ヴィースの巡礼教会(Wieskirche)はドイツ南部、オーストリアとの国境近くにあります。 世界遺産に登録されており、 ドイツ観光の王道ともいえるロマンティック街道を巡る旅の観光スポットの一つとなっています。
ヴィースの巡礼教会 - 外観
ヴィースの巡礼教会は緑の牧草に覆われた丘の上にあり、白壁に赤茶色の屋根が特徴の外観となっています。
ただ、私が訪れた2月は一面に雪が降り積もり、白亜の教会が雪の中に溶け込むように建っていました。
ヴィースの巡礼教会 - 内部
雪の中で見たヴィースの巡礼教会は、ひっそりとした特徴のないものでしたが、 中に入ってびっくり!
内部は豪華な装飾に覆われ、ロココ様式で最も美しい教会でヨーロッパ随一と評されているそうです。
大迫力の大天井画も見所です。 宮廷画家ヨハン・バプティスト・ツィンマーマンによる キリストの復活や最後の晩餐などが描かれています。
主祭壇には鞭打たれるキリスト像が置かれています。 涙を流したという伝説があり、更にこのキリスト像を拝むと病気が治ったという噂も加わり、 巡礼者がどんどん増えてきたそうです。
なお、残念ながら、内部は撮影禁止となっていました。
教会内部を見学後、バスが待つ駐車場へ戻るため雪景色の中を再び歩いていきました。
周囲は本当に何もない広々とした白い世界…。 季節変われば、ここも緑豊かな牧草地となり全く違う美しさを見せてくれるのでしょう。
ロマンティック街道を北上
当日の日程は、ロマンティック街道 最南端 フュッセンを出発し、 ノイシュヴァンシュタイン城とヴィースの巡礼教会を観光後、北上していくルートとなっていました。
窓の外は雪深い風景から緑豊かな風景へと移り行きました。
ドイツらしい赤レンガ屋根の家が建ち並ぶ街並みや、美しい風景にあふれた車窓を楽しみながら 充実した一日を過ごすことができました。
ヴィースの巡礼教会周辺マップ
(ピンクライン:ロマンティック街道)