マウリッツハイス美術館(Mauritshuis)は、 日本でも有名なフェルメールの真珠の耳飾りの少女などを所蔵している美術館。 この絵は2012年に来日し、東京と神戸で公開されたのですね。
オランダの首都機能を担う デン・ハーグへ
美術館は、デン・ハーグ(Den Haag)にあります。 オランダの首都はアムステルダムですが、国会、中央官庁、王宮、各国の大使館など首都機能のほとんどは、 デン・ハーグにあるそうです。
デン・ハーグは、アムステルダムから、南西方向に60kmほどのところに位置します。 アムステルダム中央駅から、インターシティーに乗って、Den Haag Centraal駅に1時間ぐらいで到着。
駅からマウリッツハイス美術館までは歩いて10分ほど。 私たちは、念のために現地の人に美術館の方向を聞いたのですが、 親切に美術館近くまで同行して案内してくれました!
彼女は、マウリッツハイス美術館の隣にとっても素敵なところがあるので そこを通っていこうと教えてくれました。 目の前には、ひときわ目立つ美しい建物と、白い門が見えてきました。
ビネンホフ - 政治の発祥の地
ここは、ビネンホフ(Binnenhof)と呼ばれ、オランダの政治の発祥の地だそうです。 特に、国会議事堂として機能している、騎士の館(Ridderzaal)は本当に美しく、 現地に来るまでは全くノーチェックだっただけに、大感激でした♪
前方に見えてきたのは、ビネンホフの門。 この門を通って、隣にあるマウリッツハイス美術館に向かいました。
マウリッツハイス美術館
マウリッツハイス美術館(Mauritshuis)の建物は、17世紀に建てられたそうです。 もともとヨハン・マウリッツ伯の邸宅だったのを改築してできた美術館というだけあって、 美しくりっぱな外観です。
外観もとても素敵ですが、内装も豪華で見応えあります。 それほど大きな美術館ではないので、ゆっくり一つ一つの絵を鑑賞しながら回ることができます。
フェルメールの作品は、世界に30絵画ほどしかないそうですが、そのうち3点がここにあるそうです。
日本で公開された時は大変な混みようで、ゆっくり鑑賞できるような状態でなかったようですが、 ここではゆったりと前で見ることもできるし、写真もバッチリ撮ることができます。 こういう時は、やっぱり現地に来て良かった~と思います。
真珠の耳飾りの少女の前は、館内の中では一番の人だかりでしたが、 それでも絵の前でじっくりと見ることができました。
本当に、美しく吸い込まれそうな青い色! そして、まっすぐこちらを向いた少女の大きな瞳にすっかり魅惑されてしまいました。
1階にはギフトショップがあり、「真珠の耳飾りの少女」グッズがいっぱい並んでいました。 あちらから、こちらから、彼女の大きな瞳に見つめられます!
マウリッツハイス美術館で至福のひとときを過ごした私たちは、 再びビネンホフの門を通ってDen Haag Centraal駅に向かいました。
デン・ハーグには、マウリッツハイス美術館に行く目的のためだけに訪れたのですが、 まるで中世のお城のような、存在感あるビネンホフの散策も楽しむことができ、 素敵な一日となりました。
マウリッツハイス美術館 周辺マップ
縮小すると、アムステルダムや、ライデンとの位置関係がわかります。