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【ブリュッセルでの 思わぬアクシデント】 駅で過ごした一日 - ベルギー旅行記

オランダからベルギーに1泊2日で出かけた私たち。 行きはアントワープで街を観光し、午後ブリュッセル中央駅に到着しました。 何もかも順調!予定通りに楽しくブリュッセル観光をスタートしたのでした。

ブリュッセル中央駅周辺

ブリュッセル中央駅から外に出て左の方向に少し歩くと、 アルベール1世の銅像(Standbeeld Koning Albert I)が見えてきます。 第3代ベルギー国王で、名君として知られているそうです。

銅像の背後には階段が続いており、ブリュッセル中央駅の南西方向は広々とした小高い丘になっています。

階段の上は広々とした庭園になっており、 このあたりは芸術の丘(Mont des Arts)と呼ばれています。 綺麗に整備されており、花の季節には更に大変美しいと思われます。

更にその奥には、マグリット美術館、王立美術館などの多くの美術館や、 ブリュッセル王宮などもあり、できればゆっくりと滞在して回りたいところがたくさん集まった地区です。

私たちはその日の午後からブリュッセルの観光をし、翌日の早朝にはオランダに戻る予定でしたので 美術館や王宮に行く時間はなく、いそいそと元の道の方へ引き返すことに。

アルベール1世の銅像の視線の先には、ブリュッセルの街が広がって見えます。

私たちは、世界遺産グランプラスを目指し、ブリュッセルの街の方に歩いていきました。 (街の観光については別ページに書いています。)

昼のグランプラス・街散策

夜のグランプラス・音と光のショー

ホテル・夜の街散策

私たちは、ライトアップされたブリュッセルの夜を満喫し、 最高にハッピーな気持ちで、ゆっくりとホテルで休んだのでした。 次の日に、とんでもないアクシデントが待ち受けているとは思いもせずに。。。

オランダへの復路 - 思わぬアクシデント

翌日私たちは、デン・ハーグとライデン経由でアムステルダムに帰る予定でした。 朝一番にホテルで朝食をとったあと、ブリュッセル中央駅に向かいました。

そして、構内の電光掲示板で乗車する急行列車、 インターシティの乗車時間とホームNoを確認。

予定どおりの時刻に、ホームで列車を待っていました。

ところが!
突然、ホームの電光掲示板に「cancel」の文字が!! 列車は時間を過ぎても現れす。。。

理由がわからない私たちは、駅インフォメーションセンターに向かいました。 係員が言うには、乗車予定だった便は急きょキャンセルになったが、次の便を待ってほしいとのこと。

オランダ行きの便は約1時間後。 再びホームに向かい、時計と線路を交互に見ながら時間待ち。

しかし。。。再び突然と「cancel」の文字が電光掲示板に! 右を見ても左を見ても、線路に列車は現れず。

「なぜ?」「どうなってるんだ?」・・・ ホームでは1時間前よりはるかに多い人々がざわついており、 事情がさっぱりわからないまま、再びインフォメーションセンターへ。 1時間前はガラガラだったのに、今度は人があふれており順番待ち。

どうやら積雪のため、オランダに向かう途中に問題があるらしいとのこと。 係の人も詳細は知らず、何時間後に列車が動くかわからないとのこと。

その後、1時間ごとに4回ほどホームに向かいましたが、すべて列車はキャンセル。 搭乗予定飛行機に乗れそうにない人など、みんなやいのやいのと大変なざわつきの中、 今日中にオランダに帰れるんだろうか・・・不安になってきた私たち。

そんな中でも他の乗客と情報交換し、どうやらアムステルダム行きのバスは動いていると知った私たちは、 どうにか夕方のチケットを手にいれることができたのでした。

結局この日は丸一日を駅構内で過ごすことになってしまいました。 今思えば、ベルギー王立美術館などが駅のすぐ近くにあったので、 行ってみれば良かったんですが、その時はそんな気持ちじゃなかった。。。。

「早くオランダに帰りたい!」
「帰れなかったらどーしよー」
そして、何よりも前日と違い、外は吹雪・・・。 どこにも行く気になれないまま、夕方のバス発車時間を構内でひたすら待ったのでした。

こんな場合は、やはり「添乗員付ツアー」が安心って、改めて思いました。 もし、雪のため道路が通行止めになっていたとしても、添乗員さんが「ホテルで待つよう」指示してくれたり、 代わりのルートや、代わりの観光を考えてくれたりしたはず。

周りに日本人は全くおらず、情報交換もままならないまま、本当に大変な一日でした。 でも、今ではそれも印象に残る大きな思い出です。

この日唯一の収穫物は、駅構内を放浪中に見つけた、アドベントカレンダー by GODIVA。 クリスマスまでのカウントダウン用チョコレート。 クリスマスは終わってしまったため、プライスダウンしてたのを購入!可愛い~♪

アムステルダムに無事到着!

その後、無事直行バスで、オランダに戻ることができました。 ベルギーでの最悪な一日が嘘のように、アムステルダムでは綺麗な星空が見えており、 穏やかで雪の影響は全く無かったようでした。

ホテルはアムステルダム中央駅のすぐ隣。 一度チェックアウトしたイビス アムステルダム センターホテルに 再チェックインし、その日はゆっくりと休みました。

なお、ベルギーからの帰路に寄ろうと思っていたデン・ハーグとライデンには 翌日改めてインターシティーで行きました。 交通費は余分にかかったけど、マウリッツハイス美術館のEチケットを取っていたので 無駄にならず良かったです♪

列車チケット返金手続きに手間取る

しかし、問題はまだありました。
ベルギーからオランダ行きの列車チケットは、NS International(オランダ高速鉄道)のHPから予約していました。 結局、列車を使えなかったので、この代金をアムステルダム中央駅で払い戻してもらおうと手続きに行ったのですが、 係員は「チケットを売るのが仕事で、払い戻すのは担当じゃない」と言い、次々たらい回し。 「ここに連絡して」と電話番号を言われるばかりで、誰も相手にしてくれないまま。

半分あきらめつつあったのですが、帰国後、NS International HP の help内にチャットルームを発見! オランダ語を翻訳しつつ、チャットでやりとりし、あっさりと返金手続きが完了! その後無事に全額返ってきたのでした!

ブリュッセル中央駅周辺マップ