Blogger

【トーンペアの丘】 絶景!タリン旧市街の美しい街並みを一望する - エストニア旅行記

タリン旧市街の丘の上に位置する山の手地区は、 トーンペア地区(Toompea)と呼ばれ、 かつては支配階級や貴族階級の居住区とされました。

丘の上からは旧市街を一望することができ、何ともいえない美しい風景が広がります。

アレキサンドルネフスキー聖堂

デンマーク王の庭園を通り、城壁の間を通り抜けると、 目の前に姿を現すのはアレキサンドルネフスキー聖堂(Alexander Nevsky Kathedral)です。

アレキサンドルネフスキー聖堂は、19世紀末に建てられたロシア正教会。 黒いたまねぎ頭の建物は、タリン旧市街の雰囲気とは全く異なり、 このあたりだけ ロシアの地の一角のような感じです。

教会内は撮影禁止のため写真はありませんが、 イコン画やモザイク画が飾られ、見応えある豪華あ内装となっています。

トーンペア城

アレキサンドルネフスキー聖堂を背に、広場の真向かいには 赤い屋根にピンクと白を基調とした外壁の美しい建物があります。 これは、トーンペア城(Toompea Castle)です。

トーンペア城は、かつてエストニアを支配した支配者の住まいや要塞として使われました。 現在は、国会議事堂として利用されているそうです。

のっぽのヘルマン

さて、トーンペア城とアレキサンドルネフスキー聖堂がある広場から 南方向に少し歩いて庭園に入ります。 そこからは、トーンペア城を側面から綺麗に眺めることができ、 一番左にはのっぽのヘルマン(Pikk Hermann)と呼ばれる塔が見えます。 塔の上で翻っているのは、エストニアの国旗です。

のっぽのヘルマンは高さ50m、15世紀当時のまま現存しているそうです。 美しいピンク色の外観のトーンペア城にひっついて、石造りの塔がある姿は不思議な感じですが、 防衛のために利用された歴史を感じさせてくれます。

聖母マリア大聖堂

ドーム教会とも呼ばれる 聖母マリア大聖堂(St. Mary's Church)は、 1219年にデンマーク人が建設したもので、エストニアでは最古の教会だそうです。 その後火災による消失、何度もの修復を経て、現在の石造りの姿を見せてくれています。

高さ69mの塔に上ると、トーンペア地区の街並みや 美しい風景を見渡すことができるそうですが、 残念ながら 冬季は上ることができません。

週末にはパイプオルガンのコンサートが行われるそうなので、日程が合えばお勧めです。

コフトウッツァ展望台

その後、聖母マリア大聖堂からトーンペア地区の北東方向に道なりに歩いていきました。 前日に一度、現地ガイドさんと一緒に街歩きをしているので、 記憶を元に、展望台を目指します。

建物の間の細い通りを、どのあたりを歩いているかもわからないまま前へ。前へ。

そして、前日も訪れた、コフトウッツァ展望台(Kohtuotsa Viewing Platform)に到着! 小さな広場になっており、目の前には絶景が広がっています。

遠目には、バルト海に浮かぶ大型船が見えました。 ヘルシンキとタリンを結ぶ客船でしょうか。

このあたりには、カモメが多く飛来するようで、2日続けてチョコンと居座るカモメが見られました。 人馴れしていて、そばに近寄っても全く動じません。

パットクリ展望台

さぁ、再び記憶を元に、昨日行ったもう一つの展望台を目指し、 今度は北に向かって歩きました。

そして到着したパットクリ展望台(Patkuli Viewing Platform)。 こちらも、目の前には、すばらしい絶景が!!

私が今回のバルト三国を訪れた旅で、一番美しい風景と思ったのは、 ここ パットクリ展望台からの眺めです。

城壁や赤い三角屋根の塔が美しく見え、 旧市街北の 可愛い建物をより近くで眺めることができます。 おとぎの世界そのものを眼下に、しばらくこの絶景を独り占めして楽しみました。

トーンペア地区 街の風景いろいろ

建物の間の細い路地を適当に街歩きしましたが、 トーンペア地区も、「美しい」、「可愛い」がいっぱい。 パステルカラーの美しい建物がたくさん見られました。

店頭の人形も、存在感たっぷりで可愛い♪思わず、立ち寄りました。

トーンペア地区の通りをグルリと歩いて、観光スポットを一巡り。 大満足で、下町地区に降りて行きました。

トーンペア地区マップ

縮小すると、タリン旧市街の各所観光ポイントがわかります。