美しい中世の街並みが残る、タリン(Tallinn)の旧市街。 その中でも独特の雰囲気があり、旧市街で一番美しい通りと言われるのが、 聖カタリーナ通り (St. Catherine's Passage)です。
聖カタリーナ通り
ヴィル門から旧市街に入り、少し歩くと右側に見えてくる城壁。 城壁に沿ってムーリヴァへ通り(Muurivahe)を歩いて行くと、 左側に聖カタリーナ通りへの入口があります。 (下の写真、左側です)
ムーリヴァへ通り側から、薄暗いトンネル状の通りに入っていきます。
むき出しの石造りの壁に囲まれ、石畳の道が続きます。
少し進むと、下の写真のように、中世の雰囲気たっぷりの風景になります。 なんて素敵なんでしょう! ここの風景は独特で、すっかり魅了された私は朝に夕にと、何度もここを訪れました。
更に進むと、不思議な光景が。 この壁面に並べて飾られているのは、14~15世紀頃の墓石だそうです。 隣接する教会が取り壊された際、状態のよい墓石を壁面に展示したのだとか。
聖カタリーナ通りは、ムーリヴァへ通り(Muurivahe)と、 ヴェネ通り(Vene)を繋いています。 下の写真は、ヴェネ通り側の入口です。
聖カタリーナ通りへの入口は ヴェネ通りに面したピンクの建物の下方にあり、 綺麗に一体化されているので、予め調べておかないとわかりにくいです。
聖カタリーナ通りからヴェネ通りに出て右側、北方向を見ると、小さなロシア正教会が見えました。 すぐ裏手には、城壁が続いています。
親方たちの中庭
さて、ロシア正教会を背に、ヴェネ通りを南方向に少し歩きます。 ヴェネ通り左側、下の写真の建物にある入口を入っていくと、 親方たちの中庭(Masters' Courtyard)と呼ばれる工芸職人たちの作業場に行くことができます。 (ページ下の地図参照)
こだわりの手作り工芸品を購入したり、美術品を見たり、 カフェで休憩したりと、お勧めのスポットらしいのです。 が、、、雪が降り積もるこの極寒の時期には、もはや人の姿も見られず。
観光シーズンには、のんびり休憩するのにピッタリな場所のはず。 だって、こんなに素敵な雰囲気なんです!
この寒さの中、屋外のカフェ・・とはいかないので残念でしたが、 とても可愛い雰囲気にまとめられたお洒落な中庭でした。
聖カタリーナ通り・親方たちの中庭周辺マップ
縮小すると、タリン旧市街の各所観光ポイントがわかります。