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【ディンケルスビュール】 中世のおとぎの世界 - 可愛い木組みの家が連なる城壁内を散策 - ドイツ旅行記

ディンケルスビュール(Dinkelsbuhl)は ロマンティック街道を巡る旅の中でぜひ訪れたい観光都市です。 14~15世紀の中世の街並みがそのまま残る旧市街は、まるでおとぎ話の世界~♪

ディンケルスビュールは日本人にとって あまり聞きなれない都市ですが、 多くの人が立ち寄る人気のローテンブルクからは、南方向 約40kmのところに位置します。

ローテンブルグなどは戦火によって街がかなり破壊されてしまったそうですが、 ディンケルスビュールはほとんど戦災を受けなかったということで、当時の雰囲気をそのまま感じることができるのです。

ディンケルスビュール - 城壁に囲まれた城塞都市

ディンケルスビュールは周囲をグルリっと城壁に囲まれており、 城壁の外は広大な公園などが広がっていました。

ディンケルスビュール旧市街の東西南北には それぞれ雰囲気が異なる ローテンブルガー門、ゼークリンガー門、ヴェルニッツ門、ネルトリンガー門があります。 この4つの門塔の他にも多くの門によって守られた城塞都市となっています。

旧市街の東側には、ヴェルニッツ川が流れており、 その内側には静かな時を刻むメルヘンチックな街並みが見えました♪

旧市街はどの方向を向いても本当に素敵で、まさに " 憧れの風景 " !!

屋根の色はどの家も赤茶色で同系色ですが、壁面は燐家とは異なる色で塗られており、 カラフルな色彩に溢れた家々は一軒一軒それぞれ可愛くって見入ってしまいました。

南方向にあるネルトリンガー門からマルクト広場(Marktplatz)に向かう ネルトリンガー通りを歩いて行きました。

前方には塔のある教会が2つ見えてきました。

聖パウルス教会

聖パウルス教会(St. Paulskirche)はプロテスタント教会で、1840年から1843年にかけて建造されたそうです。

聖ゲオルグ教会

聖ゲオルグ教会( St. Georg)は街のシンボルと言える存在で、美しいゴシック様式の外観は目を引きます。

聖ゲオルグ教会の南側には クリストフ・フォン・シュミット像(Statue Christoph von Schmid)がありました。

ドイツの児童文学作家であり、著名は神学者だそうです。

カフェ アム ミュンスター

ディンケルスビュールはキンダーツェッヒェ(Kinderzeche)という子供祭りで有名なんだとか。

17世紀 30年戦争のさなか、町が占領される危機的状況を防御した子供たちを称え、 毎年7月中旬に 民族衣装を着た子供たちのパレードが行われるそうです。

聖ゲオルグ教会のすぐ隣には鮮やかな外壁で目を引く カフェ アム ミュンスター(Cafe am Muenster)があります。

壁面には勇気ある子供たちの絵が描かれています。

ホテル ドイチェス・ハウス

聖ゲオルグ教会から道を挟んで西方向には美しく目を引く ホテル ドイチェス・ハウス(Hotel Deutsches Haus)があります。 木組みの美しい建物で、1440年に建造され、その後増築されたものの当時のまま残されています。

現在はホテルとして利用されているそうです。

このあたりは旧市街 中央に位置し、見所多いワイン広場(Weinmarkt)です。

ディンケルスビュールでは観光時間は短かったものの、城壁に囲まれた中世の雰囲気あふれる街並みは 本当に美しく印象に残りました。

できれば再びロマンティック街道を巡る旅に出て、 ホテル ドイチェス・ハウスのようなところでゆっくり滞在してみたいなぁと思います。

ディンケルスビュール 旧市街マップ

(ピンクライン:ロマンティック街道)