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【ポズナン大聖堂の見所】 輝きわたる金の礼拝堂は必見! - ポーランド旅行記

ポズナン大聖堂は10世紀に創設され、ポーランドでは最古のものだそうです。 残念ながら第二次世界大戦で破壊されてしまいましたが、戦後ゴシック建築様式で再建されました。

ポズナン大聖堂(Cathedral of Poznan)

主祭壇

中に入ると、正面の主祭壇上にあるステンドグラスからは、鮮やかで柔らかな光が差し込んでいました。

美しい金色祭壇の中央の像は、聖母マリア、聖カタリーナ、聖バルバラだそうです。 下には最後の晩餐の様子が描かれているということでした。

イコン画のある礼拝堂

ギリシャ正教会、ロシア正教会などの東方教会で見る独特のイコン画ですが、 カトリック教会ではちょっと珍しいなと思いました。 でも、ポーランドではヤスナ・グラ修道院「黒い聖母」が奇跡をもたらしたと有名なんですね。

ポズナン大聖堂には12の礼拝堂があるそうですが、 建物の南東方向にはイコンの「黒い聖母」が掲げられた礼拝堂がありました。 イコン画の下には、ヨハネ・パウロ2世のお顔もありました。

ヨハネ・パウロ2世は、このポズナン大聖堂にもおいでたことがあるそうで、 大聖堂入口手前の美しい花壇や木々で彩られた一角に彼の像が建てられています。

金の礼拝堂

ポズナン大聖堂の中でも、金の礼拝堂は必見です。 主祭壇の裏手にあります。 ビザンチン様式の豪華な礼拝堂は黄金に輝いており、目を見張る美しさでした。

礼拝堂の中には、初代ポーランド王ミェシコ1世と息子ボレスワフ1世の像があります。

地下

ポズナン大聖堂の地下には、10世紀に創設された当時の土台が残されています。

石壁が残された通路を通って、当時の古跡を見ることができます。

ほぼ崩れた状態の一部だけなので、当時の様子は想像するのも難しいのですが、 その歴史の長さを感じることができます。 初代ポーランド王ミェシコ1世のお墓も見ることができます。

ポズナン大聖堂は、旧市街中心からは東方向に1km以上離れています。 歩いていくには少し時間がかかりますが、トラムを利用すると簡単に行くことができます。 ポーランドの歴史に触れるうえで、ぜひ訪れるとよいと思います。

ポズナン大聖堂周辺 航空写真

縮小すると、ワルシャワの位置や、ポズナン旧市街の各所観光ポイントがわかります。