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【ショパンの生家】 閑静で美しいジェラゾヴァ・ヴォラ村 - 庭園内に佇む家 - ポーランド旅行記

ジェラゾヴァ・ヴォラ(Zelazowa Wola)村は、 ワルシャワ中心地から西方向 約60kmほどのところに位置します。 郊外の静かな田舎町ですが、人気の観光地。 なぜなら、この村にはポーランドの有名な作曲家 ショパンの生家があるのです。

ショパンの生家(ショパン博物館)

ワルシャワから1時間ほどバスに揺られ、閑静な美しいジェラゾヴァ・ヴォラ村に到着しました。 訪れたのは10月。色づく木々の葉と建物のレンガ色が調和し合い、 とても美しい風景が出迎えてくれました。

敷地内入口へ

レンガの建物の横を通り、正面入口へ向かいました。 入口の右方向には、カフェや売店などが入った建物があります。 売店にはショパングッズがいろいろ揃っているのでお勧めです。

入口から中に入り、美しいレンガの建物から奥方向に伸びる道をどんどん歩いていきました。

フ・ジェラゾベイ・ボリ公園

中は綺麗に手入れされた広大な庭園(Park w Zelazowej Woli)になっています。 各国から贈られたたくさんの木々や植物が植えられており、 日本からも桜の木を贈ったそうです。

赤や黄色に色づいた木々の葉がとても美しく、 なんて素敵な時期に訪れることができたんだろうと改めてHappy気分♪

庭園内には、いくつかショパンの銅像があります。 端正で上品な顔立ちだったことが感じられます。 ショパン好きにはたまらない場所ですね。

フ・ジェラゾベイ・ボリ公園の南には広く美しい池もあるようでしたが、 公園中央付近まで歩いて行くと小さな方池がありました。 その池の前の白い建物がショパンの生家です。

ショパンの生家 外観

色づく木々にあふれる公園内にひっそりと佇む ショパンの生家(Miejsce urodzin Fryderyka Chopina)。 観光客も少なく静かな時間の中、色合い豊かな風景に白い建物が映えてとても素敵でした。

ショパンは生後半年頃までここで過ごしたそうです。 建物は当時のままではなく、復元されたものだそうですが、 現在はショパンを偲ぶ博物館として公開されています。

ショパンの生家 内部

ショパン生家内部の内装や置かれている家具などは、当時の状態を忠実に再現しているそうです。

広い部屋の中にピアノが置かれていました。 こちらはよくある黒いピアノ。

別の部屋には時代を感じさせる木目のピアノが置いてありました。 子供の頃からピアノを習っていた私にとって、実際にショパンが暮らしたこの地で見るのは感動もの! (これは残念ながら複製ですが、ワルシャワのショパン博物館では実物を見ることができます。)

ショパンの肖像画も飾られています。 端整な顔立ちではありますが、神経質そうな雰囲気が感じられます。 天才的に美しいメロディー生み出し続けたショパンですが、 それだけに繊細で考え悩むことも多かったんでしょうか。

ショパン自筆の楽譜のコピーなども目の前で見ることができます。

小さい家ながら、ショパン好きには見所多い博物館です。 また、夏季の観光シーズン限定のようですが、ここショパンの生家では ピアノリサイタルが開かれ、生演奏を聞くことができるそうです。

ショパン曲の生演奏もぜひ聞いてみたかったなぁ~とは思うけど… でも、紅葉の時期のジェラゾヴァ・ヴォラは最高でした。

美しい風景を写真に収めながら、この地を後にしました。

ショパンの生家 周辺 航空写真

縮小すると、ワルシャワやトルンとの位置関係がわかります。