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【ロカ岬 - ユーラシア大陸最西端からの絶景】 断崖から見た大西洋と十字架の風景 - ポルトガル旅行記

ロカ岬は、ポルトガルの首都リスボンから西方向に約40kmほどのところに位置し、 ユーラシア大陸最西端の岬として人気の観光地です。

世界遺産の美しい町 シントラからは17kmほどの距離。 リスボンから日帰り観光でそれぞれ観光することができます。

シントラについては こちらに書いています

ロカ岬 - 十字架の塔

駐車場に着き西方向を見ると、まず目に入るのが十字架の塔です。

石造りのモニュメントの上部には十字架が掲げられ、青空のもとひと際目立って見えました。

この十字架の塔の前は絶好の写真ポイントで、多くの観光客が次々と順番に並んでいたため なかなか全景をカメラに収めるのが難しい状態でした。 下部にはプレートが埋め込まれており、文字が刻まれています。

まず大きくCABO DA ROCA「ロカ岬」とあり、その下には ポルトガルの詩人カモンイス(Luis Vaz de Camoes)がロカ岬で詠んだ詩が刻まれています。

ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMECAと詩の一節があり、 これは、「ここに地終わり海始まる」という意味だそうです。

PONTA MAIS OCIDENTAL DO CONTINENTE EUROPEU 「ヨーロッパ大陸最西端」とあり、 更に一番下の方にはロカ岬のロケーションが刻まれています。 ロカ岬が北緯38度47分、西経9度30分、高さ140mの断崖に位置することがわかります。

十字架の塔の前には、大西洋が広がっています。 ヨーロッパ大陸最西端からの風景は壮大なもので、まさに圧巻の一言。

荒々しく白波が立っていましたが、美しい海を見ることができました。 海流や海の深さの違いによるのでしょうか、エメラルドグリーンと黒っぽい色のところに分かれて見えました。

googleを使って別の角度から見ると、このような感じです。 高さ140mの断崖ということがよくわかります。 改めて、あのような場所に立って素晴らしい風景を目の前にできたと思うと感慨深いものがあります。

ロカ岬 - 灯台

十字架の塔から北東方向に見えるのは、ロカ岬灯台です。 白壁に赤い屋根で、とてもお洒落な建物です。

ロカ岬灯台は1772年に建てられたそうで、歴史的に古いものですが、 現在も灯台としてしっかり稼働しているようです。

ロカ岬 - 観光案内所

ロカ岬灯台のすぐ南にある建物は、 観光案内所です。 ほとんどの人は、十字架の塔からの眺望を楽しんだ後、そこに向かいます。

観光案内所では、ユーラシア大陸最西端到達証明書を発行してもらえるのです。

最西端到達証明書の発行は有料になるのですが、 デザインが2種類あり、料金も異なります。

私もせっかくなので記念に!と購入したはず…なのですが、 どこかにしまい込んでしまったのか見当たらず(また探さなくては!)

ところで、ロカ岬はとにかく風がものすごく強いです!

下のは十字架の塔の前で撮った写真の一部ですが、 もう髪の毛はバサバサ!コートも原型を留めず。 あまり人に見せたくない記念写真となりました。

風が吹き荒れる中、遊歩道を歩いていくわけですが、 すばらしい風景を目の前にしてロカ岬ではついつい長居してしまうと思います。 くれぐれも防寒対策をしっかりとして訪れるのがよいでしょう。

強風と荒々しい大西洋が印象に残ったロカ岬でしたが、 ポルトガル旅行の中でもお気に入りの地の一つとなりました。

ロカ岬周辺 航空写真

縮小すると、ポルトや、リスボンとの位置関係がわかります。