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【名古屋で必ず訪れたい定番スポット】歴史や文化にじっくりと触れる - 愛知県旅行記

名古屋は、東京・大阪とともに日本三大都市の1つです。 定番観光として多くの人がまず思い浮かべる名古屋城は、 日本100名城の1つであり名古屋のシンボル的存在となっています。

名古屋 定番観光地

名古屋城 - 再建を待つ天守閣と、豪華絢爛によみがえった本丸御殿

名古屋城 歴史

日本三名城の1つとされる名古屋城は、徳川家康によって築城されました。 1614年に完成し、尾張徳川家藩主が歴代城主となったのです。

1942年には城郭として国宝第一号に指定された名城でした。 しかし、大変残念なことに第二次世界大戦末期の1945年5月14日、 アメリカ軍の名古屋大空襲により天守や本丸御殿は消失してしまったのです。

下記写真は、炎上する名古屋城の様子です。 多くの人命とともに、歴史ある文化財を焼き払った戦争に改めて強い憤りを感じます。

その後、二度と消失するような不幸がないように、 現在の鉄骨鉄筋コンクリートで天守が1959年に再建されました。

鉄骨鉄筋コンクリートと聞くと、日本のお城としてはかなり味気ない気がしますが、 大変美しい外観です。

しかし、姫路城などのように何百年の歴史とともに現代まで保存されている現存12天守とは全く異なります。 「お城」と思って天守内部に入ると、唖然とする風景が広がっているのです。

名古屋城 大天守内部

名古屋城天守は、まさに城の形をした博物館でしかなく、かなり違和感がありました。 内部はものすごく近代的で、エレベーターまであるのにはびっくり!

しかし、設備の老朽化や耐震強度の不足が判明し、現在 天守内には入ることはできなくなっています。 博物館として見学するのであれば興味深い展示物がたくさんあったので、ちょっと残念です。

天守の中は地下1階から7階まで見学できるようになっており、 愛知ゆかりの織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に関する展示、 当時の鎧兜、名刀、火縄銃、襖絵などを目の前で見ることができました。

名古屋城や城下町のジオラマです。当時の様子が目に浮かび、想像が膨らみます。

築城時の石垣を運ぶ人夫の様子が再現されていました。 実際にロープを引いて石を動かすこともでき、その重さや人夫たちの苦労を実感できる体験コーナーもありました。

庶民の暮らしがわかるような町の風景が再現されており、 タイムスリップしたような気分で通りを歩くのも面白かったです。

本屋、武具屋などが再現されており、内部を見ることができました。

当時の駕籠です。中に入り写真撮影するのも可能でした。

当時の食事内容がいろいろと食品サンプルで再現されており、興味深かったです。

最上階の7階は展望台になっていました。 名古屋市内を見渡すことができ、眺望を楽しめました。

そして、名古屋城といえば誰しもが思い浮かべる「金のしゃちほこ」。 天守閣に雄雌の2体が取り付けられています。

なんと、大きさは雄2.62m、雌2.57mもあり、重さは100kgほどあるのだとか。 そのレプリカを見て大きさを実感することもできました。

さて、名古屋では現天守を耐震改修するよりも、新たに総木造で復元し、 2022年の完成を目指す予定としているようですが… 現天守の解体や木造復元への道は難航しているそうです。

再建する場合は、エレベーターは設置せずに史実に忠実な復元を目指すようです。 計画実現して木造天守が完成したなら、ぜひ改めて見に行ってみたいと思います。

名古屋城 本丸御殿

名古屋城本丸御殿は、近世城郭御殿の最高傑作と呼ばれ、 豪華絢爛な書院造の建物でした。 1615年に建てられ、尾張藩主の住居、藩の政庁として使用されたそうです。

残念ながら、本丸御殿も1945年の空襲で焼失してしまいましたが、 2009年から史実の資料より忠実な復元工事が始まり、2018年に完成しました。

現在 本丸御殿は公開され、絢爛豪華な内部の障壁画や飾金具見ることができます。

400年の時を経て蘇った本丸御殿、そして今後楽しみな再建後の大天守。 名古屋城は今後も市民のシンボル、心の拠り所であると同時に、 重要な国内の観光ポイントだと思います。

徳川美術館 - 尾張徳川家の重要文化財を所蔵

徳川美術館では、御三家といわれた尾張徳川家に関わる重要文化財などを見ることができます。 国宝 源氏物語絵巻の他、尾張徳川家伝来の大名道具などが数多く展示されており、見所多いです。

徳川美術館の駐車場は17台ほどしか置けないのですが、無料です! 開館時間より少し前に到着したので、利用することができました。

徳川美術館 黒門は、かつての尾張徳川家 名古屋別邸の表門です。 戦災を免れた風格ある門で、そこを通り敷地内に入りました。

1935年にオープンした徳川美術館は、歴史ある私立美術館で、 大名家伝来の家宝を日本最大規模で展示しています。

1987年には名古屋城がモチーフとなった白壁と緑屋根の新館がオープンしました。

更に徳川美術館の魅力は、北側に隣接して徳川園があることです。 広々とした日本庭園内には龍仙湖があります。 四季を楽しむことができる木々や花が植えられ、自然豊かな憩いの空間が広がっています。

徳川美術館では、徳川家、織田信長、豊臣秀吉や千利休、足利義満など歴史上の人物に関わる 武具・刀剣・茶道具など数多い大名家伝来家宝のコレクションを見ることができ 充実した時間を過ごすことができました。

トヨタ産業技術記念館 - 繊維機械と自動車の発展とトヨタの歴史

愛知県といえば、誰しもが思い浮かべるトヨタ自動車。 世界のトヨタとして日本が誇るトヨタグループが作ったのが、 トヨタ産業技術記念館です。

トヨタ産業技術記念館は、「繊維機械館」と「自動車館」で構成されています。

自動車で世界に名を知らしめるトヨタの博物館内に なぜ繊維機械館?と不思議に思ったのですが、 トヨタグループの歴史は自動織機の発明から始まったのですね。

繊維機械館

トヨタ産業技術記念館は、1918年に設立された紡織工場の赤レンガ造りの建物をそのまま利用し、 1994年に開館しました。 広大な敷地の中、改良発展してきた貴重な機械などを展示しています。

紡ぐ、織ることに関する道具や機械を年代を追って紹介しています。

スタッフによる実演コーナーなどもあり、興味を引きます。

自動車館

創業期から現在までの開発技術の進歩、各時代を代表するトヨタ車などが展示されています。 トヨタの技術の変遷がよくわかります。

初期は、木型に合わせて鉄板を叩き車のパーツを作っていたようです。

コンピュータ制御による最新の機械、開発技術のコーナーなども見ることができます。

ちょっと面白いのは、パートナーロボットによるバイオリン演奏です。 時間が決まっているので、要チェックです。

名古屋クラウンホテル - 都心の天然温泉

宿泊したのは、名古屋クラウンホテルです。 このホテルでは、天然温泉「三蔵温泉」でゆっくりと寛ぐことができます。

室内は清潔で、ふわふわベッド。

そして、お楽しみの朝食は和食中心で、 名古屋名物の味噌カツ、根菜類や練り物たっぷりの味噌煮など 名古屋めしバイキングも含めて盛りだくさん♪

以前は、名古屋クラウンホテルの目の前に劇団四季の入った新名古屋ミュージカル劇場があったので、 ミュージカルファンにとっては更に魅力的なホテルでした。(現在、劇団四季劇場は名古屋駅近くにあります)

オペラ座の怪人を千秋楽前日に見に行きました。 上演中の感動はもちろんのこと、ロビーに展示されたサンクス メッセージ、 10回を超える出演者のカーテンコールなど、素晴らしい思い出となりました。

ホテルから劇場は少し遠くなってしまいましたが、 名古屋クラウンホテルは名古屋の中心にあり、観光スポットへのアクセスが大変良いホテルです。 しかも、大変リーズナブルなお値段で宿泊できます。

ホテルから、最寄りの伏見駅まで数分歩き、 地下鉄を利用すると名古屋駅までは10分少々で行くことができます。

ひつまぶし - 名古屋で必ず食べたい!

美味しいひつまぶしを食べたい~♪ 名古屋に行ったなら、絶対に外すことはできません!

普段の外食と比べると贅沢なお値段だったけど、 せっかくですもの!しっかりと食べてきました!

結構な量があるかな…と思ったけど、 外側はこんがりとカリカリ 中はふわふわで、とーっても美味しかったです♪

1泊2日で、観光時間は実質1日でしたが、 観光場所を絞り、歴史や文化にじっくりと触れることができました。

愛知県には他にも魅力的な観光地がたくさんあるので、 また訪れたいと思っています。 新しい名古屋城もぜひ見てみたいです。

名古屋駅周辺の、観光マップ

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