岡山後楽園は元禄時代を代表する庭園で、岡山藩の第2代藩主 池田綱政により造られました。 日本三名園の1つで、国の特別名勝に指定されています。
岡山駅から東方向 1.7km ほどのところにあり、アクセスもよく徒歩圏内です。 広大な敷地内は綺麗に整備されており、四季折々の美しさがあります。
岡山後楽園
岡山後楽園は4万坪もの広さがある回遊式庭園となっています。 静粛で美しい公園内の小道を歩くだけでも楽しかったです。
庭園内には延養亭などの藩主が使用していた建物があります。 座敷からは、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と共に庭園を見渡せ さぞかし美しいことでしょう。
入園券は、岡山後楽園・岡山城とセットになった共通券を購入し、 広い敷地内を、更に南に隣接する岡山城に向かって歩いて行きました。
旭川に架かる月見橋を通り、 後楽園から更に南にある岡山城に向かいました。 川面の上で遊覧する あひるボートが何台も見られ、のどかな雰囲気。
岡山城
岡山城は1597年に完成し、その漆黒の外観から別名 烏城と呼ばれています。 後楽園散策のついでに立ち寄ったのですが、想像以上に立派な外観に期待が高まりました。
岡山城は、豊臣政権5大老の1人で 安土桃山時代の武将である宇喜多秀家により築城されました。 城内には彼の肖像画が置かれていました。
なんだかキラキラ王子様系の笑顔で武将っぽくないけど、 宇喜多秀家は豊臣秀吉のお気に入りで、朝鮮出兵時などにも活躍したそうです。
その後、岡山藩は 池田家が城主を代々勤めました。 下の肖像画は、江戸時代初期の名君として名を馳せた池田光政です。
岡山城は残念ながら本丸の大火や戦争空襲により焼失してしまいました。 現在の天守閣は1966年に再現されたものです。
4重6階のコンクリート製で、地階から4階までエレベータで昇れるという近代的な内部になりますが、 外観は当時の雰囲気を忠実に再現しており雰囲気たっぷりです。
見学コースの中では、宇喜多秀家築城当時の石垣を見ることができます。
不明門から城内に入りました。
天守閣内部には、城主の間が再現されていました。 また、刀や鎧、鉄砲など様々な展示物も置かれているので興味深かったです。
他にもちょっと面白かったのは、記念撮影コーナー。 お籠の中に座ったり、鉄砲を手にしたり! すっかり その気の主人…♪
一番の見所は、やはり最上階からの眺望ではないでしょうか。 屋根には、金色の鯱が見えました。
この金色の鯱から、岡山城は金烏城とも呼ばれています。
そして、岡山市街を360度見渡すことができるのです。 先ほど後楽園から歩いて来た旭川や月見橋も見えました。
岡山後楽園や岡山城の観光は、半日もあれば十分満喫することができます。 更に時間に余裕があれば、周辺には夢二郷土美術館や、岡山県立博物館もあります。 岡山駅からも近く交通の便も良いので、ぜひまた桜の時期など異なる季節に訪れたいと思いました。
岡山後楽園・岡山城周辺マップ
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