Blogger

【総社市 - 人気の寺と神社を巡る】備中国分寺・備中国総社宮・井山宝福寺 - 岡山旅行記

古代吉備文化発祥の地と言われる総社市には文化財、寺社史跡が多く残っています。

今回は総社市に宿をかまえ、人気の寺社をゆっくり参拝してきました。

総社市 - ぜひ訪れたい寺と神社

訪れたのは
備中国分寺備中国総社宮井山宝福寺です。

公共交通機関を利用すると最寄り駅から遠い寺もありますが、自動車で行く場合はどの寺社も総社ICよりほどよい近さで移動も楽でした。

備中国分寺

備中国分寺は観光地図やパンフレットで何度も見たことがあり、ぜひ訪れたいと思っていました。

田園風景の中の五重塔の美しさは何とも言えません。

車は備中国分寺の南にある吉備路風土記の丘 県営南駐車場に無料で停めることができます。 少し距離がありますが、あまりにも素晴らしい景観で全く苦になりませんでした。

住所:岡山県総社市上林1046

公共交通機関 最寄り駅

  • JR総社駅より 約6 km

自動車 最寄りインター

  • 総社 IC より 約5 km
備中国分寺 - 見所

山門

駐車場から5分ほど歩くと正面に山門があり、右側石碑には日照山国分寺と刻まれていました。

客殿・勅使門・本堂

境内に入り前に見えるのは客殿、右の方には勅使門があります。 現在の建物は江戸時代に再建されたものだそうです。

更に右手に見えるのが本堂です。

五重塔

そして左手に見える五重塔は国指定の重要文化財に指定されており、 総社・吉備路を代表する観光スポットの一つとなっています。

五重塔の高さは約34mで、近寄ってみるとやはり大迫力!

元々奈良時代に建立された時は七重塔で約50mもあったそうですが、現存しているものは焼失後再建されたものです。

そばで眺める五重塔も素晴らしかったですが、やはり少し離れたところから四季折々の自然や青空と一緒に眺めた方がよりその美しさが引き立つような気がします。 梅・桜やれんげ畑の季節にまた再訪してみたいものです。

備中国総社宮

備中国総社宮はかつての備中国各地に祀られていた324もの神様を合祀した総社です。

このため、324社お参りしたのと同じご利益を得られると言われており、素晴らしきパワーが満ちた社宮なのです。

住所:岡山県総社市総社2-18-1

公共交通機関 最寄り駅

  • JR東総社駅より 徒歩約5分

自動車 最寄りインター

  • 総社 IC より 約5 km
備中国総社宮 - 見所

随神門・回廊

備中国総社宮の南にある駐車場に車を停めると、すぐ横に随神門があります。

随神門から奥に長い回廊が続きます。備中国総社宮の見所の一つです。

神池

境内には広い神池があります。 池の水は濁っていたものの木々や橋が水面に映り込み、回廊と一緒に眺めるととても美しい風景でした。

拝殿・本殿

拝殿に向かって3方向から回廊が連なり、その軒裏には備中神楽のお面がたくさん掲げられていました。

拝殿には大きなしめ縄があり、厳かな雰囲気。 324社のご利益をいただけるよう丁寧にお参りをしました。

井山宝福寺

井山宝福寺は室町時代の水墨画家雪舟が修行した寺として知られています。

山のふもとにある静かな禅寺です。私が訪れた日はひっそりとしていましたが、紅葉の名所で秋には多くの参拝客で賑わうようです。

住所:岡山県総社市井尻野1968

公共交通機関 最寄り駅

  • JR総社駅より 約2.5 km

自動車 最寄りインター

  • 総社 IC より 約7.5 km
井山宝福寺 - 見所

山門

駐車場からすぐ前に山門があります。 これは明治時代後半に再建されたものだそうです。

山門から境内に入る前に、ちょっと寄り道。

門から左の方を見ると、銅像があります。これは少年雪舟銅像です。

絵を描くのが大好きで修行をおろそかにしていた雪舟は、和尚から罰を受け柱に縛り付けられてしまいました。

絵が描けず涙した少年雪舟は、足の親指を使って涙で鼠を描いたところ、本物のように見え和尚を驚かせたんだそうです。

仏殿

山門からまっすぐ進むと江戸時代建立の仏殿があります。

天井の絵は250年前に描かれたもので、「水呑みの龍」と呼ばれているそうです。 水を飲みに現れる龍を封じるため、目に釘を打ち込んだという逸話があるとのこと。

柱に縛られてた雪舟、鼠に見入る和尚が描かれています。

三重塔

井山宝福寺で最も見ごたえがある建立物は国指定重要文化財の三重塔でしょう。

他の建物が戦禍の消失により再建されたものであるのに対し、この三重塔は室町時代中期の建立で約600年の歴史があるそうです。

雪舟碑

仏殿と三重塔の中ほどに雪舟碑がありました。 そばに寄ってよく見ると、何とか雪舟に関する碑とわかりました。

近くの説明文によると、雪舟碑は昭和3年建立であるものの、 画聖の雪舟、国文学の泰斗なる高尚、漢文学の白眉たる山陽という三大文化人によって成る碑であることから「三絶の碑」と呼ばれているそうです。

方丈

仏殿から北方向には方丈があります。雪舟はこの方丈内の柱に縛られて鼠の絵を描いたんだそうです。

毎年紅葉のシーズンに合わせて特別公開されており、雪舟の水墨画も見ることができるようです。

ちなみに、方丈の前には雪舟の石像がありました。 突き出した大きな右足と、その先にはお決まりの鼠さん。

山門前の銅像より、可愛く穏やかな表情の雪舟でした。

井山宝福寺については今まで全く知らなくて、雪舟にゆかりのお寺ということで驚きました。 三重塔など素晴らしい建立物、雪舟にまつわる見所などもあり楽しかったです。

参拝客はまばらで、ゆっくりと境内を散策することができましたが、次回はぜひ紅葉の時期に訪れて方丈の見学もしてみたいです。

総社市周辺マップ

岡山の人気・お勧めホテルを探す。宿泊日・諸条件を指定し、お得に宿泊予約する。