「世界で一番美しい街」の1つと称される チェスキー・クルムロフは、 チェコ共和国の首都プラハから南方向 約180kmほどのところに位置します。
中世の雰囲気をそのまま残すチェスキー・クルムロフは街全体が世界遺産に登録されており、 誰もが一度は訪れたい人気の観光地となっています。
チェスキー・クルムロフ散策
全景地図を見るとよくわかりますが、 S字に蛇行するヴルタヴァ川沿いに街が広がっています。 下の写真は街の通りに掲げられていたものです。
ルネサンス様式の建物が建ち並び、まるでタイムスリップしたかのような街並みです。
ヴルタヴァ川はプラハ市内中心を流れ行くチェコ国内最長の川で、 その後ドイツから北海へと流れ込みます。
チェスキー・クルムロフ城 - 外観
街のランドマークと言えるのはチェスキー・クルムロフ城 (Cesky Krumlov Castle)の塔でしょう。
街の散策中に至るところで、そびえ立つ塔が見えました。
チェスキー・クルムロフ城はゴシック様式で建てられ、 その後ルネサンス様式、バロック様式と増改築されてきたそうです。
チェコではプラハ城に次ぐ広さを誇る城だそうです。 内部は博物館として公開されており、庭園など見所が多いです。
角度を変えて城を見ると、ヴルタヴァ川ほとりの崖の上にそびえ建つ様子がよくわかります。
塔は淡くカラフルな色彩で、ちょこっと可愛い雰囲気でした。 城自体が高台にあるので、塔の上からの眺望は素晴らしいようです。
チェスキー・クルムロフ城は、あらゆるところにだまし絵が描かれています。 豪華絢爛な装飾に施されたお城を建築する財力がなかったということでしょう。
壁面全面に装飾画やタイル模様などが立体的に見えるよう描かれています。 当時としては苦肉の策であったのでしょうが、現在では観光ポイントとして必見です。
チェスキー・クルムロフ城 - 眺望
チェスキー・クルムロフ城の敷地内に入り、 中庭を通り抜け西方向に歩いて行きました。
その先にはブラーシュティ橋(Cloak Bridge)があり、 そこからは美しい街を見渡すことができます。
まっすぐ歩いて行くと崖上に展望台があり、更に絶景を眺めることができました。 そこからは遮るものがなく、チェスキー・クルムロフの街が広がっていました。
大きく湾曲して流れるヴルタヴァ川と旧市街に向かう橋が見え、 旧市街の中に聖ヴィート教会や聖ヨスト教会の美しい塔を確認することができました。
チェスキー・クルムロフ城のシンボルである可愛い塔も見えました。 赤茶色の屋根の建物が建ち並び、おとぎの国のよう! うっとりする眺めです。
チェスキー・クルムロフ - 旧市街
チェスキー・クルムロフ旧市街を少し散策しました。 街の中心であるスヴォルノスティ広場(Svornosti Square)は パステルカラーの可愛い建物で囲まれ特に印象に残りました。
右を向いても左を向いても、何て可愛い~♪建物の形もそれぞれ素敵!
スヴォルノスティ広場の南には塔が建っていました。 これはペスト記念塔(Plaque Column)です。
塔の上には女神がいます。 ヨーロッパ各地で大流行したペスト終焉を記念し、1700年代に建てられたそうです。
対面の北側を見ると、白い外壁の建物があります。 これは旧市庁舎(Town Hall)で、 現在は観光案内所などが入る建物となっています。
壁面には国旗が掲げられており、4つの紋章が見えました。 真ん中のライオンはチェコ、その下はチェスキー・クルムロフの紋章、 その左右は街を支配した貴族の紋章だそうです。
散策途中、先ほどチェスキー・クルムロフ城展望台から眺めた教会付近も通りました。
聖ヴィート教会(Church of St. Vitus)は可愛いピンク色の尖塔があり、 歴史ある教会のようでした。
聖ヨスト教会(St. Jost Church)は尖塔のトップの丸い形が独特で、 青緑色が遠目からもひと際目立って見えました。 チェスキー・クルムロフ城からほど近く、ヴルタヴァ川沿いに建っていました。
チェスキー・クルムロフの土産物店や雑貨店は、 とーっても魅力的でした。店内のみならずお店の外も何とも可愛かったです。
お土産物を探しながら、しばし散策を楽しみました。
そして、チェスキー・クルムロフでぜひ食べたいのが、トルデルニーク。 生地をくるくる巻きながら焼き上げるお菓子です。
ついつい美味しい焼きたての匂いに誘われて買っちゃいました~
上から砂糖やシナモンがまぶされ、香ばしくってとっても美味しかったです。
チェスキー・クルムロフはおとぎ話の舞台そのもので、 高台から眺めた風景は最高に美しかったです。
できるならば再訪し、散策を楽しみたいなぁと思います。