一度は泊まりたい!憧れの パレス・ホテル・ド・ブサコ
国立公園の深い森の中に静かに佇むパレス・ホテル・ド・ブサコ。 ポルトガル最後の国王マヌエル2世が建てた離宮が、現在はホテルとして利用されています。
ポルトガルには、歴史的建造物を改装して造られたポサーダと呼ばれる国営ホテルがたくさんあります。 パレス・ホテル・ド・ブサコは国営ではありませんが、宮殿であった歴史を感じさせる魅力ある雰囲気に溢れています。
パレス・ホテル・ド・ブサコ
エントランス・ラウンジ
アズレージョで彩られた美しい回廊を通って、パレス・ホテル・ド・ブサコの入口へ向かいます。
このドアの奥が、レセプションになります。 白い壁面やドアに青いアズレージョが見事に調和し、素晴らしい外観です。
ホテルの中も想像以上の豪華さ!壁から天井に至るまで美しく装飾されています。
エントランスに入った後、すぐ素敵なラウンジに案内されました。
そして、ウェルカムシャンペンやジュースのサービス。 豪華な雰囲気の中、美味しくいただきました~♪
大階段のアズレージョ
さて、このパレス・ホテル・ド・ブサコの内装で一番の見所はやはり大階段の横壁面に描かれたアズレージョでしょう。
そこには、大航海時代の幕開けとなるポルトガルによるセウタ攻略を描いた大きなアズレージョがあります。
アズレージョと呼ばれるタイルが緻密に隙間なく並び、 一枚一枚に描かれた青い色が合わさって目を見張る壮大な1枚の絵画となり、歴史の瞬間の様を私たちに伝えてくれています。
踊り場をはさみ2階にかけても、同様に大きなアズレージョを見ることができます。
こちらのアズレージョには、ポルトガルによるインド攻略の様子が描かれています。 圧巻の大迫力です。
踊り場の窓はステンドグラスになっており、幻想的な優しい光が入ってきていました。
客室
パレス・ホテル・ド・ブサコは宮殿をホテルに改修したものであるため、 部屋の広さや構造にかなり大差があります。 このため、宿泊前には添乗員さんがいそいそと紙のクジを作り、 不公平感がないように部屋割りをするのが恒例になっているようです。
私は最後から2番目にクジを引いたのですが、残念ながら「小間使いの部屋」であったようです。 部屋は清潔感があり雰囲気は良かったものの、ベット2つがちょうど入るくらいの狭さで、 特に感動や優雅さを感じるものではありませんでした。
バス・トイレもごく普通な感じ。 いつもいろいろと写真を撮りまくる私ですが、 このホテルの部屋に関してはたった2枚しか撮影してなかったので、 撮影意欲が湧かない部屋であったことは確かです。
ちなみに、一番最後にクジを引いた方は「当たりの部屋」だったようで、 部屋の見学に行かせていただきましたが、確かにかなり広々としていました。
その方は翌日「ただっ広くって怖かった」って話されていましたが、 せっかくだから、「小間使いの部屋」よりは「当たりの部屋」に泊まりたかったなぁ~
ディナー
ホテルの部屋割りの結果は残念でしたが、それはさておき、お楽しみのディナーです! ツアーの説明ページには下のように書かれていました。
ドレスコードはございませんが、雰囲気を楽しむためにジャケットなどの お洒落着をご用意いただくことをおすすめします。
せっかくの宮殿ホテルでの夕食ですもの! 私はワンピースを持って行きました。 ツアーのお仲間の方々は、昼間の観光時と同じ服装の人もたくさんいましたが、 半分くらいの方は昼間よりドレスアップしていました。
とても素敵で豪華な雰囲気に溢れたレストランです。
各々のテーブル席に、メニューが並べられていました。
シーフードとマッシュルームのヴォロヴァン
ブサコワインをいただきました。(※飲み物は別注文です)
仔牛のトマトソース煮込みとポテト,野菜添え
アーモンドパイとバニラアイスクリーム
優雅な時間がゆっくりと流れ、美味しいお料理に舌鼓を打ちました。
このツアーはJTB旅物語 琴線にふれるポルトガル旅情 8日間です。 2019年現在、毎年同内容で企画され続けている人気コースです。 ぜひ、チェックしてみてください!
パレス・ホテル・ド・ブサコ周辺 航空写真
縮小すると、ポルト、コインブラや、リスボンとの位置関係がわかります。