フルカ峠(Furka Pass)はアルプス越えのルートにある有名な峠の一つで、 標高 2436mからは絶景を臨むことができます。 映画007「ゴールドフィンガー」の舞台にもなったそうです。
フルカ峠越えは、スリル満点のヘアピンカーブの連続です!
私たちのツアーはツェルマット・マッターホルンの観光後、 フルカ峠を通って、旅行の出発点であるチューリッヒに戻っていく日程になっていました。
フルカ峠での風景
次々とつづら折りの道が続き、運転手の腕の見せ所です。 バスに乗っている私たちは、すごい急カーブの連続にハラハラ、ドキドキ!
フルカ峠近くには、歴史ある有名なホテル・ベルベデーレ(Hotel Belvedere)が崖沿いに建っています。 このホテルは100年もの歴史があり、ローヌ氷河(Rhone Glacier)のすぐ横に建てられたそうです。 当初はホテルの部屋から迫力ある氷河を見ることもできたようですが、 現在は氷河がどんどん溶けて後退していったために見れないようです。
ホテル・ベルベデーレの左側には、ローヌ氷河から流れる水による氷河湖が見えます。 そして、ホテルと道を挟んで後ろには、土産物店が見えています。
その土産物店には、様々なスイスの土産物、可愛い小物類もたくさん置かれています。 私はそこで、マグネットと、小さな八角形の額縁の中にエーデルワイスの押し花が入った小物を買いました。 マグネットは月並みだけど、エーデルワイスの小物はとても可愛くってお気に入りのものです♪
そして、土産物店の最もお勧めなポイントは、そこの展望台からのすばらしい眺めです。 遠目ながらローヌ氷河を少し見ることができます。
なお、土産物店で入場料を払うと、近くでローヌ氷河を見ることができ、 ローヌ氷河に彫られた洞窟(アイスグロッテ)に入ることができるそうです。 私は行かなかったのですが、後で改めてそんな洞窟があったんだ、、と知って、 行けば良かった!と後悔。。青い氷の世界、見てみたかったです。研究不足でした。。
ローヌ氷河の雪解け水が流れ込む氷河湖が、土産物店の展望台からよく見えました。
雪解け水は、滝となって流れて行きます。
駐車場から土産物店に行く途中にも小さな滝があり、きれいな水が勢いよく流れ出ていました。
なお、その土産物店のあたりは、マーモットがよく現れるそうです。 そして、餌付けされているため、人間を全く怖がりません。 私も、すぐ目の前で見ることができラッキーでした♪
スイスなど2000mを超えるアルプスなどに生息しているというマーモット。 餌をねだって、ジ~っと視線を送ってきています。
フルカ峠、初めて知った名前だったのですが、とても素敵な峠越えルートでした。 そして、バスはどんどんチューリッヒに向けて、北東に進んで行きます。
道路沿いには、牧草地でのんびりと横たわる牛たちの姿が見えました。
眼下に広がる村は、レアルプでしょうか。。峠をだんだん降りて行きます。
レアルプまで来ました。教会を中心に、綺麗な家々が並んでいます。
ここまで来ると、後はハラハラするようなカーブ道はありません。 この後、アンダーマットの町を通り、チューリッヒに向けて北上していきます。
フルカ峠周辺マップ
地図を縮小すると、ツェルマット、チューリッヒなどとの位置関係がわかります
この日は、最終目的地のチューリッヒに向けてバス時間が長かったのですが、 バスからの景色、そしてフルカ峠での休憩は想像以上に楽しかったです。
風景が素晴らしいので、長い移動時間も結構楽しめます。そして、フルカ峠の土産物店に寄ったなら、 ぜひぜひ青い氷の世界、氷河内に作られた洞窟(アイスグロッテ)に行くことをお勧めします。