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【イタリア本土からシチリア島へ - 古き町と車窓から望む絶景】 バスと船の移動を楽しむ - イタリア旅行記

アルベロベッロの町を散策後、私たちの乗ったツアーバスはシチリア島のタオルミーナに向けて出発しました。

当日の移動距離は約470kmに及び、昼食や休憩時間を含めると長時間の大移動です。

アルベロベッロから タオルミーナへ

コゼンツァへ

アルベロベッロから少し進むと、窓の外にはイオニア海を臨む美しい風景が広がっていました。

長時間の移動であったものの、心を穏やかにしてくれるような素敵な景色でした。

特に目ぼしいものは見えず、海岸線に沿ってバスは進みましたが、 途中で唯一気になってカメラに収めたのはフェデリシアーノ城(Castello Federiciano)です。

歴史を感じる中世の城のようでしたが、石造りの頑丈な外観から、どちらかというと要塞としての役割があったのでしょう。

さっと通り過ぎるのが残念なような存在感でした。

その後、バスは少しずつ海から離れ、内陸に向かって走り続けました。

コゼンツァ

アルベロベッロから約3時間ほどかけて、コゼンツァ(Cosenza)に到着。

休憩を兼ね、昼食はこの町にある「Calabria Bella」というレストランで取る予定となっていました。 同様の周遊ツアーで、よく立ち寄るお店のようです。

イタリア料理メインのお店で、蓄音機なんかもおいてありレトロな雰囲気でした。

ラザニアなど、美味しくいただきました。

コゼンツァも歴史ある町の一つのようで、レストランの隣には コゼンツァ大聖堂(サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂)(Cattedrale di Santa Maria Assunta)がそびえ立っていました。

これが、ものすごい存在感!

12世紀に建てられたロマネスク様式の教会で、町のシンボルとなっています。

昼食後、せっかくなので少しでも中を見学したいと思ったのですが、午後も長時間の移動が控えているため、残念ながら自由時間は設けられませんでした。

それにしても、大聖堂周辺の町並みは少し荒廃した雰囲気で、古びた建物が立ち並び美しいとは言い難いものでした。

コゼンツァでは駐車場からレストランを往復しただけなので、町全体の様子はわかりませんが、 広場や路地から眺めた風景は歴史の重みを感じさせられるもので、朽ちかけたような風景が印象に残りました。

ヴィラ・サン・ジョバンニ ・ メッシーナへ

コゼンツァから次の目的地ヴィラ・サン・ジョバンニ(Villa San Giovanni)に向かって、再びバス移動。

イタリア半島の東海岸側から西海岸側へと移動し、やがて窓の外にはティレニア海が見えてきました。 次第に日が傾き、海面を照らすオレンジ色の光がとても綺麗でした。

日も暮れた頃、やっとヴィラ・サン・ジョバンニに到着しました。

ここは、イタリア本土のつま先部分に位置する小さな港町です。

ヴィラ・サン・ジョバンニから シチリア島のメッシーナまでを結ぶCaronte & Tourist フェリーが運航されており、20分ほどで行き来することができます。

ツアーバスに乗ったまま乗船し、出航後バスを降りて階段上に向かいました。

ゆったりした座席スペース
子供の遊び場も充実
カフェなども
いろんなショップもあります

船内はゆったりしており、かなり快適に過ごせませた。 また、デッキに出ると港などのライトアップされた風景を眺めることができ楽しかったです。

時間はあっという間に過ぎて、メッシーナに到着しました。

メッシーナから旧市街にあるタオルミーナの宿泊ホテルまでは約45分。

ほぼ移動時間に費やされた一日でしたが、結構充実した時間を過ごし、その後、ホテルに到着してゆっくりと疲れを癒すことができました。

移動ルートマップ