シュヴァルツゼー展望台(Schwarzsee)は、 マッターホルンを最も至近距離から眺めることができる展望台です。 標高 2583mに位置し、ツェルマットからはロープウェイに乗って、15分ほどで到着します。
シュヴァルツゼー展望台から目の前に!大迫力のマッターホルン
すでに、スネガ展望台やロートホルン展望台から、マッターホルンの全景は堪能していたので、 今度はできるだけマッターホルンに近づき、その迫力ある姿を目の前で見てみたいと思いました。
シュヴァルツゼー展望台へのアクセス
シュヴァルツゼー展望台に向かう高速ケーブルの駅はツェルマットの町のはずれにあり、 メインストリートのバーンホフ通りを南西方向に向かって15分ほど歩きます。
私はスネガ展望台・ロートホルン展望台から戻った後、続いてシュヴァルツゼー展望台に向かうことにしたので、 バーンホフ通りと並んで東側を流れるマッターフィスパ川沿いの道をずっと歩いていきました。
スネガ展望台へのロープーゥエイ駅から少し歩いたあたりから見た風景も素敵♪
マッターフィスパ川(Mattafisupa river)は、アルプスの山々の氷河などの雪解け水のため、白い色をしています。 白い川は、スイスに来て何ヵ所かで見ましたが、初めて見た時はちょっと驚きました。
カトリック教会が見えてきました、どんどんマッターホルンに近づいていきます。
通称日本人橋のあたりです。 マッターホルンの朝焼けを見るために、たくさんの日本人が集まってくるとのこと。 マッターホルンがとても綺麗に見えます。
高速ケーブル「マッターホルン・エクスプレス」の乗り場にやっと到着!結構歩きました。
ツェルマットの町を眼下に、どんどん登っていきます。町の徒歩移動よりずっと楽々!高速です!
広大なアルプスの風景の中、信じられないくらいたくさんのゴンドラが次々と行き来しています!
あっという間に、シュヴァルツゼー駅に到着! ゴンドラから降りて少し歩くと、もう目の前にマッターホルンが見えてきます。
シュヴァルツゼー展望台から眺めた大迫力のマッターホルン
一日に何か所もの展望台を駆け巡るのはどうかと思ったので、シュヴァルツゼー展望台は行くかどうか悩んだのですが、 マッターホルンファンの人は絶対に行くべきです! この距離感は他の展望台では味わえないと思います。
近い!本当に近いです!大迫力のマッターホルン! 壁面の岩肌を、さっと歩いて触りに行けそうな近さ!(なんてわけ無いですが・・・)
シュヴァルツ湖
マッターホルン北壁のふもと、ケーブル駅からすぐ近くには、シュヴァルツ湖があります。 深緑色をしており、黒い湖と言われています。湖のすぐそばには、白く小さな教会があり、中にも入れます。
シュヴァルツ湖には、後ろにそびえ立つ、オーバーガーベルホルンなど標高4000m級の山々が映り込み、 そこから見た景観は大変美しいとのこと。
風が強く湖にはさざ波がたっていたし、展望台を次々と渡り歩いてかなり疲れてきていたので、 上から見ただけでしたが、降りていって眺めてみるべきだったなぁ~と少し後悔。。。
アルプスの山々が大パノラマに広がる絶景
シュヴァルツゼー展望台中心部には、シュヴァルツゼーホテルがひと際目立って建っており、 その後ろには素晴らしいアルプスの山々が大パノラマで広がります。
スイス最高峰のモンテローザ(標高 4634m)や、グレンツェ氷河も眺めることができます。
なお、余談ですが、シュヴァルツゼー展望台には足の踏み場がないくらい、動物のフンが多く転がっていました。 他の展望台ではそのようなことはなかったのですが、ちょっと歩くのには苦労してしまいました。。。
それはさておき、至近距離から雄大なマッターホルンや、標高4000mを超えるアルプスの山々の眺望を楽しみながら、 しばらくホテル展望台で、のんびりと休憩したのでした。
でも、どうせシュヴァルツゼーまで行ったんだから、 ヨーロッパで一番高い展望台という、マッターホルン・グレッシャー・パラダイス (Matterhorn Glacier Paradise)まで行けば良かったなぁ~。。
イタリア側からマッターホルン南壁を見るので、見慣れたマッターホルンとは全く雰囲気が異なります。
シュヴァルツゼーから、あるいはその手前のフーリから、トロッケナー・シュテグまで行き、 そこから更にロープウェイを乗り継いで、楽々マッターホルン・グレッシャー・パラダイスまで行けたはず。
標高 3883mの世界、見てみたかったです。 ツェルマットからたった40分ほどで到着できるそうなので、 まずは先に、マッターホルン・グレッシャー・パラダイスまで足をのばし、 その後、ツェルマットへの帰りに、シュヴァルツゼー展望台へ立ち寄るプランをぜひお勧めします。
シュヴァルツゼー展望台へのルートマップ
ツェルマットから、シュヴァルツゼー展望台へのルートマップです。 地図を縮小すると、マッターホルンや周辺の山々・展望台との位置関係がわかります