヴァヴェル大聖堂は14世紀にゴシック様式で建てられた教会です。 その後様々な建築様式で増築されており、それが美しく組み合わさって見応えある素晴らしい外観です。

大聖堂にはいくつかドームがありますが、中でも金色のドームは存在感たっぷり。 遠くから見ても光り輝いていました。

金色のドーム前には美しいゲートがありました。 でも、こちらのゲートは閉ざされており、大聖堂の中に入る入口は建物の西にあります。

ヴァヴェル大聖堂の中に入るため、入口近くに歩いていきました。 大聖堂のすぐ北には、時計塔がそびえ立っていました。

時計台の更に北に見えるのは、タデウシュ・コシチュシュコ像です。 彼は1794年に発生したロシア帝国に対する反乱の指導者で、ポーランドの国民的英雄だそうです。 更にアメリカ独立戦争にも参加したのだとか。

大聖堂の西側は、大聖堂博物館(Cathedral Museum)があります。

その前に凛々しく建っているのは、ヨハネ・パウロ2世像(Pomnik Jana Pawla II)です。

ヴァヴェル大聖堂の入口周辺をグルリっと歩いた後、大聖堂の内部を見学しました。 中では残念ながら写真を撮ることはできませんでしたが、 由緒ある大聖堂の中は豪華で祭壇も美しく見所いっぱいでした。

旧王宮

ヴァヴェル大聖堂から東方向にあるのは旧王宮の建物です。 14世紀に建てられ、17世紀頃まではポーランド王の居城でした。 旧王宮の建物内には、当時の調度品や美術品などが展示されています。

旧王宮の建物は中庭をグルリと囲む形になっており、 美しい回廊がある建物を中庭からも見ることができます。

さて、今回はここヴァヴェル城でとっておきのお楽しみがありました。

レオナルド・ダ・ヴィンチの肖像画3枚のうちの1枚である、 「白貂を抱く貴婦人」が旧王宮に特別展示されていたのです。

現在はクラクフのチャルトリスキ美術館で展示されていますが、 私が旅行した時期、チャルトリスキ美術館が改装中であったため、 貴重な絵を旧王宮内で見ることができたのです。

ヴァヴェル城では素晴らしいおまけ付きで、充実した観光時間を過ごすことができました。

ヴァヴェル城周辺 航空写真

縮小すると、クラクフ旧市街観光ポイントや ワルシャワなどとの位置関係がわかります。